うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

ポジティブ日記の記憶

2016年04月22日 | 日記

10年前のちょうど今頃、

荒れ狂う嵐の日に、

ネコと、大きなキャットタワーを車に積み込み、

それまでの暮らしに、別れを告げました。

 

3匹のネコと、定職を持たぬ女がようやく見つけた部屋は、

ちょっと傾いたボロアパートの、小さな一室だった。

外観を遠くで目測できるほど、本当にちょっと傾いていた。

 

おはようございます。

私は、当時離婚したてで、未来への不安を

かき消すために、ポジティブ日記を付けていたのです。

その日記帳が、先日ひょんな事で見つかりました。

今日は、そこに書かれていた事を思い出してみようと思うのです。

 

●おかっぱ、入居1日目

「なんのこれしき。へっちゃらよ。

私達の新天地。

輝く明日が待ってるわ。

希望の窓は、きっと開くはず、信じる心のお勉強。」

・・・思い出した。

まずもって、部屋の窓が開かないという事実を知り、

不屈の精神で、窓を揺する事を始めた、日。

 

●おかっぱ、窓と悪戦苦闘を続けた、3日目

「窓が開いた、その瞬間に、私の心の重りも取れた。

そんな気がした。」

・・・思い出した。

毎日、フッ、フッと力任せに窓へ負荷をかけ続けた結果、

窓が開いた、その振動で、網戸が落ちた、日。

 

●おかっぱ、クローゼットを開けてみた。

「さあ、お入り。

ここは、きくのお部屋にしましょう。」

・・・思い出した。

閉めていた扉の一辺が、傾きを支えていた模様。

開けたら最後、扉が開いた状態で、こんりんざい締まらず、

ネコ入り浸り決定せざるを得ないと諦めた、日。

 

●おかっぱ、ちょっぴり孤独を感じる

「綺麗に並ぶ、アリさん達も、私の大事な家族なのだと、微笑んでみた。」

・・・思い出した。

部屋に侵入してネコの置き餌に集る蟻へ微笑むという、

ポチジティブをはき違え出した、日。

 

●おかっぱ、仕事でいろいろ思う

「パートの〇さんが、毎日、持ってきてくれるお漬物のおかげで、

私は、芋虫になったんだ。

きっと、もうすぐ、蝶になるんだ。」

・・・思い出した。

お裾分けの漬物を、美味しいと絶賛したばかりに、

その後毎日、ピクニック仕様のタッパで漬物を貰う。

数日後、漬物が底をついたと言った〇さんは、

次の日からは塩をぶっかけた野菜をくれる。

食べきれん分は家に持ち帰り、

これなら明日のタッパが無かろうと安堵したのも束の間、

次の日、別の大きなタッパに入った塩ぶっかけ野菜を貰う。

その日以降、空のタッパと引き換えに、ぶっかけ野菜を貰う。

これが数か月続く。

この一連を、芋虫から蝶へと例えるほど、追い詰められていた、日。

  

●おかっぱ、恋に悩む

「怒ったっていいじゃない。

叫んだっていいじゃない。

笑え、おかっぱ!」

・・・思い出せんが、どうした、おかっぱ?!

 

●おかっぱ、ハロウィンでの失敗に嘆く

「かぼちゃ男爵、お前のせいだ!」

・・・くり貫いた南瓜への言いがかりが、続く。

「全然、顔に見えないし」

・・・猟奇的に、くり貫かれた南瓜への言いがかり、まだ続く。

「そもそも、君は、青臭い!」

・・・そこは言ってやるな、おかっぱよ。

「でも、これも思い出の箱に入れておく、かぼちゃ男爵さん。」

・・・やれやれ、一件落着だ。

ただ、南瓜に男爵の称号を与えた訳は、今も思い出せぬまま。

 

●おかっぱ、部屋の一部の床の異変に気付く

「この部屋の、洗面場だけがクッションフロアになっていることに、

私は、今まで気づかなかった。

私達を受け入れてくれた、大家さんに・・・感謝。」

・・・目を覚ませ、当時のおかっぱよ。

日に日に、どんどん白アリが床板を食っていたから、

床がフワフワするようになったのだ。

寸でのところで、床をぶち破る事態だったのだぞ!

 

こうして、ページをめくり続け、最後のページにたどり着く。

そこには、こう書かれていた。

「あばら、折った」

 

その後、住み家が変わり、

ほんのちょっと広くもなった・・・ハズ

 

 

うんこ:「かーさん せまいよ」

自業自得だと思うぞ!

かーさんなんて、足、座禅状態だぞ!

コタツ、入れんし!

 

きく:「そろそろ こたつを かたづけろ めすぶたマントヒヒめ!」

いやいや、まだ肌寒いから、コタツ入りたいから、

そこ、退いてもらえませんか?

ところで、メス豚マントヒヒって、なんですか?

 

こんなイメージですか?

コタツに入れん、退いてくれ!