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◎2013年11月9日(土)
無料駐車場(6:46)……茨倉山西尾根取付き(7:28)……1413m標高点(8:49~8:59)……茨倉山(9:19~9:28)……大畑山(9:38)……赤倉山(10:05)……半月道(10:53)……深沢大滝(11:10~11:27)……半月道復帰(11:30)……林道起点(11:57~12:04)……無料駐車場(12:38)
先日、赤倉山を歩いた記事をアップした後に、ちょっとした誤解と思い込みがあった。それは、いただいたコメントに関するものだ。当日、歩いた尾根は赤倉山の北西尾根(バラクラ沢<左岸>尾根)だったのだが、末端から歩く「予定」でいたのが、気づかずに通り過ぎてしまい、バラクラ沢側から取り付くことになってしまった。これはこれでもう終わりにしていいルートだ。次は茨倉山の西尾根(今日歩いた尾根=バラクラ沢<右岸>尾根)を歩くつもりでいた。つまり、自分では、時制的に、今日の「右岸」尾根歩きが「予定」であったわけで、ぶなじろうさんコメントへの返信でもその旨も記した。ところが、足尾のRRさんから2回目にいただいたコメントには「予定尾根は試練が待ち構えている」とあった。てっきり、こっちの(今日の)「右岸」尾根のことかと思い込んでしまった。1回目にいただいたコメントに「バラクラ沢<右岸>尾根は終始急斜面の単調な尾根」とアドバイスがあったにもかかわらずだ。冷静にコメントを拝見すれば、前回の予定であった「左岸」尾根の末端から取り付いていたら「試練」であるということを理解してもいいものだ。
この、「右岸尾根=試練尾根」の思い込みはずっと続き、今日、歩いている途中でようやく気付く始末であった。何ともはやの話である。試練なら試練でもいい。途中で戻るか、バラクラ沢に逃げればいい。ただ、一人では心細く、前夜になってハイトスさんにお誘いメールをしたが、山梨の道の駅でお休み中であった。ハイトスさんには失礼なことだが、一人で試練を受けるよりは、巻き込んで二人でと思ったのだが…。これはちょっとばかり姑息なお誘い。試練は一人で謙虚にかつ厳しく受けるしかないわけだ。
本日の予定は、このバラクラ沢右岸尾根から、とりあえず茨倉山に登り、その先は半月山方面に向かい、利根倉沢と足倉沢の中間尾根を下るというもの。試練がきつくて、右岸尾根撤退の場合は、この両沢の中間尾根を上りに使ってみよう。中間尾根のことはまったく分からない。深く観察したこともない。両方ともダメなら、戻って移動して、いまだ果たせずの深沢大滝見物となるだろう。赤倉山の下も、大分紅葉が出てきた頃と思われる。それもまたそれでいい。それにしても、地形図を見る限り、この右岸尾根、崖マークをいくつかかすめるが、極めて単調っぽい。いったい、どこに試練があるのだろう。等高線も密になっているところはないのだが…。
(無料駐車場から朝焼けの中倉山)
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暗示なのか知らないが、無料駐車場に何も考えずに入れてしまった。どうも、赤倉山まで戻り気味に歩く結果になりそうな感じがしている。駐車場のモミジは真っ赤。やはり、紅葉ラインも標高1000mを切ったのではあるまいか。親水公園には車が2台。相変わらず、強者の方がいらっしゃる。今日も寒い。中倉山が陽に照ってなかなかいい感じ。紅葉を眺めながら歩く。だが、松木沢林道分岐から先は色づきがない。この辺は最初からないのかもしれない。
(先日の「予定」尾根)
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前回の取り付き予定ポイントをまじまじと見る。何回か観察はしているが、ザレてはいるものの、何とか行けそうな気がする。ただ、先日、これに途中から合流した際、下を覗くと、何となく険悪そうに見えてはいた。これが試練の連続とは、この時点ではまだ気づいていない。
(ここからバラクラ沢に作業道が入り込む。左を行き、尾根に取り付く)
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(すぐに小ピークが見えてくる)
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(こんな踏み跡が続いていた)
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バラクラ沢に到着。作業道の左手に尾根への入口がある。いよいよ苦行が始まるかと気を引き締めたりなんかして。取りあえずオシッコ。緊張の塊が出た。少し行くと、右にフェンス。直進は問題なし。かつて緑化のエリアだったのか、巣箱が木に括られていたりしている。正面に尾根の末端部。取り付きはやや急。どこもこんなものだろう。裸地から草地になる。立木は乏しく、草につかまっての登り。草の中に、シカ道がずっと通っている。目の前の小ピークを登りきる。下を見ると、裾が見えなかった。右手に先日の左岸尾根の眺め。こちらよりもやけに急に見えている。右の急斜面下にバラクラ沢の堰堤。随分と下になり、先は深くなっている。苦難に遭って、沢に逃げるのは難しそうだ。ここから見る限り、バラクラ沢はこの先で二股になり、右股はさらに分岐しているように見える。
(どう見ても交差点)
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(登って来た尾根を振り返る)
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小ピークがいくつか続く。裸地の鞍部を通過。十字路のようになっていて、左右に踏み跡が通っている。右は沢に下っているのであろう。この先で苦慮したら、ここに戻ればいいか。これは人間の跡なのだろうか、どうもよく分からない。人工物を見たのは石柱1本と塩ビの赤い杭だけ。次のピークに向かう。左側はザレている。振り返ると、石塔尾根と中倉山の威圧感。なかなかのものだ。時折、濃い獣の臭いが立ち込める。だが、試練はなかなかやってこない。山頂直下まで行って、強烈な跳ね返しの試練だったらたまったものではない。
(先日歩いた左岸尾根。尖がりが1413mピークだろう)
