書評を書いてくださったのは、月島晴海さん。
拓が前の学校でいじめられていたことから逃げたくて、母の再婚に賛成した。その結果もっとやっかいなことにまきこまれ、次から次いへと襲い来る難題に、主人公拓は元気を回復していく。という見方をしてくださいました。
いじめ問題に限らず、大抵の悩みは視野が狭くなることによって、事態が深刻化します。解決してみると、なであんなに悩んでいたんだろう、と思うことがよくあります。本書は「つくも神」の出現によって、半ば強制的に視野を広げられ、強さを回復する拓の物語と読めます。
「季節風」今月は、大会推薦作品も掲載されています。これら、編集者さんの目にとまって書籍化してほしいレベルのおもしろさでした!
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