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◎2014年9月13日(土)─ハイトスさん、みー猫さんと
銅親水公園駐車場(6:40)……スリットダム(7:40)……仁田元沢最後の滝(11:05)……中倉尾根稜線(13:15)…庚申山(14:50)……かじか荘上駐車場(17:40)
※表示時刻は到着タイム。
先週に引き続きのハイトスさん、みー猫さんご一緒の沢歩きである。今回もまた、ななころびさんはお仕事で欠場となった。「引き続きの沢」とはいっても、前回の場合、沢歩き区間はあっ気ないもので、むしろ、とんでもない急斜面登りを体験しただけの印象が強く、沢歩き気分はまったく未消化のまま。季節的に沢もそろそろ終わりだろう。せめて一つぐらいは楽しんでおきたいところだ。
どの沢にするか、ハイトスさんからいろいろプランをいただき、自分もまたそれに加えたりしたが、どうも決定打がない。そんなところにみー猫さんから仁田元沢プランが出た。これはいい。実のところ、自分には仁田元沢へのこだわりがあった。昨年、1/3程度は歩いている。その時は途中から沢入山の南尾根に取り付いたので仁田元沢の完全歩きはしていない。いつかは沢伝いに中倉尾根(自分では石塔尾根の先部分の尾根名としてとらえている)まで出たいと思っていても、一人では心もとないところもあり、お仲間も仁田元沢にはなぜかなびかないといった状況で、自分から改めて申し出するのも控えていた。そこにみー猫さんからのご提案だった。自分からは言い出しづらかっただけに、何ともラッキーな気分であった。
仁田元沢遡行の後は、状況次第で塔の峰もしくはオロ山経由の中倉山下り、あるいは庚申山経由になる。ただ、オロ山から中倉山にかけては最近歩いたこともあり、これは避けたい。そうなると塔の峰か庚申山に出ることになるが、ハイトスさんのご意向は塔の峰のようである。どうなるかわからないので、とりあえず、かじか荘上の駐車場に車を一台デポとした。しかし、後で考えると、やはり塔の峰経由で下った方が時間もかからず、デポ地は舟石峠にすべきであったかも。これが、今回、強いて言えばの失敗だったろうか。
みー猫さんとかじか荘上の駐車場で6時の待ち合わせ。みー猫さんの車をここに置く。駐車場には車が6台もあって、みんな出払っていた。その中に埼玉県ナンバーのトヨタ車を見つけ、もしかしたらHIDEJIさんのお車ではないのかと、理由もなく半ば断定していたが、やはりそうであった。車は自分が以前乗っていた車種、色とも同じで、HIDEJIさんのネットレポでお見かけしている。
荷物の積み替えをしているともう1台やってきた。今日は庚申山方面でお祭りでもあるのだろうか。この時点で、みー猫さんから舟石峠デポ案が出たが、舟石新道経由ならまだしも、丸石沢付近の尾根下りもあり得ると思い、予定通りにここにデポする。
銅親水公園に移動してハイトスさんを待つ。珍しく他に車はない。仁田元沢を早く歩きたい自分には、時間前なのにハイトスさんのご到着がえらく遅く感じる(6時半集合)。やがてハイトスさんが到着。すぐに出発といきたいが、ハイトスさんからいろいろとご指摘を受ける。自分が普通の綿シャツを着ていたため、水に濡れるつもりはないみたいだねと皮肉られ、ポリ100のいつものシャツに着替える。続いて、ロープは要らないんじゃないかと、20mロープをザックから取り出す。このロープ、前回のカラ沢の時にも持参していたのではあるが、持って行ったことをすっかりと失念していた。しっかりと覚えていたら、危うい急斜面を登る展開にもならなかったはずで、いさぎよく拭沢に変更していたであろう。まったくとぼけた話だ。使い方をわきまえていない自分には無用の長物かも。
とまぁ、こんな感じで、自分のことで出発が遅れてしまった。6時40分歩き出し。ハイトスさん、今日は沢靴以外にしっかりと登山靴であった。前回の運動靴歩きで相当に懲りていらっしゃる。
(導水管橋を渡る)
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(中倉山が見えてくる。みー猫さん提供)
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(中倉山の登山口)
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(そしてスリットダムが見えてくる)
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(ダムを巻いて入渓の準備)
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林道歩き1時間。少しばかり汗をかく。中倉山登山道入口には、だれかが設置したらしき標識が消え、ケルンと赤テープがあるだけ。足尾の山はこれでいいと思う。標識をどなたが撤去したか知らないが、自分には賛同する気持ちが余るほどにある。
スリットダムが見えてきた。お二人ともにこの区間は初めてだ。この周辺の風景、ゴツゴツしたむき出しの岩峰は松木川の風景に似ているところがある。ダムの下に行き、対岸に渡る。どうも、いつもより水が少ないみたいだ。軽いジャンプであっさりと渡れた。ザレとガレを通ってダムを越える。この辺、いつ来ても嫌らしいところだ。上りズルズルで下りは大きな石だらけ。
ここで沢靴にチェンジ。今日は自分もここまで登山靴で来た。アクアグリッパーのデビュー以来、林道歩きが主になっていて、何だか、底がそれだけで減りつつあり、もったいない気になっている。目の前の澄んだ水流を眺める。癒やされる感じだが、この「癒し系の沢」というのが曲者で、黒沢もまた癒し系ということで歩いた沢だったのだが、これは「巻けば」の話であって、直登しようとすればとんでもないことになる。今日はそんな心配はないだろう。少なくとも半分歩いた自分の経験からすればの話だ。さて、どうでもいい話だが、ここで沢靴に履き替えて立ち上がった際に、腰にズキーンと痛みが走った。何だかやばそうだと思ったが、それほどひどくもなさそうで、痛みはすぐに忘れる程度のものだった。これが、緊張を解いた終盤でまたぶり返すことになる。
(入渓する)
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(水はきれいだ)
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(ハイトスさんの水中カメラで)
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(ハイトスさん先行。まずはウォーミングアップで)
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(みー猫さんも)
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では入渓。8時を過ぎている。大きな石の間を急流が下っている。深い淀みもある。水に入ったり巻いたりして上流に向かう。ハイトスさんはなかなか積極的で果敢でもある。水流に挑むといった感じで、先週の分を取り返すかのようだ。我々が巻くところもためらうことなくずぶ濡れになって這い上がる。あぁ、やっぱりこうでないなあと思えど、やはり巻く。
