fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

『なすこちゃんとねずみくん』堀米薫作・こがしわかおり絵(新日本出版社

2024年01月16日 | 本の紹介
          

 宮城県在住作家堀米薫さんの新刊絵本です。

 『はくさいぼうやとねずみくん』で、はくさいぼうやと出会ったねずみくん。白菜は冬の野菜。今度は夏の野菜、ナス、なすこちゃんと出会います。
 なすこちゃんは、歌がじょうず。
 命の賛歌。
 畑に生きる生き物達を毎日見て暮らしてらっしゃる堀米さんだからこその絵本。
 実際に土を触っている方だからこその絵本です。
 お話の種は、きっとまだまだあることでしょう。
 
 岩手の家の小屋にも、ねずみくんがいましたよ。正直、お米をねらってくるので・・・でしたが。
 実感として知ってるかどうか。書き手にとっては重要なことです。

 こがしわかおりさんの絵が、優しくて、あたたかくて、とにかくいい。ブックデザインは? と思ってみたら、ブックデザインもこがしわさんでした。さすが! 

どんど焼~左義長~塞ノ神

2024年01月15日 | 日記
 小正月の行事、どんど焼きが近くに神社でありました。

 風が強くて中止になってもおかしくないくらいでしたが、事前の消防署の方が回りに放水をし、無事に行われました。
 御神酒、米、塩をお供えし、最初にそれをやぐらに撒き、二礼二拍手一礼。そして点火。
 火はいい。いつも思います。



 お正月も尊いけど、小正月もいい。うちはやらないけど、餅花を作ったり。人の暮らしが動きだす感じがします。

 以前は、依頼された原稿や仕事は断らないと決めていました。
 でも、さすがに、無理と、昨日も所属している俳句雑誌の原稿を、「すみません」しました。断る→もう依頼されないかも→寂しい。という流れが頭に浮かびましたが、どう考えても今ある仕事をしっかりやらねばなりません。本当に申し訳ありません(ここ、編集の方見てるかどうか? ですが)。

スカイツリー~そして、本読み

2024年01月14日 | 日記
           

 我が家から、ではありませんが、近くのバイパス道路からスカイツリーが見えることがわかりました。拡大しています。

 来月初めまで、本を読みまくらなくてはなりません。がんばる。
 読むだけじゃなく、感想もちゃんと言語化しなくては。

第二次世界大戦の死者数

2024年01月13日 | 日記
 第二次世界大戦での日本の死者数は300万人を超えています。(一瞬でということではなく、10年かかってですが。広島は一瞬で35万人)
 
 ふと検索して、愕然となりましたし、改めてお伝えしたいと思いました。
 その死者の中に私の伯父もいます。

 ウクライナでは?
 ガザ地区やイスラエルでは? 

 今能登で起きているのは天災。戦争は、人災です。止めることができるはず。

 なお、東日本大震災の死者数は、2万人以上。

 私は数字を覚えるのが苦手なので、よくあれ、東日本大震災では何人が亡くなったんだっけ? と調べます。きょうは、その記録ですが、皆さんにもお伝えしたいと思いました。


政治家のすべきことは?

2024年01月12日 | 日記
 能登の地震の後、いろいろな情報がXに流れてきます。
 中に、自民党の政治家が、街頭募金をしているのが複数。しかも、そこに15万プラスアルファのお金が集まりました。大切に~とあり、なぬ? 
 15万どころか、桁が違うお金が問題になっている政界。
 高級もらってるんだから、100万くらいぽんと自腹で寄付していただきたい。いや、もっと?
 大谷選手や芸能人がけた違いの寄付を表明しているときに、政治家はなんなのか。
 街頭に立つパフォーマンスではなく、被災した方を支援する方法を整える、被災地を復興するのが政治家の仕事でしょう。



この数日は、政治家の街頭募金のニュースは見ません。さすがに批判を受けて、やめたのでしょう。
 国立博物館のクラウドファンディングも、政治家の皆さんからお金集めたら? と思います。
 

 

枯葎(かれむぐら)

2024年01月11日 | 日記
        

 梅の木に、カラスウリが巻き付き、そのまま枯れています。
 このように枯れた蔓を「枯葎(かれむぐら)」といいます。好きな言葉の一つ。これという俳句は作ってませんが。カラスウリだけじゃなく、ヘクソカズラなんかも枯れてます。

 言葉がなければ、殺伐とした景色だけど「枯葎」という言葉があると、いい感じ。と思うのは私だけ? 

