僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

水をこぼしちゃった

2006年05月16日 | 何でも掲示板
ある日3才児の子どもが棚に飾ってあった一輪挿しを倒してしまいました。
飛び回って騒いでいたのではなく、ほんのはずみでした。
水は飛び散り、花もバラバラになってしまいました。

当人は驚きのあまり棒立ちで、花瓶を見つめるその目には今にも溢れ出しそうに涙が溜まっていきました。
その時です、年長のお姉さんがさっと走り寄り、本当に適切な処理をしてくれました。そう「適切な」処理です。

まずしたことは、花瓶を起こすことではなく、こぼれた水を拭くことでもありませんでした。年長のお姉さんは、今にも泣き出しそうな「その子にまず声をかけた」のです。

「大丈夫だよ、そこにいてね。」

それから 花瓶を起こし、雑巾を取りに行き、先生にそのことを告げました。
そうすることが当たり前のようにごく自然に行いました。
落ち着いた年長さんの行動を見つめていたその子は、声をあげて泣くこともなく今までの活動に戻ることができました。

娘の通っていた幼稚園の先生から伺ったエピソードです。
「適切な」処理のし方を学習していた子どもです。パニックにならずに済んだその子も、お姉さんから貴重な学習をしたはずです。
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トントの話②

2006年05月16日 | SF小説ハートマン
そう言ってトントは話し始めた。
と言っても口でしゃべるのではなくて僕の耳に、あれ、頭の中にかな?直接語り始めたのだ。難しい言葉もたくさん出てきて分からないこともあったけど、どうなるのか大体は分かったと思う。
後はそのうち分かる時が来るってトントは言っていた。

僕の腕をコンピュータに改造するらしい。バイオリストコンピュータとか言ってたかな。
ハートマンやトントの世界との連絡や、難しい問題をすぐに解決する方法を素早く見つけるためのものなんだって。

機械を埋め込むのではなく、僕の頭を直接使うって言ってた。

他人に僕の頭を勝手に使って欲しくないって思ったけど、人間は自分の脳を半分も使ってないんだって。空いている脳をコンピュータとして使うってことらしい。

「宇宙君のバイオリストコンピュータが働き出すまでに、私たちの任務について知って頂きたいことが沢山あります。何日もかかりますが、頑張ってください。それから、このことは誰にも秘密ですよ。」

秘密は大好きだ。わくわくする。星見ちゃんにも秘密にしなくちゃいけないのかなぁ、とちょっと不安だったけど我慢することにした。

それから2週間、僕は毎日夢を見た。夢じゃない、うまく言えないけどすごくはっきりした夢だ。     つづく
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おでこちゃん

2006年05月16日 | いろいろな顔たち
みんなボクのことおでこちゃんって呼ぶよね。

前頭葉でしっかり考えてるんだぜ

そこんとこ分かってよね。
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