(左岸に直瀑が落ち込む)
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(ハイトスさん直登)
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(てなことに。詳しくはみー猫さんビデオで)
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(ここもまた同じ結果になってしまう。都合3回のドブン)
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しばらく行くと、左岸に直瀑が流れ込むポイントが見えてきた。ここは以前、釣り人と出会った嫌なところでもある。ここからは沢もちょっとばかり本格的になる。まずは下が深いCS小滝。自分はさっさと巻いて上に行ったが、どうもハイトスさんは直登するらしい。
※この様子の記述は、凡な言葉を連ねるよりもみー猫さんが撮ったビデオをご覧になった方がリアルだろう。みー猫さんコーナーをご参照ください。ハイトスさん、これを2回繰り返す。そういうことで、ご本人には失礼ながらお笑いとなってしまった次第。この大胆さも癒し系だから出来ることかも。
続いて直瀑直下のCS。ここ、前に来た時には左にも水流があったが、今は右だけ。通過する際には直瀑のしぶきをもろにかぶる。ここもまたハイトスさん、泳ぎになって断念。何だか、私とみー猫さんでハイトスさんをあおって高みの見物をしている感じがしなくもない。我々は安全確実にあっさりと巻いている。
(沢はここでカーブする)
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(このあたりが一番楽しめたろうか)
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(相変わらずのいやし系が続く)
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(みー猫さんの手にかかると、こんなお上品な滝にもなる)
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沢はここで左にカーブする。広いスダレ状の滝になっている。前回は正面左端のロープを伝ったが、今日は右側から。ハイトスさんもここは右端を登る。後で伺うと、この時、全身濡れた後で、身体がすこぶる寒かったそうだ。
その後も小滝が連続する。CS滝が多いようだ。一つ一つ、楽しみながら登る。沢歩きの方がよく「楽しい」という言葉を頻発してお使いになるが、まさに楽しいの一言である。時には笑いも入る。危ういところや大きく高巻くところはほとんどない。ナメ状のところは何とも心地よい。沢を専門にやっている方には味気ない癒し系かもしれないが、自分らの向きには、変化のある水遊びの感覚で十二分に楽しめる沢だ。
(なおも続く)
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(ナメ状の滝)
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(右からまた滝が入り込む)
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(トイ状の流れ)
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また右から沢が滝になって落ちてくる。そしてトイ状の流れと続く。この辺は体験済み部分。今のところまったく滑ることもなく快適に歩いている。相変わらず小滝の乗り越えが続く。それにしても丸みのある大きな石が多い。永年の荒れがこの結果なのだろうか。
そろそろ、前回、沢から離れて尾根に取り付いた標高点1162mに近づいた。ちょっと休憩。さて、問題はここからだ。先がどうなっているのかよくわからない。大きめの滝があって終わりのようだ。
(こんなところでもあっさりと登れる。ここの沢は巻きも充実しているので下りでも使えるかも。ハイトスさん提供)
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(あの岩峰、1479mピークだろうか)
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(ここの二股で少々迷う。間違って行きかけた。1479mの東側の沢であった。正解は左)
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(この間違い沢の奥にはスダレ状の滝が見えていた)
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沢の水量が確実に減ってきている。正面に岩峰。あれは1479mピークだろうか(ぶなじろうさんの記事で知ったのだが、足尾のRRさんは、どうも、このピークに翌日登られたらしい)。小滝がなおも続く。正直のところ、次第に飽きてきた。踏ん張って越えるところが多く、足の運びも鈍化し、ヒザを打ち付ける度合いも多くなってきた。特別な笑いや刺激も少なくなり、当たり前のように小滝を越えるようになってしまっている。
沢の分岐に出た。右から沢が入り込む。水量からして本流は左寄り直進のようだが、右沢の先に滝が見える。もしかして、あれが例の滝か?と偵察に行く。スダレ状の滝だった。どうも違うみたい。復帰して直進。まだか、まだか…。滝を過ぎないと終点には至らない。
(ようやく最後の滝が見えてきた)
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(みー猫さん提供の大滝)
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(あの庇のような石が落ちてきたらあっさりぺしゃんこ)
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両斜面がなだらかになってきた。右手には中倉尾根が覗いている。そして、先にようやく例の滝が見えてきた。みー猫さんの収集資料によれば10mだか8m滝とのことだ。
結構、見栄えのする滝で、早々に左から巻いたが、ハイトスさんは直進。どうするつもりだろうか。上から眺めていると、やはり直登は断念されたようで、左に巻いて上がって来た。名前のない滝は「大滝」にする向きがあるようだが、ここはさしずめ仁田元大滝といったところだろうか。大滝とするにはあるいは寸足らずか。
(沢は依然として続く。もうかなり飽きてきて、キノコを撮ったりしている始末)
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(そのキノコ。ナメコのような…)
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(流れはかなり緩くなっている)