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(中倉山には威圧感と存在感がある。沢入山とオロ山はかすんでしまう、石塔尾根のせいだろう。末端から登るのも乙なものだが敢えてお薦めはしない)
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(皇海山をアップで)
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この先も、淡々とした登りが続く。さほどの急斜面でもない。ヤブ系の尾根であることは確かだ。木はまばらなため展望はいい。社山の南尾根、南東尾根の様子もしかと見えている。皇海山も見えている。地形図左の崖マーク部分も視界には入らない。この先も、危ういところがあるようにはどうも思えない。休憩を入れ、左岸尾根を眺める。赤倉山の手前ピークも見えている。ここで、はたと気づいた。RRさんの試練の連続とは、左岸尾根末端のことを指していたのではないのか。そうすれば、すべてが解消する。何だ、そういうことか…。緊張しながら歩いていたが、思い込みのバカみたいだった。
(ところどころにこんなスポットがある)
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(社山は間近)
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(ただ、石を積んだだけだが)
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そうと納得すれば、気分もいささか違ってくる。ここはネットで歩いた記録すら見たこともない尾根である。ケルンを積んでみたりする。ところで、話は違うが、RRさんもこんな冴えない尾根までつぶさに歩いていたとは驚きだ。最近、みー猫さんの記事コメントを見て知ったことだが、中倉山の山名板、消えたり現れたりしていたが、そのメンテナンスをしていたのがRRさんとは知りもしなかった。RRさんのことだ。北側に飛んで行った山名板でも軽々と回収されるのであろう。こちらはそんな事情も知らずに「山名板は飛ばされてなくなっていた」で簡単に済ませている。恐れ入る方だ。
この右岸尾根、ところどころに裸地があって、その大方が平地になっているので、休憩スポットにはいい。社山の眺めはよく、社山南東尾根の東斜面の下に紅葉が残っているのが正面に見えている。そろそろ1200mを超えた。地形図的には危険個所はもうない。先に見えているピークが1413mだろうか。シカが1頭、左から右に駆けて行った。
(1413m標高点から茨倉山手前ピーク)
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次第に灌木が多くなり、やや急になる。ここは木につかまって登れるので苦ではない。左から尾根が加わり、1413m標高点に到着した。もうこの辺に来ると、赤倉山の延長の景色になっている。休憩。寒い。微風ながらもひんやりとしている。天気はどうもパッとしない。いつ雨になってもおかしくない感じ。もう秋も深まっているんだなぁ。周囲は晩秋の情景だ。思い込みの、とんだ試練尾根だった。なかなか渋くて安心して歩ける尾根じゃないか。変化が少しばかりあってもよかったが。危険個所がまったくなしというのが、少しばかり残念でもある。これに比べると、左岸尾根にはガレたところもあった。これに末端を加えれば、試練というわけだ。
(足倉沢の崩壊地)
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(中間尾根が見えている)
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右手、バラクラ沢からの小尾根もここで合流する。尾根は左寄りにカーブして直進する。なだらかな歩きになった。地に這ったササも出てくる。左手には足倉沢の崩壊地も見えている。ここで、本日予定の下り尾根(足倉沢と利根倉沢の中間尾根)を観察する。上部は至ってなだらか。下部は急。RRさん情報によれば、石塔尾根風とのことではあったが、ここからでは、下部の急斜面には、白い部分があるように見える。ザレ場か?ススキか? しかも、尾根は細そうだ。う~ん、考えてしまった。それ以上に気になるのが、下りきっての両沢との出会いだ。うまく林道に上がれればいいが。ここは冒険はせず、いつの日か、上りで歩いてみよう。もしくは、みー猫さんあたりにでも偵察歩きをしていただこうか。となると、自動的に、赤倉山に出て、大滝の見物となる。そんなパターンになるような気がしていたから、無料駐車場の方に車を置いた。
(茨倉山山頂)
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ササの丈が高くなり、尾根幅は狭くなって、尾根型に導かれるままに登り詰めると茨倉山・1514mに着いた。先日来た際に気になっていた尾根を、ここで一つつぶした。これだけでも満足だ。足尾の未踏尾根をコツコツとつぶして歩くのもまたいい趣向だと思っている。こんなにすぐに再訪するとは思いもしなかったため、山名板の用意はしていなかった。悔やまれる。2本目のタバコを吸う。ついでの余談。今、ケントの9ミリを吸っているが、最近、フィルターの形態が変わると同時に味も変わった。まずくなった。以前、長年吸っていたショートホープに切り替えた。さらにまずく感じた。ピースにしても同じ。結局、ケントに戻った。しばらく我慢して吸っていたら、もう慣れてしまった。健康診断にひっかかっているのも喫煙のせいだろう。腫瘍マーカーの基準値超えも、結局のところ、どこにも異常がなく、ていのよい経過観察で終わってしまった。喫煙から来ていることは確かだと思っている。いつまで吸っていられるものやら…。しかし、50歳過ぎての禁煙は身体に変調を来してよろしくないと記された本も読んでしまっている。吸えなくなったら、それでお終りにすればいい。自分の父親のように、物忘れがタバコの吸い忘れにまでつながって禁煙に至った例もある。
(ついこの間は錦繍状態だったのに、もう晩秋の景色になってしまった)
