ある日3才児の子どもが棚に飾ってあった一輪挿しを倒してしまいました。
飛び回って騒いでいたのではなく、ほんのはずみでした。
水は飛び散り、花もバラバラになってしまいました。
当人は驚きのあまり棒立ちで、花瓶を見つめるその目には今にも溢れ出しそうに涙が溜まっていきました。
その時です、年長のお姉さんがさっと走り寄り、本当に適切な処理をしてくれました。そう「適切な」処理です。
まずしたことは、花瓶を起こすことではなく、こぼれた水を拭くことでもありませんでした。年長のお姉さんは、今にも泣き出しそうな「その子にまず声をかけた」のです。
「大丈夫だよ、そこにいてね。」
それから 花瓶を起こし、雑巾を取りに行き、先生にそのことを告げました。
そうすることが当たり前のようにごく自然に行いました。
落ち着いた年長さんの行動を見つめていたその子は、声をあげて泣くこともなく今までの活動に戻ることができました。
娘の通っていた幼稚園の先生から伺ったエピソードです。
「適切な」処理のし方を学習していた子どもです。パニックにならずに済んだその子も、お姉さんから貴重な学習をしたはずです。
飛び回って騒いでいたのではなく、ほんのはずみでした。
水は飛び散り、花もバラバラになってしまいました。
当人は驚きのあまり棒立ちで、花瓶を見つめるその目には今にも溢れ出しそうに涙が溜まっていきました。
その時です、年長のお姉さんがさっと走り寄り、本当に適切な処理をしてくれました。そう「適切な」処理です。
まずしたことは、花瓶を起こすことではなく、こぼれた水を拭くことでもありませんでした。年長のお姉さんは、今にも泣き出しそうな「その子にまず声をかけた」のです。
「大丈夫だよ、そこにいてね。」
それから 花瓶を起こし、雑巾を取りに行き、先生にそのことを告げました。
そうすることが当たり前のようにごく自然に行いました。
落ち着いた年長さんの行動を見つめていたその子は、声をあげて泣くこともなく今までの活動に戻ることができました。
娘の通っていた幼稚園の先生から伺ったエピソードです。
「適切な」処理のし方を学習していた子どもです。パニックにならずに済んだその子も、お姉さんから貴重な学習をしたはずです。