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沢幅が次第に狭まってくるも、依然として水流は続き、巻く回数も多くなる。そして、石にヌメリが出てきて、滑るようになってきた。たき火に使ったらしき木片やペットボトルも目に入る。滝より下ではイワナらしき魚影も目にしたが、滝の上には魚もいまい。
休憩を入れる。地形図上の青い沢筋はとっくに終わっているのだが、沢はまだ続いている。もうどこからでもオロ山、塔の峰に向かえそうだ。もうちょっと行ってみましょうか。せめて水が切れるところまで。
(ようやく終点)
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(あの小尾根に取り付く)
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ようやく流れが消えてほっとした。長かった…。取りあえずお二人は靴を履きかえる。自分はしばらく水を抜いてからと履いたまま。周囲はササの緩斜面。南北、いずれに向かってもいけそうだ。北側にははっきりしたシカ道もある。さてこれからどうしましょうか。右手、オロ山に向かえば中倉山から下ることになる。左手・南側には小尾根が見えている。ここは予定どおりに左でしょうね。ちょっとしたヤブを越えて小尾根に乗る。
(ここも色づき出している)
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(シカの楽園なのだろうが、ここはいい雰囲気だ)
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(皇海山が見える)
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(名残惜しく楽園を上から。ここ、気に入ってしまった。また来よう)
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色づきはじめたモミジがいくつか目に入る。疎林を抜けると広い空間に出た。ササは低く、ここはなかなかいい感じのところだ。地面にはシカの足跡。こんもりした山が見えている。あれは皇海山。ここにテントを張ったらさぞ気持ちがいいだろう。オロ山のピークにはガスがかかっている。天候悪化にならなければいいが。
(塔の峰・中倉尾根ラインに出る)
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広場を突っ切り、ササが深くなったところを登る。踏み跡が出てきて、ようやく塔の峰と中倉尾根を結ぶ稜線に出た。塔の峰もまたガスで見えていない。さて、ここで、何も思慮せずに中倉尾根を目指して西に向かう。塔の峰に行くつもりなら、ここからでは30分程度で着いたろう。この時点で庚申山に向かうのが暗黙の了解になっていたということではあるが、庚申山から先、一般コースを下るつもりはさらさらなく、銀峯経由で下るつもりでいた。
(オロ山)
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(ここでお食事タイムにする)
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(みー猫さんからオレンジをいただく)
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最近付けられたばかりらしいピンクテープが間隔短く続く。最初のうちは無視していたが、次第に腹立たしくなってきた。やっている当人は善意のつもりだろうが、一人よがりの行為は余計なお世話にも思える。間隔が長かったら、それほどにも感じなかったろうが、視界に3本も4本も入るような付け方はどんなものだろう。このピンクテープ、中倉尾根との合流手前からショートカットルートでオロ山に向かっているようだった。それなりの経験を積んだ方が付けたのだろうが、ここまで気持ちのいい歩きをしてきただけに不愉快だった。テープの件はこれで終わらず、テープを回収している奇特な方がいるようで、それはそれでいいのだが、庚申山の山頂の倒木の下に大量に捨ててあるのが目に付いた。これもまた、どんな感覚をお持ちなのか。結局、自分のお荷物になってしまった。
すでに13時半になっていた。仁田元沢は何とも長すぎた。沢区間に4時間以上も費やしている。オロ山が見え出し、また隠れた。ササ原で遅いランチタイムとなった。ここもまた先ほどの空間の延長だ。この周辺はいつ歩いても素晴らしい世界が広がっている。みー猫さんからオレンジをいただく。新鮮でなかなかおいしい。自分はここで沢靴を履き替える。
(中倉尾根に出た)
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(県境尾根。日光白根の頭にガス)
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(オロ山北の大地が覗く)
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さて、庚申山に向かいましょうか。踏み跡を追い、ヤブを経由しながら中倉尾根に出た。ハイトスさんも自分も少々疲れ気味。足が素直に上がらないが、ここからの定番の大展望はその疲れも癒してくれる。気分的には、庚申山展望地以上のものがある。日光白根が見え隠れしている。オロ山方面にはオロ山北の大地が張り出している。当初、大地に出て松木川に下りませんかとお誘いしたが、お二人ともになびくことはなかった。当たり前だろう。さらに松木川の川歩きが延々と続くわけだから。
(言うまでもなく、この辺の盟主さま)
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(1650mピークが下に見えている)
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鋸山が見え出し、6月に歩いた1650mピークも眼下になる。今度は、その西側の尾根を歩いてみたいと思っているが、その際に覗いた西側尾根はザレ尾根に見え、ここから改めて見ると、どうも、尾根が途中で切れてガケ状になっているようにも見えている。簡単にはいくまい。そして皇海山の東側の尾根か…。烏ケ森さんが歩かれていたが、あの後追いもしてみたい。未踏尾根は目に付くだけでも無数にある。
(庚申山山頂はもう少し)
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陽が出てくる。そうなると余計にだるくなる。小ピークが続く。庚申山は見えてはいるもまだ先だ。ようやく落ち着いたところで落し物を発見。何とロープの束。20m以上はありそうだ。こんなのを落としたら、すーっと荷物が軽くなって気づくはずだし、休む場所としても適地ではない。もしかして意識的に捨てたのか?そんなこともあるまい。これどうしましょうか、結局、みー猫さんに背負わせて、後はよしなにとしてしまった。みー猫さんも有難迷惑だったようで、結局は警察預けにしたらしい。
(庚申山山頂)
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(展望地から)