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横道に逸れたが、赤倉山に向けて歩き出す。別に赤倉山まで行く必要もない。途中の尾根から適当に東に下ればいいだけのことではあるが、久しぶりに赤倉山から南東に下る尾根を辿ってみたくなった。滝位置にも近い。これがポピュラーなコースになっているのだろうか。ポピュラーとはいえ、だれも歩いていない。先日、自分が歩いて以来、だれか歩いた方がいるのだろうか。先日お会いしたRRさんですら、体調不良とはいえ、ここを歩いて下ったとは思えない。
(定番風景その1)
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(定番風景その2)
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(赤倉山山頂)
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大畑山・1446mを通過し、ほどなく赤倉山に着いた。途中の光景、色づきはすっかりと消えていた。むしろ、茶色の風景。あの時が最盛期だったのではあるまいか。赤倉山では三角点を確認しただけで素通り。コンパスをセットして南東に下る。ここでの注意点は、1350m先で分岐する尾根を南に下らないこと。そして、古道の半月道が近づいたら、左側の沢筋に下ること。そうしないと、滝見の際にかなり戻ることになってしまう。
(南東に下る)
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(右下に覗く紅葉はきれいなようだ)
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ヤブがかなり密になっていた。遠目でも踏み跡が分からないくらいだ。ただ、ササの下の踏み跡はしっかりしているので、ゆっくりと踏み跡を確認しながら下れば問題はない。テープ類もない。陽が出てきたせいか、下って行くと、紅葉も濃くなってきている。ちらちら見える下の方がかなり色づいている。予想通りといったところだ。
(こんなのを見てから、時間がかかるようになってしまった)
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なかなかの急斜面だ。枯葉に滑って転んだ。勢い歩きはできない。テープを見かけた。次々に現れる。うっとうしくなるも、おかげさまで尾根分岐では迷わずに左にルートを取れた。そのまま直進して877mに出る歩きをする方はいないのだろうか。一番最初に赤倉山に行った時はそのルートだった。紅葉がきれいで、時間をとられてしまう。
(紅葉もさらに広がる。うるさいくらいであった)
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ヒノキの植林に入ってまた分岐。ここも左。テープ有りの定番コースといったところだ。真新しい巨大なフンがあった。この辺、いそうだな。歩くハイカーも少ないし。左手の沢が近づき、そろそろ沢に下りようかと足を向けた。その時、沢の方から、この世のものとは思えない、奇態な鳴き声が聞こえた。近くにいる。スズを鳴らした。まだ鳴いている。高音だ。目を凝らしても姿は見えない。犬とブタとカケスを混ぜ合わせたような鳴き声。たとえの動物は違うが、ぶなじろうさんが2回ほど聞いたのもこんな音色だったのだろうかと思った。複雑めいてはいるが、よく聞いていると、きわめて単調で一本調子。ウォーとかバフバフとかといったものではない。言葉での表記は難しいが、強いて記せば、ンギャギャギャギャッ、ンギャギャギャギャッ…といったところだろうか。ソプラノというよりも、声を枯らしたテノール。背筋がぞっとした。そーっと尾根に戻って下る。ブタ顔のダチョウの化け物みたいのが追いかけて来そうな感じになってしまった。
(半月道に出る。気分的にモミジをこよなく愛でている状態ではなかった。すぐに右下の沢に下りる)
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(また、こんなのが目に入ってしまった)
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作業道に出た。鳴き声はまだ聞こえてくる。今度はカッカッカッ…に変わった。あれは笑いか。滝見どころではないが、滝見が目的で下りて来た。面妖な化け物は近くに潜んでいる。古道をストレートに行くのはやばそうだ。音が消えるだろうと、古道下の沢に下り、沢伝いに観測所に出た。もう聞こえなくなった。あれはいったい何の鳴き声だったのだろうか。物の怪か? 威嚇というよりもむしろ騒いでいる感じであった。おかげさまで、大分下に出てしまった。
(ここから深沢に向けて下る)
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(ようやく見えました)
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(沢筋の紅葉は絶品だ)
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(滝壺から)
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振り返りながら、半月道を上った。右手に注意した。テープがあった。その先に踏み跡が続いていた。これか。何だ、それほどの急斜面でもないじゃないか。瀑泉さんのおっしゃるとおりである。目印は上りの方向きに設えてある。下って来る方には見逃しか、なんて言い訳の気分。辿ってみた。平らなスポットに出た。ようやく深沢大滝に巡り会えた。いい感じ。3段? 落差は25m~30m。情報は人それぞれだ。危なっかしく沢に下り、滝壺まで行ってみた。周囲の紅葉がきれいだ。モミジをバックに撮りたいが、それは無理な注文であった。ここでランチでもしたいところだが、ンギャギャギャギャッの存在がどうも気になって落ち着かない。さっきから振り返りばかりしている。ちょっとした物音にもびくついている。上に戻って見納めとし、そそくさと戻る。この滝、冬には氷瀑になるらしい。また来てみるか。雲竜渓谷や松木の氷瀑には行けないが、ここなら来られるだろう。
(古道歩き)
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(火の用心だらけ)
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(今日は難なく渡渉できた)