原稿の行先

2024年01月10日 | 日記
 昨年、原稿を読んでいただき、その後ご指摘を受け改稿し、それに対するお返事をいただきました。すでにこちらからは、本を出していただいている出版社さんです。
 改稿によって、とてもよくなったけど、新たな問題も見えてきた。
 そのご指摘、確かにでした。
 でもそれを受けて改稿するのは、心身ともに大変なこと。今年の予定の中では、無理と判断し、取り下げをお願いし、快くご了解いただきました。しかも、もし他社さんに読んでいただく機会があったら~という問いにも、原稿は作者のものです。というお返事に頭が下がるばかりです。
 最優先は、こちらの編集者さんなのですが、もし改稿して編集者さんがOKと思っても、その先にまだ、何段階かハードルがあります。その出版社さんが最近出した本を読んで、自分の作品は求められる傾向とは違うのではと感じてしまったり。
 これまでも、某社でだめだったものを他社さんから出したというのは、何作もあります。
 そこの見極めはとても難しいです。義理と恩という言葉も頭に思い浮かぶわけで・・。

 とにかく、今回の原稿はいったん寝かせ、気力のあるときにもう一度読んで、どうするか考えたいと思います。

万両
 

『みちのく山のゆなな』新しい年の章

2024年01月09日 | 自作紹介
昨年出た『みちのく山のゆなな』は、山神の娘ゆななの物語ですが、新年に、父と山神、そして海神へあいさつに回る部分があります。

    

 東の海神は、10年前のあの震災のことを忘れることができずにいます。
 ゆななは、東の海に起きた悲しい出来事を初めて知ります。
 そして、山に帰ってからため息をつきます。山神がため息をつくと、山の木が1本枯れてしまいます。
 そして、ゆななはその日から飛ぶことができなくなってしまいます。

 ふるやまたくさんが描いてくださった、海神のシーン、圧巻でした。
 ゆななが、ひとつ成長することができるこの物語、ぜひお読みいただけたらと思います。

 能登の海にも神様がいて、つらい気持ちになっているのではないでしょうか。
 これから、一年でもっとも寒い時期。せつないです。

富士山

2024年01月08日 | 自然観察


昨年まで、今の時期、朝日が昇るのが見えました。でも空き地だった東側に家が建ち、見えません。こちらが、2022年の家から見えた朝日。赤をクリックすると過去記事に飛びます。
 うちから富士山は見えませんが、散歩途中にはスポットがあります。
 この写真は、夫が撮ってきました。あと何日かでダイヤモンド富士になるらしいです。
 毎年写真撮りに来ている方と一年ぶりに会ったとか笑。

 そのスポットの一つも、大型マンションができて、半分くらいしか見えなくなったところがあります。
 富士見町という地名はあちこちにありますよね。かつては、都心からも見えたのでしょう。

 富士山、朝日、夕日。どんなバーチャルも本物にはかないません。今は・・。いつかバーチャルが本物を超える感動をくれることがあるのでしょうか・・。
 

2023年10句

2024年01月07日 | 俳句
           

 2023年「童子」に発表した俳句から、10句選びました。
 背景とかあると、よく見えますね。

 俳句を始めたのが、1993年でした。丸30年経ったわけです。
 毎月投句締め切り直前 にやっと作っている状態です。
 吟行したいです。じゃあ、行けばいいと思うでしょう。これ、メンバーが大事なんです。
 山歩きと同様、若くて元気があるとき、やっておいてよかった。
 今毎月5句作って所属結社に投句するだけ。その結社で毎月一つの通信句会の幹事。児童文学仲間かわせみ句会を主宰、桜花会の指導。と書けば、まあまあがんばってるかな。
 来月行われる児童文学の座談会(2023年を振り返る的な)では、今回詩歌も取り上げるということで、俳句担当で出ます(そのための本読み、結構大変)。
 今年は、俳句絵本も2冊出版予定(春夏秋冬4冊シリーズの春夏)。来年もそれとは別に1冊出ます。現在画家さんががんばって絵を描いてくださってるはず。俳句は夏炉冬扇。つまり役にはたたないものと芭蕉は言ってますが、私の場合、役に立ってる。ありがたいです。

それにしても、北陸の避難所の様子が、東日本大震災から進歩してなくて、愕然とします。
 大阪万博はやめて、復興にお金を回してはという意見にうなずいてしまいますが、対外的(海外)には、違約金的なのが発生するのでしょうか。万博を開催するという時点で、過去の成功しか頭になかった。今はもうそんな時代じゃないと、頭を切り換えられなかったのだと思います。
 
 本の世界も変わってきています。アップデートが必要。
 

龍が出てくる作品

2024年01月06日 | 自作紹介
 自分の本で龍が出てくるのが、2冊あります。

 昨年出た『みちのく山のゆなな』。「じじばば岩」の中で。子供のいない老夫婦が拾って育てたのは、龍の子だったという岩手県北上市に伝わる民話をベースにしています。
      
 イラストは、ふるやまたくさん。

同じ国土社から一昨年でた、パステルショートストーリー『友だちの木』の短編の一つ、「紙飛行機」。イラストはaoさんです。

     

 龍に乗って、男の子が、お父さんに会いにいきます(両親は離婚してて、新しいおとうさんになじめていない)。でも、そこには・・。

         
       