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(銀峯を右に見ながらの下り)
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庚申山山頂を経由して展望地で休む。すでに15時近い時間になっている。日増しに日が短くなっている状況では、もはや銀峯経由の下りはやめた方がいいだろう。ここは一般ルートを下るしかあるまい。銀峯経由を覚えて以来、一般ルートは二度と歩くまいと決めていたが、ここで早々に崩れてしまった。本当にこれを最後としたい。恐い一般ルートよりは急斜面の銀峯経由を選びたい。
(相変わらず、自分には嫌らしい下りだ)
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(ハイトスさんは速い。とことこ下る)
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下る。ハイトスさん先頭だが、速いのなんのって。さっきまでの遅れがちなハイトスさんのパワーはどこに温存されていたのか。おかげさまで、恐い思いは短時間で済んだ。
庚申山荘は素通り。というよりも、テントを張ったグループが宴会をしていたので休めなかったというところ。山荘は覗かなかったが、三連休の初日でもある。混んでもいたろう。その割には、下山時に行き会ったハイカーは一人だけで、これは時間が遅かったせいかも。
猿田彦神社跡地で休憩。ここからかじか荘までは2時間はかかるだろう。一の鳥居まで1時間+林道1時間。何とか明るいうちに着けるだろう。出発。16時ちょうど。足早のハイトスさんに代わって、今度はみー猫さんがトップ。しかし、何これ。ハイトスさんよりも速いんじゃないの。当然、自分が一番後ろをかなり遅れて歩くことになった。実は、休憩から立ち上がった際にまた腰痛を感じていて、痛みも断続的になっていた。
一の鳥居までの間は新緑がきれいなところだが、ここは当然、紅葉もきれいだろう。山頂に比べて色づきはまったくないが、一月もすれば、賑やかになるのではないだろうか。
(一の鳥居)
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(林道歩きも終盤。ハイトスさん提供)
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一の鳥居16時35分。早すぎじゃないの。林道に入ると、一気に速度が遅くなる。林道歩きに関してはむしろ得意な方だが、ここで早足になっても仕方がないので、お二人に歩調を合わせておしゃべり交じりの歩きである。ところどころに白い袋が垂れている。説明書きによると、鳥が運ぶ種を採集するものとのことだが、これからは、種よりも落ち葉を集めることになるのではないか。
間もなく終点。ホースから落ちる水で顔を洗う。またメガネをかけたままでやってしまった。前回の繰り返し。
(ようやくかじか荘上の駐車場に着いた)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/8f/547bb1301116fa8ab30296c8553bb2d1.jpg)
かじか荘上の駐車場に到着。今日は11時間歩き。先週のタイムよりも上回った。駐車場にはみー猫さんの車以外に3台。庚申山荘に泊まっている方はそんなにいないのだろうか。HIDEJIさんと自分が確信する車はすでになかった(その時、かじか荘で風呂に入っていたらしい)。
銅親水公園に着いた時にはすでに18時を過ぎていた。あたりは薄暗くなりつつある。腰もさることながら、打ちつけたヒザが痛い。ハイトスさんと、年を感じるねとため息ついてお疲れ様となった。
余談。翌日は地元消防署主催の救急救命講習会に参加した。終日、実技主体の講習であった。担架の作り方やら患者搬送までやった。腰痛の下地が十分に出来ている上での講習である。講習の翌日は寝床から離れるのがやっとであった。
(本日の軌跡)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/aa/e791fb0b5733fe909af4cc914d145765.jpg)
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、
数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
銅親水公園駐車場(6:40)……スリットダム(7:40)……仁田元沢最後の滝(11:05)……中倉尾根稜線(13:15)…庚申山(14:50)……かじか荘上駐車場(17:40)
※表示時刻は到着タイム。
先週に引き続きのハイトスさん、みー猫さんご一緒の沢歩きである。今回もまた、ななころびさんはお仕事で欠場となった。「引き続きの沢」とはいっても、前回の場合、沢歩き区間はあっ気ないもので、むしろ、とんでもない急斜面登りを体験しただけの印象が強く、沢歩き気分はまったく未消化のまま。季節的に沢もそろそろ終わりだろう。せめて一つぐらいは楽しんでおきたいところだ。
どの沢にするか、ハイトスさんからいろいろプランをいただき、自分もまたそれに加えたりしたが、どうも決定打がない。そんなところにみー猫さんから仁田元沢プランが出た。これはいい。実のところ、自分には仁田元沢へのこだわりがあった。昨年、1/3程度は歩いている。その時は途中から沢入山の南尾根に取り付いたので仁田元沢の完全歩きはしていない。いつかは沢伝いに中倉尾根(自分では石塔尾根の先部分の尾根名としてとらえている)まで出たいと思っていても、一人では心もとないところもあり、お仲間も仁田元沢にはなぜかなびかないといった状況で、自分から改めて申し出するのも控えていた。そこにみー猫さんからのご提案だった。自分からは言い出しづらかっただけに、何ともラッキーな気分であった。
仁田元沢遡行の後は、状況次第で塔の峰もしくはオロ山経由の中倉山下り、あるいは庚申山経由になる。ただ、オロ山から中倉山にかけては最近歩いたこともあり、これは避けたい。そうなると塔の峰か庚申山に出ることになるが、ハイトスさんのご意向は塔の峰のようである。どうなるかわからないので、とりあえず、かじか荘上の駐車場に車を一台デポとした。しかし、後で考えると、やはり塔の峰経由で下った方が時間もかからず、デポ地は舟石峠にすべきであったかも。これが、今回、強いて言えばの失敗だったろうか。
みー猫さんとかじか荘上の駐車場で6時の待ち合わせ。みー猫さんの車をここに置く。駐車場には車が6台もあって、みんな出払っていた。その中に埼玉県ナンバーのトヨタ車を見つけ、もしかしたらHIDEJIさんのお車ではないのかと、理由もなく半ば断定していたが、やはりそうであった。車は自分が以前乗っていた車種、色とも同じで、HIDEJIさんのネットレポでお見かけしている。
荷物の積み替えをしているともう1台やってきた。今日は庚申山方面でお祭りでもあるのだろうか。この時点で、みー猫さんから舟石峠デポ案が出たが、舟石新道経由ならまだしも、丸石沢付近の尾根下りもあり得ると思い、予定通りにここにデポする。