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急ぎ足で半月道を下る。500mほど歩いてゆっくり歩きに戻る。ブタ顔の物の怪もここまでは追って来ないだろう。古道周辺の色づきは次第に薄くなってきた。この辺はこれからかもしれない。それにしても「火の用事」の札がやたらとある道だ。過去に山火事でもあったのだろうか。左に堰堤が見えてきた。先日は、この堰堤に大量の水が溜まっていたが、今日はない。流木だらけ。渡渉ポイントも安心して渡れそうだ。やはり、いつもの水量に戻っていた。石伝いにあっけなく渡れた。
(林道から山の斜面)
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(車道から左の斜面。着実に生きているようだ)
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(駐車場に着いた)
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林道に上がる。軽トラが1台あるだけ。菓子パンをかじってランチとする。ぱらぱらと雨があたった。引き続きはなかったが、早々に雨になりそうだ。駐車場に向かう。昔の深沢地区の案内図版を見て驚いた。この林道は「県道中宮祠足尾線」になっている。つまり、半月道そのものが県道。これは生きているのだろうか。先日見かけたノラ猫4匹、気になって覗くと、2匹になっていた。残りの2匹はどうしたのだろうか。ハイカーの車に轢かれたとかでなければいいのだが…。駐車場に到着。一角にテント設営がされていた。看板があった。「秋の観察デー会場」と記されていた。明日か。
今日はこれから実家に用事がある。いつもと反対の日光方面に車を走らせる。一時的に霧雨になった。神子内の紅葉は盛りだった。峠を越えて日光。こちらは薄日がさしていた。ここ数日の情報では、東照宮近辺の紅葉がきれいらしい。相変わらず車が多い。
ようやく深沢大滝を見ることができた。未踏尾根も歩けた。今日はそれで十分だ。ここのところ立て続けに足尾通いになっている。本当は大芦川側の末端から地蔵岳、もしくはヒノキガター滝を見に行きたかったが、紅葉が見頃で、路肩に車も置けないだろう。また、秩父方面にも歩きたいところがいくつかある。いずれもそのままになっている。天気のいい日に代休をとって行くしかないか。
無料駐車場(6:46)……茨倉山西尾根取付き(7:28)……1413m標高点(8:49~8:59)……茨倉山(9:19~9:28)……大畑山(9:38)……赤倉山(10:05)……半月道(10:53)……深沢大滝(11:10~11:27)……半月道復帰(11:30)……林道起点(11:57~12:04)……無料駐車場(12:38)
先日、赤倉山を歩いた記事をアップした後に、ちょっとした誤解と思い込みがあった。それは、いただいたコメントに関するものだ。当日、歩いた尾根は赤倉山の北西尾根(バラクラ沢<左岸>尾根)だったのだが、末端から歩く「予定」でいたのが、気づかずに通り過ぎてしまい、バラクラ沢側から取り付くことになってしまった。これはこれでもう終わりにしていいルートだ。次は茨倉山の西尾根(今日歩いた尾根=バラクラ沢<右岸>尾根)を歩くつもりでいた。つまり、自分では、時制的に、今日の「右岸」尾根歩きが「予定」であったわけで、ぶなじろうさんコメントへの返信でもその旨も記した。ところが、足尾のRRさんから2回目にいただいたコメントには「予定尾根は試練が待ち構えている」とあった。てっきり、こっちの(今日の)「右岸」尾根のことかと思い込んでしまった。1回目にいただいたコメントに「バラクラ沢<右岸>尾根は終始急斜面の単調な尾根」とアドバイスがあったにもかかわらずだ。冷静にコメントを拝見すれば、前回の予定であった「左岸」尾根の末端から取り付いていたら「試練」であるということを理解してもいいものだ。
この、「右岸尾根=試練尾根」の思い込みはずっと続き、今日、歩いている途中でようやく気付く始末であった。何ともはやの話である。試練なら試練でもいい。途中で戻るか、バラクラ沢に逃げればいい。ただ、一人では心細く、前夜になってハイトスさんにお誘いメールをしたが、山梨の道の駅でお休み中であった。ハイトスさんには失礼なことだが、一人で試練を受けるよりは、巻き込んで二人でと思ったのだが…。これはちょっとばかり姑息なお誘い。試練は一人で謙虚にかつ厳しく受けるしかないわけだ。
本日の予定は、このバラクラ沢右岸尾根から、とりあえず茨倉山に登り、その先は半月山方面に向かい、利根倉沢と足倉沢の中間尾根を下るというもの。試練がきつくて、右岸尾根撤退の場合は、この両沢の中間尾根を上りに使ってみよう。中間尾根のことはまったく分からない。深く観察したこともない。両方ともダメなら、戻って移動して、いまだ果たせずの深沢大滝見物となるだろう。赤倉山の下も、大分紅葉が出てきた頃と思われる。それもまたそれでいい。それにしても、地形図を見る限り、この右岸尾根、崖マークをいくつかかすめるが、極めて単調っぽい。いったい、どこに試練があるのだろう。等高線も密になっているところはないのだが…。
(無料駐車場から朝焼けの中倉山)
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暗示なのか知らないが、無料駐車場に何も考えずに入れてしまった。どうも、赤倉山まで戻り気味に歩く結果になりそうな感じがしている。駐車場のモミジは真っ赤。やはり、紅葉ラインも標高1000mを切ったのではあるまいか。親水公園には車が2台。相変わらず、強者の方がいらっしゃる。今日も寒い。中倉山が陽に照ってなかなかいい感じ。紅葉を眺めながら歩く。だが、松木沢林道分岐から先は色づきがない。この辺は最初からないのかもしれない。
(先日の「予定」尾根)
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前回の取り付き予定ポイントをまじまじと見る。何回か観察はしているが、ザレてはいるものの、何とか行けそうな気がする。ただ、先日、これに途中から合流した際、下を覗くと、何となく険悪そうに見えてはいた。これが試練の連続とは、この時点ではまだ気づいていない。
(ここからバラクラ沢に作業道が入り込む。左を行き、尾根に取り付く)
