私、ただいま、
出たり詰まったりで、アワアワしております。
おはようございます。
お腹を下しているのに、排管は詰まってる。
流れ過ぎる腹と、一切流れない排管。
どうなってんだ、我が家は!
昨日は、マンションの自治会の会合だった。
役員は、毎年、部屋順で回ってくる訳だが、
4月から私は、その役員の一人となるのだ。
このマンションは、お年寄りが多いのだが、
今回の会長に任命されたのは、若いご夫婦だった。
我が家は会計役で、他の2軒は独り暮らしの高齢女性。
皆で助け合いながら、なんとか切り抜けよう!
そんな事を和気あいあいと話していると、
現役員のお婆ちゃんが、お菓子やらミカンやらを沢山出してくれた。
「食べて、ねぇ、いっぱい食べて。」と勧めてくれるので、
うん、いただきます!と言って、饅頭を頬張る私に対し、
会長になる若夫婦の奥さんは
「要りません。私、間食は致しませんので。」とピシャリと言う。
おっと、ついに日本にもノーと言える日本人が産まれたか。
頼もしいぞ、会長さん!
私は、この1年、あなたについてゆく所存です。
そう思いながら、ノーと言えない私は、
お婆ちゃんが、まるで雛に餌を与えるように、
次から次へと口に運んでくれる饅頭とミカンを食べていた。
その様が、面白いようで、
ついには、他のお婆ちゃんまで私の口に放り込んでくる。
若奥さんも、ついでに放り込んでくる。
仕方ないので、ノリノリで、
芸の一種のごとく、すべてを食べきってやった。
だからか、
だから腹を下したのか。
そっかそっかと納得しながら、排管の詰まりと格闘している中、
4月から始まる、我らの自治会、
こりゃ、面白くなりそうだと、腹に緊張が走るのだった。
うんこ、どうした?
うんこ「大丈夫かしら、おじさん」
おじさんは大丈夫だ。
うんこ「そうかしら?」
おじさんはね、数字にはめっぽう強いから、会計はお任せあれだ。
うんこ「ズボン、履かないのかしら?」
たしかに、早く履いて欲しいよな。
うんこ「早く履いてくれないかしら?」
いっそ、そのままでいいから、手伝えや~!