銅親水公園に移動してハイトスさんを待つ。珍しく他に車はない。仁田元沢を早く歩きたい自分には、時間前なのにハイトスさんのご到着がえらく遅く感じる(6時半集合)。やがてハイトスさんが到着。すぐに出発といきたいが、ハイトスさんからいろいろとご指摘を受ける。自分が普通の綿シャツを着ていたため、水に濡れるつもりはないみたいだねと皮肉られ、ポリ100のいつものシャツに着替える。続いて、ロープは要らないんじゃないかと、20mロープをザックから取り出す。このロープ、前回のカラ沢の時にも持参していたのではあるが、持って行ったことをすっかりと失念していた。しっかりと覚えていたら、危うい急斜面を登る展開にもならなかったはずで、いさぎよく拭沢に変更していたであろう。まったくとぼけた話だ。使い方をわきまえていない自分には無用の長物かも。
とまぁ、こんな感じで、自分のことで出発が遅れてしまった。6時40分歩き出し。ハイトスさん、今日は沢靴以外にしっかりと登山靴であった。前回の運動靴歩きで相当に懲りていらっしゃる。
(導水管橋を渡る)
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(中倉山が見えてくる。みー猫さん提供)
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(中倉山の登山口)
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(そしてスリットダムが見えてくる)
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(ダムを巻いて入渓の準備)
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林道歩き1時間。少しばかり汗をかく。中倉山登山道入口には、だれかが設置したらしき標識が消え、ケルンと赤テープがあるだけ。足尾の山はこれでいいと思う。標識をどなたが撤去したか知らないが、自分には賛同する気持ちが余るほどにある。
スリットダムが見えてきた。お二人ともにこの区間は初めてだ。この周辺の風景、ゴツゴツしたむき出しの岩峰は松木川の風景に似ているところがある。ダムの下に行き、対岸に渡る。どうも、いつもより水が少ないみたいだ。軽いジャンプであっさりと渡れた。ザレとガレを通ってダムを越える。この辺、いつ来ても嫌らしいところだ。上りズルズルで下りは大きな石だらけ。
ここで沢靴にチェンジ。今日は自分もここまで登山靴で来た。アクアグリッパーのデビュー以来、林道歩きが主になっていて、何だか、底がそれだけで減りつつあり、もったいない気になっている。目の前の澄んだ水流を眺める。癒やされる感じだが、この「癒し系の沢」というのが曲者で、黒沢もまた癒し系ということで歩いた沢だったのだが、これは「巻けば」の話であって、直登しようとすればとんでもないことになる。今日はそんな心配はないだろう。少なくとも半分歩いた自分の経験からすればの話だ。さて、どうでもいい話だが、ここで沢靴に履き替えて立ち上がった際に、腰にズキーンと痛みが走った。何だかやばそうだと思ったが、それほどひどくもなさそうで、痛みはすぐに忘れる程度のものだった。これが、緊張を解いた終盤でまたぶり返すことになる。
(入渓する)
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(水はきれいだ)
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(ハイトスさんの水中カメラで)
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(ハイトスさん先行。まずはウォーミングアップで)
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(みー猫さんも)
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では入渓。8時を過ぎている。大きな石の間を急流が下っている。深い淀みもある。水に入ったり巻いたりして上流に向かう。ハイトスさんはなかなか積極的で果敢でもある。水流に挑むといった感じで、先週の分を取り返すかのようだ。我々が巻くところもためらうことなくずぶ濡れになって這い上がる。あぁ、やっぱりこうでないなあと思えど、やはり巻く。
(左岸に直瀑が落ち込む)
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(ハイトスさん直登)
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(てなことに。詳しくはみー猫さんビデオで)
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(ここもまた同じ結果になってしまう。都合3回のドブン)
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しばらく行くと、左岸に直瀑が流れ込むポイントが見えてきた。ここは以前、釣り人と出会った嫌なところでもある。ここからは沢もちょっとばかり本格的になる。まずは下が深いCS小滝。自分はさっさと巻いて上に行ったが、どうもハイトスさんは直登するらしい。
※この様子の記述は、凡な言葉を連ねるよりもみー猫さんが撮ったビデオをご覧になった方がリアルだろう。みー猫さんコーナーをご参照ください。ハイトスさん、これを2回繰り返す。そういうことで、ご本人には失礼ながらお笑いとなってしまった次第。この大胆さも癒し系だから出来ることかも。
続いて直瀑直下のCS。ここ、前に来た時には左にも水流があったが、今は右だけ。通過する際には直瀑のしぶきをもろにかぶる。ここもまたハイトスさん、泳ぎになって断念。何だか、私とみー猫さんでハイトスさんをあおって高みの見物をしている感じがしなくもない。我々は安全確実にあっさりと巻いている。
(沢はここでカーブする)
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(このあたりが一番楽しめたろうか)
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(相変わらずのいやし系が続く)
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(みー猫さんの手にかかると、こんなお上品な滝にもなる)
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沢はここで左にカーブする。広いスダレ状の滝になっている。前回は正面左端のロープを伝ったが、今日は右側から。ハイトスさんもここは右端を登る。後で伺うと、この時、全身濡れた後で、身体がすこぶる寒かったそうだ。
その後も小滝が連続する。CS滝が多いようだ。一つ一つ、楽しみながら登る。沢歩きの方がよく「楽しい」という言葉を頻発してお使いになるが、まさに楽しいの一言である。時には笑いも入る。危ういところや大きく高巻くところはほとんどない。ナメ状のところは何とも心地よい。沢を専門にやっている方には味気ない癒し系かもしれないが、自分らの向きには、変化のある水遊びの感覚で十二分に楽しめる沢だ。
