地下鉄に乗っていた時のことです。
割とすいていて立っている人がちらほら見える位でした。二人の子ども達が私の前の席に座っていましたが、何を思ったか立ち上がり話しを始めました。
子どもは、病気でないのなら電車では座らない方が良いと思っていた私は、子ども達の表情を観察しながらそれとなく会話を聞いています。
「やっぱりほらなるでしょう」
「うん、なったなった、おっとっとっと」
と言いながら楽しんでいるようです。
私も子どものころは電車のつなぎ目が2番目に好きでグラグラと不規則に揺れ動く板の上でサーファーを気取っていたものです。
あっ、もちろん1番好きなのは運転席の後ろです。
左アクセル、右ブレーキ。あのごついハンドルを回す姿がカッコイイ!
ブレーキエアの圧力メーターが2本付いていて、使う度に自動的に標準値に戻すのが面白い!
最近の運転手はずっとブラインドを降ろしている人が多くて特等席の価値がなくなってしまいましたね。(TVゲーム「電車でGO」なんて本物に遠く及ばないぞ)
子どもの夢を奪うな!ブラインドを上げろ!などと叫びたがるのは私くらいのものでしょうけど。
ところで、子ども達が「坂になった」と言っているのは、駅に近づいて電車がブレーキをかけた時だと分かりました。
慣性の法則で、移動している乗り物がマイナスの加速度を生じた時、乗っている人はそのまま動き続けようとする訳です。
難しいことはどうでもよいのですが、つまりおっとっとっと進行方向にのめってしまう現象です。
地下鉄ですから窓の外に景色は見えません。
大人も子どもも、吊り革も、足元に落ちていた空き缶もみんな、坂になった電車に慌てているようでした。
割とすいていて立っている人がちらほら見える位でした。二人の子ども達が私の前の席に座っていましたが、何を思ったか立ち上がり話しを始めました。
子どもは、病気でないのなら電車では座らない方が良いと思っていた私は、子ども達の表情を観察しながらそれとなく会話を聞いています。
「やっぱりほらなるでしょう」
「うん、なったなった、おっとっとっと」
と言いながら楽しんでいるようです。
私も子どものころは電車のつなぎ目が2番目に好きでグラグラと不規則に揺れ動く板の上でサーファーを気取っていたものです。
あっ、もちろん1番好きなのは運転席の後ろです。
左アクセル、右ブレーキ。あのごついハンドルを回す姿がカッコイイ!
ブレーキエアの圧力メーターが2本付いていて、使う度に自動的に標準値に戻すのが面白い!
最近の運転手はずっとブラインドを降ろしている人が多くて特等席の価値がなくなってしまいましたね。(TVゲーム「電車でGO」なんて本物に遠く及ばないぞ)
子どもの夢を奪うな!ブラインドを上げろ!などと叫びたがるのは私くらいのものでしょうけど。
ところで、子ども達が「坂になった」と言っているのは、駅に近づいて電車がブレーキをかけた時だと分かりました。
慣性の法則で、移動している乗り物がマイナスの加速度を生じた時、乗っている人はそのまま動き続けようとする訳です。
難しいことはどうでもよいのですが、つまりおっとっとっと進行方向にのめってしまう現象です。
地下鉄ですから窓の外に景色は見えません。
大人も子どもも、吊り革も、足元に落ちていた空き缶もみんな、坂になった電車に慌てているようでした。
初めて読んで下さる方へ、
できればカテゴリーから「SF小説ハートマン①」を選んでいただき、第一話から読んでいただくと嬉しいです。
夜、夢を見た。僕はハートマンになっていた。
宇宙で極悪非道の限りを尽くす悪者に対し、科学を駆使して戦うヒーローだ。
ハートマンが僕に語りかけてきた。ハートマンは自分なのに寝ている僕に話すんだ。何か変みたいな気がしたけどそこが夢なんだろう。
「君は選ばれた。これから我々の仲間になって一緒に戦おう。いいね。」
「君は選ばれた。」ってところが気に入ったので、もちろんOKさ。
「これからしばらくは君の体の改造をする。宇宙で共に戦うためだ。少し苦痛があるかも知れないが、我慢してくれ。
私は大切な任務の途中なので行くが、後はトントが教えてくれるだろう。」
「トントってだれ?」
「私の相棒だ。スペーススーツに君たちが言うハートの紋章が付いているからすぐに分かるだろう。」
「じゃあ、あのカメムシがそうなの?」
「かめむし?まあ何でもいいが、会えばすぐに分かる。ひょっとするともうコンタクトは済んでいるのかな。」
なんか、ワクワクしてきた。
きっとあのカメムシのことだ。傷も治すし、なんかすごい奴だと初めから思ってたんだ。
できればカテゴリーから「SF小説ハートマン①」を選んでいただき、第一話から読んでいただくと嬉しいです。
夜、夢を見た。僕はハートマンになっていた。
宇宙で極悪非道の限りを尽くす悪者に対し、科学を駆使して戦うヒーローだ。
ハートマンが僕に語りかけてきた。ハートマンは自分なのに寝ている僕に話すんだ。何か変みたいな気がしたけどそこが夢なんだろう。
「君は選ばれた。これから我々の仲間になって一緒に戦おう。いいね。」
「君は選ばれた。」ってところが気に入ったので、もちろんOKさ。
「これからしばらくは君の体の改造をする。宇宙で共に戦うためだ。少し苦痛があるかも知れないが、我慢してくれ。
私は大切な任務の途中なので行くが、後はトントが教えてくれるだろう。」
「トントってだれ?」
「私の相棒だ。スペーススーツに君たちが言うハートの紋章が付いているからすぐに分かるだろう。」
「じゃあ、あのカメムシがそうなの?」
「かめむし?まあ何でもいいが、会えばすぐに分かる。ひょっとするともうコンタクトは済んでいるのかな。」
なんか、ワクワクしてきた。
きっとあのカメムシのことだ。傷も治すし、なんかすごい奴だと初めから思ってたんだ。