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(すぐに小ピークが見えてくる)
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(こんな踏み跡が続いていた)
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バラクラ沢に到着。作業道の左手に尾根への入口がある。いよいよ苦行が始まるかと気を引き締めたりなんかして。取りあえずオシッコ。緊張の塊が出た。少し行くと、右にフェンス。直進は問題なし。かつて緑化のエリアだったのか、巣箱が木に括られていたりしている。正面に尾根の末端部。取り付きはやや急。どこもこんなものだろう。裸地から草地になる。立木は乏しく、草につかまっての登り。草の中に、シカ道がずっと通っている。目の前の小ピークを登りきる。下を見ると、裾が見えなかった。右手に先日の左岸尾根の眺め。こちらよりもやけに急に見えている。右の急斜面下にバラクラ沢の堰堤。随分と下になり、先は深くなっている。苦難に遭って、沢に逃げるのは難しそうだ。ここから見る限り、バラクラ沢はこの先で二股になり、右股はさらに分岐しているように見える。
(どう見ても交差点)
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(登って来た尾根を振り返る)
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小ピークがいくつか続く。裸地の鞍部を通過。十字路のようになっていて、左右に踏み跡が通っている。右は沢に下っているのであろう。この先で苦慮したら、ここに戻ればいいか。これは人間の跡なのだろうか、どうもよく分からない。人工物を見たのは石柱1本と塩ビの赤い杭だけ。次のピークに向かう。左側はザレている。振り返ると、石塔尾根と中倉山の威圧感。なかなかのものだ。時折、濃い獣の臭いが立ち込める。だが、試練はなかなかやってこない。山頂直下まで行って、強烈な跳ね返しの試練だったらたまったものではない。
(先日歩いた左岸尾根。尖がりが1413mピークだろう)
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(中倉山には威圧感と存在感がある。沢入山とオロ山はかすんでしまう、石塔尾根のせいだろう。末端から登るのも乙なものだが敢えてお薦めはしない)
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(皇海山をアップで)
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この先も、淡々とした登りが続く。さほどの急斜面でもない。ヤブ系の尾根であることは確かだ。木はまばらなため展望はいい。社山の南尾根、南東尾根の様子もしかと見えている。皇海山も見えている。地形図左の崖マーク部分も視界には入らない。この先も、危ういところがあるようにはどうも思えない。休憩を入れ、左岸尾根を眺める。赤倉山の手前ピークも見えている。ここで、はたと気づいた。RRさんの試練の連続とは、左岸尾根末端のことを指していたのではないのか。そうすれば、すべてが解消する。何だ、そういうことか…。緊張しながら歩いていたが、思い込みのバカみたいだった。
(ところどころにこんなスポットがある)
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(社山は間近)
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(ただ、石を積んだだけだが)
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そうと納得すれば、気分もいささか違ってくる。ここはネットで歩いた記録すら見たこともない尾根である。ケルンを積んでみたりする。ところで、話は違うが、RRさんもこんな冴えない尾根までつぶさに歩いていたとは驚きだ。最近、みー猫さんの記事コメントを見て知ったことだが、中倉山の山名板、消えたり現れたりしていたが、そのメンテナンスをしていたのがRRさんとは知りもしなかった。RRさんのことだ。北側に飛んで行った山名板でも軽々と回収されるのであろう。こちらはそんな事情も知らずに「山名板は飛ばされてなくなっていた」で簡単に済ませている。恐れ入る方だ。
この右岸尾根、ところどころに裸地があって、その大方が平地になっているので、休憩スポットにはいい。社山の眺めはよく、社山南東尾根の東斜面の下に紅葉が残っているのが正面に見えている。そろそろ1200mを超えた。地形図的には危険個所はもうない。先に見えているピークが1413mだろうか。シカが1頭、左から右に駆けて行った。
(1413m標高点から茨倉山手前ピーク)
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次第に灌木が多くなり、やや急になる。ここは木につかまって登れるので苦ではない。左から尾根が加わり、1413m標高点に到着した。もうこの辺に来ると、赤倉山の延長の景色になっている。休憩。寒い。微風ながらもひんやりとしている。天気はどうもパッとしない。いつ雨になってもおかしくない感じ。もう秋も深まっているんだなぁ。周囲は晩秋の情景だ。思い込みの、とんだ試練尾根だった。なかなか渋くて安心して歩ける尾根じゃないか。変化が少しばかりあってもよかったが。危険個所がまったくなしというのが、少しばかり残念でもある。これに比べると、左岸尾根にはガレたところもあった。これに末端を加えれば、試練というわけだ。
(足倉沢の崩壊地)
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(中間尾根が見えている)