(なおも続く)
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(ナメ状の滝)
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(右からまた滝が入り込む)
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(トイ状の流れ)
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また右から沢が滝になって落ちてくる。そしてトイ状の流れと続く。この辺は体験済み部分。今のところまったく滑ることもなく快適に歩いている。相変わらず小滝の乗り越えが続く。それにしても丸みのある大きな石が多い。永年の荒れがこの結果なのだろうか。
そろそろ、前回、沢から離れて尾根に取り付いた標高点1162mに近づいた。ちょっと休憩。さて、問題はここからだ。先がどうなっているのかよくわからない。大きめの滝があって終わりのようだ。
(こんなところでもあっさりと登れる。ここの沢は巻きも充実しているので下りでも使えるかも。ハイトスさん提供)
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(あの岩峰、1479mピークだろうか)
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(ここの二股で少々迷う。間違って行きかけた。1479mの東側の沢であった。正解は左)
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(この間違い沢の奥にはスダレ状の滝が見えていた)
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沢の水量が確実に減ってきている。正面に岩峰。あれは1479mピークだろうか(ぶなじろうさんの記事で知ったのだが、足尾のRRさんは、どうも、このピークに翌日登られたらしい)。小滝がなおも続く。正直のところ、次第に飽きてきた。踏ん張って越えるところが多く、足の運びも鈍化し、ヒザを打ち付ける度合いも多くなってきた。特別な笑いや刺激も少なくなり、当たり前のように小滝を越えるようになってしまっている。
沢の分岐に出た。右から沢が入り込む。水量からして本流は左寄り直進のようだが、右沢の先に滝が見える。もしかして、あれが例の滝か?と偵察に行く。スダレ状の滝だった。どうも違うみたい。復帰して直進。まだか、まだか…。滝を過ぎないと終点には至らない。
(ようやく最後の滝が見えてきた)
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(みー猫さん提供の大滝)
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(あの庇のような石が落ちてきたらあっさりぺしゃんこ)
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両斜面がなだらかになってきた。右手には中倉尾根が覗いている。そして、先にようやく例の滝が見えてきた。みー猫さんの収集資料によれば10mだか8m滝とのことだ。
結構、見栄えのする滝で、早々に左から巻いたが、ハイトスさんは直進。どうするつもりだろうか。上から眺めていると、やはり直登は断念されたようで、左に巻いて上がって来た。名前のない滝は「大滝」にする向きがあるようだが、ここはさしずめ仁田元大滝といったところだろうか。大滝とするにはあるいは寸足らずか。
(沢は依然として続く。もうかなり飽きてきて、キノコを撮ったりしている始末)
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(そのキノコ。ナメコのような…)
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(流れはかなり緩くなっている)
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沢幅が次第に狭まってくるも、依然として水流は続き、巻く回数も多くなる。そして、石にヌメリが出てきて、滑るようになってきた。たき火に使ったらしき木片やペットボトルも目に入る。滝より下ではイワナらしき魚影も目にしたが、滝の上には魚もいまい。
休憩を入れる。地形図上の青い沢筋はとっくに終わっているのだが、沢はまだ続いている。もうどこからでもオロ山、塔の峰に向かえそうだ。もうちょっと行ってみましょうか。せめて水が切れるところまで。
(ようやく終点)
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(あの小尾根に取り付く)
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ようやく流れが消えてほっとした。長かった…。取りあえずお二人は靴を履きかえる。自分はしばらく水を抜いてからと履いたまま。周囲はササの緩斜面。南北、いずれに向かってもいけそうだ。北側にははっきりしたシカ道もある。さてこれからどうしましょうか。右手、オロ山に向かえば中倉山から下ることになる。左手・南側には小尾根が見えている。ここは予定どおりに左でしょうね。ちょっとしたヤブを越えて小尾根に乗る。
(ここも色づき出している)
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(シカの楽園なのだろうが、ここはいい雰囲気だ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/58/6811f6d2e5339fb84929369c06208c20.jpg)
(皇海山が見える)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/70/b63b9a4d67da508b07be529c579dd03b.jpg)
(名残惜しく楽園を上から。ここ、気に入ってしまった。また来よう)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/24/3f3f87f983c39322342537d7957e93be.jpg)
色づきはじめたモミジがいくつか目に入る。疎林を抜けると広い空間に出た。ササは低く、ここはなかなかいい感じのところだ。地面にはシカの足跡。こんもりした山が見えている。あれは皇海山。ここにテントを張ったらさぞ気持ちがいいだろう。オロ山のピークにはガスがかかっている。天候悪化にならなければいいが。
(塔の峰・中倉尾根ラインに出る)
