岩手と秋田の県境に近い和賀に伝わっている神楽です。みちのく民族村の古民家で開催されました。
女人禁制のお寺に、どうしてもお詣りしたいと行った女性が、禁を破ったため蛇になってしまう。そこに訪れた僧侶(山伏)が、念ずる功徳の法力により成仏させる。「鐘巻」。
お芝居のようなものもあり、神楽もいろいろなのだなと。
和賀は山なので、山伏が修行をしたのでしょう。演目の中には、法印の資格のある者しか踊ることができないというのも、ありました。この場合の法印とは、仏教の最上位という意味でしょうか。山伏・・・そそられます(笑)。
四隅に結界をめぐらせ、四方に足を踏む踊りの所作は、悪霊を踏みつけるものだそうです。踊りにはそのような由来があることを確認できたのも、よかったです。
本来秋風が吹いている時期なのに、この日は残暑厳しく、踊っている方達は、大変だったと思います。事情ですべては拝見できませんでしたが、眼福でした。それに生の笛やホラ貝、歌(っていうのかな)も身にしみました。
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