 どちらの本も、お勧めです。パステルショートストーリー、まだ今年もシリーズ続きそうです。よろしくお願いいたします。

梅が咲きだしています

2024年01月05日 | 自然観察
      
 紅梅。1、2輪咲いていました。

 そして、   

 蝋梅。遠目には気づきませんが、香りがします。

 つらいニュースが多いので、ほっとします。
 これは、七福神詣での一つ、寿老人のお寺。健康で長生きできますよう、お参りしてきました。まあ、長生きはほどほどでいいけど、健康ではいたいですね。

日常を送ることができる幸せ

2024年01月04日 | 日記


 俳句関係・児童文学関係の能登の知り合い、実家があちらという知人達、どうしてらっしゃるかと思いつつ、連絡をとるのはためらわれ、ただ祈っています。

311を思い出してしまう日々です。
 私は直接の被災者じゃないのに、こうなのだから、被災された方はなおさらだと思います。
 Xで流れてくる内容に、苦しくなることも。なんだろう、女性を襲う人が出てくるとか、火事場泥棒がこういうときは真っ先に動くから気をつけてとか。確かにそうなんだろうと思いつつ。99パーセントがそういう人じゃなくても、一人でもいると被害者が出るわけですからね。やるせないです。
 
 わずかですが、ふるさと納税を利用して募金をしました。
 日赤が準備中とのことなので、いずれそちらからもと思っています。ふるさと納税は、輪島市とか〇〇市と、ピンポイントなので。すぐに寄付を集め出した団体、よく読むと北陸の災害支援への寄付を予定しています。と書いてあったりして、うーん、となりました。
 311のときは、街頭の募金とか、お店募金箱に入れるくらい。街頭募金も、ちらっとほんとに支援に使ってくれる? ときいう思いがよぎって、知ってる方がやっているものにしました。大きなお店は大丈夫だと思います。
 あとは、岩手の市役所で支援物資を募集していたので、新しいバスタオル・タオルなど(いただきものが押し入れにいっぱいあった)を持っていきました。絵本を集めていた団体さんへも持っていきました。今回の災害では、そういった個人からの物資は受け付けてないそうです。

 3年間やったみちのく童話賞の会計をまとめていて、つくづく思ったのですが、お金は大事。
 協賛をしてくださった企業・団体・個人の方がいらしたからできたことです。その方たちへのご恩は忘れません。
 その方たちが何かを求めているときは、お返ししたいですし、ご恩送りという形でも。
 本当にありがとうございました!! 

「ちゃぐりん」2月号にショートストーリーを掲載

2024年01月03日 | 自作紹介
 元旦の地震、そして昨日の飛行機事故。新年、辛いニュースが続いています。海保の飛行機は北陸へ支援物資を運ぶためだったというのも、辛い。

さて。農協の子供向け雑誌「ちゃぐりん」2月号にショートストーリーを書きました。見開き2ページです。

 これが元旦に届いて、驚きました。

     
「またねっ」という作品です。

 2月号ということで、冬の終わり的な物語がいいかなと思いました。
       

 イラストは鈴木びんこさん。以前もこの雑誌でイラストをお願いしたことがあります。

     

 寒い時期のぴんと張りつめた空気感と、白鳥や少女たちのしなやかさを描いていただき、さすが! です。

 こちらは書店では購入できませんが、家の光協会のHPからお申込みいただけます。農協の会社なので、他の記事は「食」にまつわるものがびっしり。小学生向けなのでとても読みやすいです。ぜひご覧ください。最新号の紹介とお申し込みはこちら。から 赤をクリックするとサイトへ飛びます。

「ちゃぐりん」さんからの原稿、最初のご依頼は、このブログのメッセージにいただきました。ありがとうございます。
 子供向け雑誌って、あまりないですよね。貴重だと思います。

 

お見舞いを申し上げます。(能登地方・地震)

2024年01月02日 | 日記
 能登地方の地震、避難がされている方達が心配です。この寒い時期に・・。支援物資が行き渡ることを願います。
 これから被害の詳細がどんどん明らかになるでしょう。
 困るのが、Xで流れてくる救助要請のポストの真偽がはっきりしないことです。
 311のときは、Xでこの情報が拡散され、助かった方がいました。でも今フェイク画像やいたずらが、当時より格段に多くなっているという情報も流れてきて・・。数件救助要請をリポストしたのですが、その後はやめています。リポストした方の一人は、救助されましたともそのご投稿しているのでよかったのですが。

 お正月で帰省していたかた、旅行されてた方もいらっしゃるでしょう。そういう情報もこれから、出てくると思います。
 どうか、無事にご自宅に戻ることができますよう。

 311をどうしても思い出してしまいます。

          

 災害用の物資の見直しも必要ですね。あー、うちはすぐに取り出せないところにある・・。
 地震がこれほど多い国に、原発はやはりNOです。