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広場を突っ切り、ササが深くなったところを登る。踏み跡が出てきて、ようやく塔の峰と中倉尾根を結ぶ稜線に出た。塔の峰もまたガスで見えていない。さて、ここで、何も思慮せずに中倉尾根を目指して西に向かう。塔の峰に行くつもりなら、ここからでは30分程度で着いたろう。この時点で庚申山に向かうのが暗黙の了解になっていたということではあるが、庚申山から先、一般コースを下るつもりはさらさらなく、銀峯経由で下るつもりでいた。
(オロ山)
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(ここでお食事タイムにする)
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(みー猫さんからオレンジをいただく)
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最近付けられたばかりらしいピンクテープが間隔短く続く。最初のうちは無視していたが、次第に腹立たしくなってきた。やっている当人は善意のつもりだろうが、一人よがりの行為は余計なお世話にも思える。間隔が長かったら、それほどにも感じなかったろうが、視界に3本も4本も入るような付け方はどんなものだろう。このピンクテープ、中倉尾根との合流手前からショートカットルートでオロ山に向かっているようだった。それなりの経験を積んだ方が付けたのだろうが、ここまで気持ちのいい歩きをしてきただけに不愉快だった。テープの件はこれで終わらず、テープを回収している奇特な方がいるようで、それはそれでいいのだが、庚申山の山頂の倒木の下に大量に捨ててあるのが目に付いた。これもまた、どんな感覚をお持ちなのか。結局、自分のお荷物になってしまった。
すでに13時半になっていた。仁田元沢は何とも長すぎた。沢区間に4時間以上も費やしている。オロ山が見え出し、また隠れた。ササ原で遅いランチタイムとなった。ここもまた先ほどの空間の延長だ。この周辺はいつ歩いても素晴らしい世界が広がっている。みー猫さんからオレンジをいただく。新鮮でなかなかおいしい。自分はここで沢靴を履き替える。
(中倉尾根に出た)
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(県境尾根。日光白根の頭にガス)
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(オロ山北の大地が覗く)
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さて、庚申山に向かいましょうか。踏み跡を追い、ヤブを経由しながら中倉尾根に出た。ハイトスさんも自分も少々疲れ気味。足が素直に上がらないが、ここからの定番の大展望はその疲れも癒してくれる。気分的には、庚申山展望地以上のものがある。日光白根が見え隠れしている。オロ山方面にはオロ山北の大地が張り出している。当初、大地に出て松木川に下りませんかとお誘いしたが、お二人ともになびくことはなかった。当たり前だろう。さらに松木川の川歩きが延々と続くわけだから。
(言うまでもなく、この辺の盟主さま)
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(1650mピークが下に見えている)
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鋸山が見え出し、6月に歩いた1650mピークも眼下になる。今度は、その西側の尾根を歩いてみたいと思っているが、その際に覗いた西側尾根はザレ尾根に見え、ここから改めて見ると、どうも、尾根が途中で切れてガケ状になっているようにも見えている。簡単にはいくまい。そして皇海山の東側の尾根か…。烏ケ森さんが歩かれていたが、あの後追いもしてみたい。未踏尾根は目に付くだけでも無数にある。
(庚申山山頂はもう少し)
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陽が出てくる。そうなると余計にだるくなる。小ピークが続く。庚申山は見えてはいるもまだ先だ。ようやく落ち着いたところで落し物を発見。何とロープの束。20m以上はありそうだ。こんなのを落としたら、すーっと荷物が軽くなって気づくはずだし、休む場所としても適地ではない。もしかして意識的に捨てたのか?そんなこともあるまい。これどうしましょうか、結局、みー猫さんに背負わせて、後はよしなにとしてしまった。みー猫さんも有難迷惑だったようで、結局は警察預けにしたらしい。
(庚申山山頂)
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(展望地から)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/70/3108a8fd2db3fee26880e6a419118d9a.jpg)
(銀峯を右に見ながらの下り)
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庚申山山頂を経由して展望地で休む。すでに15時近い時間になっている。日増しに日が短くなっている状況では、もはや銀峯経由の下りはやめた方がいいだろう。ここは一般ルートを下るしかあるまい。銀峯経由を覚えて以来、一般ルートは二度と歩くまいと決めていたが、ここで早々に崩れてしまった。本当にこれを最後としたい。恐い一般ルートよりは急斜面の銀峯経由を選びたい。
(相変わらず、自分には嫌らしい下りだ)
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(ハイトスさんは速い。とことこ下る)
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下る。ハイトスさん先頭だが、速いのなんのって。さっきまでの遅れがちなハイトスさんのパワーはどこに温存されていたのか。おかげさまで、恐い思いは短時間で済んだ。
庚申山荘は素通り。というよりも、テントを張ったグループが宴会をしていたので休めなかったというところ。山荘は覗かなかったが、三連休の初日でもある。混んでもいたろう。その割には、下山時に行き会ったハイカーは一人だけで、これは時間が遅かったせいかも。
猿田彦神社跡地で休憩。ここからかじか荘までは2時間はかかるだろう。一の鳥居まで1時間+林道1時間。何とか明るいうちに着けるだろう。出発。16時ちょうど。足早のハイトスさんに代わって、今度はみー猫さんがトップ。しかし、何これ。ハイトスさんよりも速いんじゃないの。当然、自分が一番後ろをかなり遅れて歩くことになった。実は、休憩から立ち上がった際にまた腰痛を感じていて、痛みも断続的になっていた。
一の鳥居までの間は新緑がきれいなところだが、ここは当然、紅葉もきれいだろう。山頂に比べて色づきはまったくないが、一月もすれば、賑やかになるのではないだろうか。
(一の鳥居)
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(林道歩きも終盤。ハイトスさん提供)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/97/eb3baf55b4ecc581f99b32a20df6588a.jpg)