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右手、バラクラ沢からの小尾根もここで合流する。尾根は左寄りにカーブして直進する。なだらかな歩きになった。地に這ったササも出てくる。左手には足倉沢の崩壊地も見えている。ここで、本日予定の下り尾根(足倉沢と利根倉沢の中間尾根)を観察する。上部は至ってなだらか。下部は急。RRさん情報によれば、石塔尾根風とのことではあったが、ここからでは、下部の急斜面には、白い部分があるように見える。ザレ場か?ススキか? しかも、尾根は細そうだ。う~ん、考えてしまった。それ以上に気になるのが、下りきっての両沢との出会いだ。うまく林道に上がれればいいが。ここは冒険はせず、いつの日か、上りで歩いてみよう。もしくは、みー猫さんあたりにでも偵察歩きをしていただこうか。となると、自動的に、赤倉山に出て、大滝の見物となる。そんなパターンになるような気がしていたから、無料駐車場の方に車を置いた。
(茨倉山山頂)
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ササの丈が高くなり、尾根幅は狭くなって、尾根型に導かれるままに登り詰めると茨倉山・1514mに着いた。先日来た際に気になっていた尾根を、ここで一つつぶした。これだけでも満足だ。足尾の未踏尾根をコツコツとつぶして歩くのもまたいい趣向だと思っている。こんなにすぐに再訪するとは思いもしなかったため、山名板の用意はしていなかった。悔やまれる。2本目のタバコを吸う。ついでの余談。今、ケントの9ミリを吸っているが、最近、フィルターの形態が変わると同時に味も変わった。まずくなった。以前、長年吸っていたショートホープに切り替えた。さらにまずく感じた。ピースにしても同じ。結局、ケントに戻った。しばらく我慢して吸っていたら、もう慣れてしまった。健康診断にひっかかっているのも喫煙のせいだろう。腫瘍マーカーの基準値超えも、結局のところ、どこにも異常がなく、ていのよい経過観察で終わってしまった。喫煙から来ていることは確かだと思っている。いつまで吸っていられるものやら…。しかし、50歳過ぎての禁煙は身体に変調を来してよろしくないと記された本も読んでしまっている。吸えなくなったら、それでお終りにすればいい。自分の父親のように、物忘れがタバコの吸い忘れにまでつながって禁煙に至った例もある。
(ついこの間は錦繍状態だったのに、もう晩秋の景色になってしまった)
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横道に逸れたが、赤倉山に向けて歩き出す。別に赤倉山まで行く必要もない。途中の尾根から適当に東に下ればいいだけのことではあるが、久しぶりに赤倉山から南東に下る尾根を辿ってみたくなった。滝位置にも近い。これがポピュラーなコースになっているのだろうか。ポピュラーとはいえ、だれも歩いていない。先日、自分が歩いて以来、だれか歩いた方がいるのだろうか。先日お会いしたRRさんですら、体調不良とはいえ、ここを歩いて下ったとは思えない。
(定番風景その1)
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(定番風景その2)
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(赤倉山山頂)
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大畑山・1446mを通過し、ほどなく赤倉山に着いた。途中の光景、色づきはすっかりと消えていた。むしろ、茶色の風景。あの時が最盛期だったのではあるまいか。赤倉山では三角点を確認しただけで素通り。コンパスをセットして南東に下る。ここでの注意点は、1350m先で分岐する尾根を南に下らないこと。そして、古道の半月道が近づいたら、左側の沢筋に下ること。そうしないと、滝見の際にかなり戻ることになってしまう。
(南東に下る)
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(右下に覗く紅葉はきれいなようだ)
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ヤブがかなり密になっていた。遠目でも踏み跡が分からないくらいだ。ただ、ササの下の踏み跡はしっかりしているので、ゆっくりと踏み跡を確認しながら下れば問題はない。テープ類もない。陽が出てきたせいか、下って行くと、紅葉も濃くなってきている。ちらちら見える下の方がかなり色づいている。予想通りといったところだ。
(こんなのを見てから、時間がかかるようになってしまった)
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なかなかの急斜面だ。枯葉に滑って転んだ。勢い歩きはできない。テープを見かけた。次々に現れる。うっとうしくなるも、おかげさまで尾根分岐では迷わずに左にルートを取れた。そのまま直進して877mに出る歩きをする方はいないのだろうか。一番最初に赤倉山に行った時はそのルートだった。紅葉がきれいで、時間をとられてしまう。
(紅葉もさらに広がる。うるさいくらいであった)
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ヒノキの植林に入ってまた分岐。ここも左。テープ有りの定番コースといったところだ。真新しい巨大なフンがあった。この辺、いそうだな。歩くハイカーも少ないし。左手の沢が近づき、そろそろ沢に下りようかと足を向けた。その時、沢の方から、この世のものとは思えない、奇態な鳴き声が聞こえた。近くにいる。スズを鳴らした。まだ鳴いている。高音だ。目を凝らしても姿は見えない。犬とブタとカケスを混ぜ合わせたような鳴き声。たとえの動物は違うが、ぶなじろうさんが2回ほど聞いたのもこんな音色だったのだろうかと思った。複雑めいてはいるが、よく聞いていると、きわめて単調で一本調子。ウォーとかバフバフとかといったものではない。言葉での表記は難しいが、強いて記せば、ンギャギャギャギャッ、ンギャギャギャギャッ…といったところだろうか。ソプラノというよりも、声を枯らしたテノール。背筋がぞっとした。そーっと尾根に戻って下る。ブタ顔のダチョウの化け物みたいのが追いかけて来そうな感じになってしまった。
(半月道に出る。気分的にモミジをこよなく愛でている状態ではなかった。すぐに右下の沢に下りる)
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(また、こんなのが目に入ってしまった)
