『オンチの葉っぱ ららららら♪』が来週発売になります。
それにあたって、この本をどうして書いたかということを、お伝えしたいと思います。
実はわたしはオンチです。かつては、音楽の時間にひとりずつ歌うテストがありましたが(今はどうなのでしょう)、苦痛でした。カラオケが流行ってからも、つきあいで行かないわけにもいかず、苦痛でした。
今はもう、私はオンチなのでと大きな声で言えますが、子どものころは……。
そんな子どもの頃のわたしに向けて書いたといってもいいかもしれません。
そんな私でも、歌が嫌いかというと、そんなことはありません。今でも調子はずれな歌を家では、ひとりで歌っています。
オンチの葉っぱ ららららら♪ は、苦手なことも、ららららら♪
という気持ちをこめたタイトルです。
だれにでも苦手なことはある。でも、何かすごく好きなこと、得意なことがあるかもしれない。そんな気持ちを伝えたくて、書きました。
オンチという言葉を使わずに書くことも考えました。でも、私はこの言葉から目をそらしたくなかったのです。
考えてみると、私は加えて、方向オンチでもあります。
運動は? 走るのは速かったけど、他のボール競技はもたもたしてばかり。
それでも、こうして社会の中で生きていけているのですから!
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