一の鳥居16時35分。早すぎじゃないの。林道に入ると、一気に速度が遅くなる。林道歩きに関してはむしろ得意な方だが、ここで早足になっても仕方がないので、お二人に歩調を合わせておしゃべり交じりの歩きである。ところどころに白い袋が垂れている。説明書きによると、鳥が運ぶ種を採集するものとのことだが、これからは、種よりも落ち葉を集めることになるのではないか。
間もなく終点。ホースから落ちる水で顔を洗う。またメガネをかけたままでやってしまった。前回の繰り返し。
(ようやくかじか荘上の駐車場に着いた)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/8f/547bb1301116fa8ab30296c8553bb2d1.jpg)
かじか荘上の駐車場に到着。今日は11時間歩き。先週のタイムよりも上回った。駐車場にはみー猫さんの車以外に3台。庚申山荘に泊まっている方はそんなにいないのだろうか。HIDEJIさんと自分が確信する車はすでになかった(その時、かじか荘で風呂に入っていたらしい)。
銅親水公園に着いた時にはすでに18時を過ぎていた。あたりは薄暗くなりつつある。腰もさることながら、打ちつけたヒザが痛い。ハイトスさんと、年を感じるねとため息ついてお疲れ様となった。
余談。翌日は地元消防署主催の救急救命講習会に参加した。終日、実技主体の講習であった。担架の作り方やら患者搬送までやった。腰痛の下地が十分に出来ている上での講習である。講習の翌日は寝床から離れるのがやっとであった。
(本日の軌跡)
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、
数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
それにしても,仁田元沢,やっぱり長そうですネ。
いずれ歩いてみたいとは思っているんですが,滑沢ならまだしもゴーロとなると辛いから,なんか,たそがれオヤジさんやRRさんの後追いで,沢入山南尾根に逃げちゃいそうですヨ。
それにしても,ハイトスさん,水を得たカッパですネ。
あとで,みー猫さんの動画を楽しませていただきますヨ。
そしてお疲れ様でした。
まさか皆さんとニアミスしていたなんて、改めてびっくりしました。
足尾の山を体験したことにより、場所やその雰囲気などのイメージが少しは掴めるようになりました(笑)
しかし記事で拝見しているのは、私にとってエキスパートコース、程遠い世界ですが。。
以前、秩父槍ヶ岳でハイトスさんとご一緒させていただいた時のハイトスさんの下る速さを思い出しましたが、あれほどの長距離を歩かれた後、猿田彦神社跡地から一の鳥居まで35分ですか。皆さんすごいですね。
こちらは庚申山荘に15時半に到着し、ベンチに座って汗を拭いただけで、あとは休みなくでしたが、さすがに疲れて一の鳥居まで1時間近く掛かりました。山荘のベンチでおにぎり食べていたら、確実に追いつかれていましたね。
ちょっとの差で、たそがれさん、ハイトスさん、みー猫さんとお会いできたなと思うと少し残念です(^_^;)
また機会があれば、足尾の山に出没したいと思います。
水量が少ないというのは意外な感じなんですけど それも時期的なものなのでしょうね。
たそがれさんのお気に召された楽園はどこかで見た記憶が・・・
たしかふ~てんさんも「楽園」と言ってたようですよ。
ハイトスさん、そうなんですよ。まさに水を得た河童でして、尾根歩きと違ってコロッと変わるのですわ。大胆にもなるし。
仁田元沢、我々には楽しめましたが、瀑泉さんにはいかがなものかと。顕著な滝もありませんしね。如何せん長いのがどうも…。
自分の目標の一つは達せられて満足しておりますが、件の南尾根も捨てがたいところがあります。
取り付きはわかりづらいのですが、下は急斜面。乗っかっちゃえば後は一本道のようなものです。
瀑泉さん、いつか歩いてみてくださいよ。沢の源流から中倉尾根までの区間、捨てがたい雰囲気ですよ。
今回はまさにニアミスでしたね。ハイトスさんからウワサでは聞いておりましたが、お会いできずに残念でたし。
しかし、駐車場にHIDEJIさんのお車を見た時には驚きましたよ。ある種の確信ですね。
僭越ながら申しますが、足尾の山も、皇海山ルートだけではなく、こんなところや松木山(大平山)、中倉山あたりを歩かないことには。一通り歩いてみてくださいよ。くせになりますから。となると、あまりお勧めしないほうがいいかな。
ハイトスさんは秩父でも俊足下りやっていましたか。登っている時は完全にガス欠状態だったのですがね。
ふ~てんさんの楽園、ここかもですね。稜線に合流して食事をとったところもまた楽園風情でしたが、その手前のここはなかなか素晴らしいところです。自分には、ここを訪ねるだけでも、目的にしがいがあります。
塔の峰に行きがてら、もう一度訪ねてみたいものです。
オヤジというよりもジジイの感が強くなっておりますが、そうですね。最初はハイトスさんの泳ぎなんぞあって、アトラクションも豊富だったのですが、沢が長くて、後半は完全に飽きてしまいましたよ。口数が少なくなっていたのが、それを物語っています。
足尾通の仲間から”大滝”の上には素晴らしい場所があるので行ってみろと言われていたのですが、沢の長さにちょっと臆して未だに足を運んでません.あの「楽園」がそうなんですねぇ.
キノコはナラタケでしょう.サモダシ或いはサワモダシでとても美味しいキノコです.もう少し笠が大きくなると旬で、汁物、煮付けなどに最高ですよ.足尾は線量が高いのでちょっと考えるでしょうが、木から生えてくるのは大丈夫という人もいます.
今回は癒やし系の沢を楽しまれたようですね。やはり後半は単調で飽きましたか。私も今年中に仁田元沢を歩こうと思ってはいるのですが、長いゴーロ歩きを考えると躊躇してしまっています。
そこで質問なのですが、1479P手前で左岸(北)から合流する沢の出合はどんな感じでしたか?出合が困難でないなら、本流最後の滝を見たら少し戻ってこの沢から沢入山の西に抜けてしまえば、退屈な区間を省けるかなと以前から狙っています。
皇海山東尾根、実は私も予定のひとつに入っております。
物足りなかったなんてとんでもない。少なくとも自分の実力には十分に見合った沢でした。
ただ、大滝がこの程度では…。巨瀑とまでは申しませんが、せめて、この大滝クラスがいくつか欲しかったですね。
楽園の件ですが、水が消えても沢筋を忠実に行くと、ただ、中倉尾根に出るだけですから、それでは、2番目の楽園になります。感心したのは最初の方で、ここは、水が切れたら尾根に上がるのがポイントです。
確かに沢は長くて飽きます。てっとり早く行くには、中倉尾根から下るのがいいでしょう。
サモダシ、懐かしい響きのキノコですね。これがナラタケであることを知ったのは最近のことです。
食べ頃に再訪してみたいものですが、ちょっと無理かなあ。
翌日曜日に仁田元沢を登りながら、ハイトスさんならこんな淵、突っ込むんだろうなあと思っていたら案の定のようで。楽しそうでなによりです。
イワナは源頭近くまで、意表をついていますよ。
自分の登った岩頭は岩頭でありながら頂上からは何も見えませんでした。