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作業道に出た。鳴き声はまだ聞こえてくる。今度はカッカッカッ…に変わった。あれは笑いか。滝見どころではないが、滝見が目的で下りて来た。面妖な化け物は近くに潜んでいる。古道をストレートに行くのはやばそうだ。音が消えるだろうと、古道下の沢に下り、沢伝いに観測所に出た。もう聞こえなくなった。あれはいったい何の鳴き声だったのだろうか。物の怪か? 威嚇というよりもむしろ騒いでいる感じであった。おかげさまで、大分下に出てしまった。
(ここから深沢に向けて下る)
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(ようやく見えました)
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(沢筋の紅葉は絶品だ)
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(滝壺から)
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振り返りながら、半月道を上った。右手に注意した。テープがあった。その先に踏み跡が続いていた。これか。何だ、それほどの急斜面でもないじゃないか。瀑泉さんのおっしゃるとおりである。目印は上りの方向きに設えてある。下って来る方には見逃しか、なんて言い訳の気分。辿ってみた。平らなスポットに出た。ようやく深沢大滝に巡り会えた。いい感じ。3段? 落差は25m~30m。情報は人それぞれだ。危なっかしく沢に下り、滝壺まで行ってみた。周囲の紅葉がきれいだ。モミジをバックに撮りたいが、それは無理な注文であった。ここでランチでもしたいところだが、ンギャギャギャギャッの存在がどうも気になって落ち着かない。さっきから振り返りばかりしている。ちょっとした物音にもびくついている。上に戻って見納めとし、そそくさと戻る。この滝、冬には氷瀑になるらしい。また来てみるか。雲竜渓谷や松木の氷瀑には行けないが、ここなら来られるだろう。
(古道歩き)
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(火の用心だらけ)
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(今日は難なく渡渉できた)
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急ぎ足で半月道を下る。500mほど歩いてゆっくり歩きに戻る。ブタ顔の物の怪もここまでは追って来ないだろう。古道周辺の色づきは次第に薄くなってきた。この辺はこれからかもしれない。それにしても「火の用事」の札がやたらとある道だ。過去に山火事でもあったのだろうか。左に堰堤が見えてきた。先日は、この堰堤に大量の水が溜まっていたが、今日はない。流木だらけ。渡渉ポイントも安心して渡れそうだ。やはり、いつもの水量に戻っていた。石伝いにあっけなく渡れた。
(林道から山の斜面)
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(車道から左の斜面。着実に生きているようだ)
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(駐車場に着いた)
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林道に上がる。軽トラが1台あるだけ。菓子パンをかじってランチとする。ぱらぱらと雨があたった。引き続きはなかったが、早々に雨になりそうだ。駐車場に向かう。昔の深沢地区の案内図版を見て驚いた。この林道は「県道中宮祠足尾線」になっている。つまり、半月道そのものが県道。これは生きているのだろうか。先日見かけたノラ猫4匹、気になって覗くと、2匹になっていた。残りの2匹はどうしたのだろうか。ハイカーの車に轢かれたとかでなければいいのだが…。駐車場に到着。一角にテント設営がされていた。看板があった。「秋の観察デー会場」と記されていた。明日か。
今日はこれから実家に用事がある。いつもと反対の日光方面に車を走らせる。一時的に霧雨になった。神子内の紅葉は盛りだった。峠を越えて日光。こちらは薄日がさしていた。ここ数日の情報では、東照宮近辺の紅葉がきれいらしい。相変わらず車が多い。
ようやく深沢大滝を見ることができた。未踏尾根も歩けた。今日はそれで十分だ。ここのところ立て続けに足尾通いになっている。本当は大芦川側の末端から地蔵岳、もしくはヒノキガター滝を見に行きたかったが、紅葉が見頃で、路肩に車も置けないだろう。また、秩父方面にも歩きたいところがいくつかある。いずれもそのままになっている。天気のいい日に代休をとって行くしかないか。
おはようございます、なんて言っても、あたりは真っ暗で、まだ深夜の延長といった季節になってしまいましたね。
さて、山名板の件はそういうことだったらしいです。私も、山名板がなかったのがまた現れたりしているのが不思議で、まして同じものでしょう。冬の間は当局が外していると思ったりしていましたよ。RRさんらが裏方をやっていらしたとはね。
大滝入口のリボンですが、ということは、最近、付けられたものなのでしょうかね。実際のところ、私には助かりましたよ。踏み跡はしっかりしたものではなく、山慣れしていないと見分けはつかないかもしれません。そんなに訪れるハイカーはいないと思いますが。
瀑泉さん、東大芦川の紅葉見物行かれましたか。実は滝ヶ花ではなく、落合から636.4m経由の延々とした尾根なのですが。いつかは歩きとおしたいと思っています。
その時は「?」で,イマイチどう返答してよいか困ったんですが,要するにそういうことだったんですネ。やっと納得しました(笑)。
今回は,深沢大滝にも巡り合えたようで何よりでした。それにしても,踏み後の入口にリボンが付いていましたか(驚)。結構,訪ねる人がいるのでしょうネ。
大芦川の末端から地蔵岳とは,滝ヶ花あたりからの登りでしょうか?ちなみに,東大芦川沿いの紅葉は見頃でしたが,カメラマンは数えるほどでしたヨ。
早速のご返信、ありがとうございます。
日曜日限定でわかりました。なるほど、あそこですか。確かに階段ですよね。いずれ、日曜日に行くことがあったら試してみましょう。RRさんお薦めコースということで。
日曜日限定はいろいろとありますね。延々と階段のところもありました。脇を登って損した感じだけが残っています。
中倉山に山ガールですか。バアサンに出会うよりも、それはそれでいいのですがね。私には、足尾の風景にはそぐわない気がしますけど。
何だか、足尾の山も、人が入らないところに、どんどん追いやられていくような気がしますよ。
西尾根ですが銅親水公園駐車場に繋がる工事現場の尾根の事です。短いながらもバラエティーに富んでて、結構楽しめます。帰りも近いですし日曜日限定になりますが。実は自分南東尾根(一般ルート)は歩いた事が無いんですよ。帰りが遠くなりますし、中倉山の一般ルートみたいにツマラナソウですし。
そういえば先日中倉山山頂で数人のハイカーと出くわしたのにも驚きましたが足尾の山で初めて山ガールにも遭遇しました。やはり中倉山はちょっとしたブームなんでしょうかね。
いつも、貴重なアドバイス、ありがとうございます。
早速、質問で恐縮です。西尾根とは、私が今回歩いた尾根のことでしょうか。下部の「階段」が気になったのですが。階段は見かけませんでした。違う尾根のことでしたら、ヒントをお願いいたします。
ケルンですか。見かけませんでしたよ。私も2か所に積んだのですが、風が強いところなのですかね。
山名板探しに、みちくさ対岸からですか。えらい大仕事じゃないですか。RRさんには、北側斜面もまた庭みたいなものなんでしょうね。私なんか入り込める世界じゃありませんよ。私も、山名板メンテ係に加わりたいくらいですが、もっぱら南斜面担当にさせていただきますよ。
井戸沢右岸尾根、そんなザマですか。私が歩いた時には、石塔近くで古いテープを2~3本見かけただけでしたが。嫌なお話を聞いてしまいました。元々、テープなんか必要のない尾根じゃないですか。私らが歩いた記事で後追いするような方には、そんな方はいないと信じたいところです。
足倉沢と利根倉沢の中間尾根の様子、ありがとうございます。近いうちに、早速、歩かせていただきますよ。コメントのやり取りを見た関係者に先行されてしまわないうちにね(笑)。
早々に行きましたね。途中で1ヶ所ケルンを積みましたが、やはりもうありませんでしたか。
足倉沢と利根倉沢の間の尾根は下部の水平部分は大石の積み重なった細尾根(高度感は無い)中間部の急斜面に露岩が1.2箇所あったかも。上部は平凡ですが、自分は冬に行った為此処からのラッセルがキツかった(半月道も林道も完全斜面化)帰りはいつも西尾根から帰ります。下部の階段を無視すればなかなか良い尾根ですよ。
中倉山の山名板はやはりあれが無いと帰りはシマラナイですから。過去2回探し当て、今回も先月山頂付近を探しましたが見つからず先日北の沢(みちくさ対岸の沢)を登り詰めましたが見つからず、がっかりして山頂に着いたら、山名板設置されてました。自分以外にも探す人はいるようです。
帰りは井戸沢右岸尾根で帰りましたが最近歩く人が多い様で明瞭な踏みあと、数メートルおきにカラフルなテープや荷作りロープ、挙げ句の果てにはペンキまで塗って有りかなりがっかりです。
それではまた足尾のレポート楽しみにしております。
悪い方にとはいっても、実は、どんな試練が待ち構えているものやらと、かなり興味津々であったことは確かです。あっけなくもありました。
サル説ですか。そういえば、サルが喧嘩しているのを見たことがありましたが、確かに、そんな鳴き声を張り上げていたような気がします。なるほど。それに近いかもしれませんね。
社山の尾根ですが、左にずっと張り出しているのが南尾根、右に下っているのが南東尾根です。南東尾根には、途中、キレットがあります。どこの支尾根に入り込んだとしても、こんなところでやっかいでしょう。まして夕刻。よくも歩かれたものですね。でんさんも大した方ですよ。
深沢大滝は半月道に沿った深沢にあって、上の部分は道からすぐ下に見られます。ただ、そこから一気に沢が下降してしまい、沢そのものが大分下に落ち込んでしまいますので、下部は道からは見えません。
見た目、かなりの急斜面に見えますが、斜めに下る踏み跡があって、辿ると簡単に滝に着きます。
野球親爺さんも、機会がありましたら、見て来てくださいな。
奇怪な動物、どうも、クマの立てる鳴き声ではないと思います。鳥類のような感じはしますね。私も同様に、興味はありますが、見たくもないですよ。本当に不気味でした。
悪いほうへの勘違いでなくて良かったのではないでしょうか。
ンギャギャギャギャッは何でしょうね~?
猿なら皆さんわかりそうですもんね。
申し訳ない気がしますが、それより気になったのが社山南尾根と南東尾根の写真ですm(_ _)m
この南東尾根の支尾根なんですけど
昨年、大平山~社山のときに道迷いと日暮れで、18時頃にこの尾根を下ってしまいました。
こうしてみるとかなりの急坂で驚いてます・・・。
赤倉山連闘、お疲れ様でした。
深沢大滝、いい感じですね。滝は好きなんですが、遠くから見るだけです。
奇っ怪な動物の正体は何なのか興味ありますね。遭遇はしたくないですけどね。
足尾の物の怪をゲットしても仕方がないでしょう。
ハリポタに出てくるような奇怪な動物というか生き物をとらえてもどうしようもありませんよ。姿を見て卒倒するのがオチです。
もしかして、宿堂山から尾根伝いにやってきたのでしょうかね。
ぶなじろうさんの回数からして、もう一度体験しそうですよ。何とも恐ろしい。
そんなことよりも、昨日のようなおヒマな時は、お天気山もいいですが、中間尾根の歩きを選択肢に入れておいてくださいな。
やはり後まわしにせず、行かれると思っておりましたがルート違ってたんですね。どちらかというと未知の生物、気になりますね。ぶなじろうさんが宿堂坊あたりで遭遇なされたのと同じ奴では?お二人が揃っておられたら試練と足尾のもののけ両方ゲットだったでしょうね。お疲れ様でした。
先夜は遅く失礼いたしました。
ケンケンガクガクですか。お笑いですね。お互い、試練を期待してたりして。
ハイトスさんも、細かいところ見てますねぇ。写真のキャッチのようなですから、そんなのは流してくださいな。
私、試練といったら、石塔尾根の末端あたりに似た危うさと思っておりましたよ。
氷瀑もいいですが、その前に、利根倉沢と足倉沢の中間尾根なんか、軽くいかがでしょうか。
赤倉、連続で行かれましたね。
予定が入っていなければ間違い無く同行しておりましたよ。
二人で試練尾根はまだかまだかとケンケンガクガクやっておったのでしょう。
石塔尾根の末端から等と未踏の人を挑発してはいけませんねぇ。(笑)
深沢大滝が氷瀑となったら見物に行きましょう。
誘ってくださいな。