うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

冬のむし

2017年02月01日 | 日記

ご飯を炊こうと思ったら、

1合にも満たない米しか

残っていなかった。

 

おはようございます。

これはいかんと思い、

手の甲に「米」と書きました。

大きく書くと恥ずかしいから、

小さく「米」と書きました。

そのおかげで、

仕事に勤しむ私の視界に、

不意に飛び込んでくる「米」の文字のせいで、

何度も何度も、

うわっ虫!

と、身体をビクつかせた1日だった。

 

しまいには、

ボードに貼られた紙が、暖房の風に揺れてカサカサ鳴る、

その音が、まるで虫が舞う羽音のように聞こえて、

私は、思わず虫を探しに社内を彷徨った。仕事中に。

けれど、虫はどこにも、居なかった。

 

天井に巣を張っていた蜘蛛も、

床を這う、なんかの黒い虫も、

窓に張り付く、カメムシとか蛾とか、

もしや新種か?と色めき立った謎の虫も、

1匹たりとも見つからない。

トイレで攻防を繰り返した、あのアシナガバチは、

今、どこに居るんだろう。

 

そんな事を考えてながら天井を見上げていたら、

社内がやけに静かに感じた。仕事中に。

 

ねっ、ほんと仕事中に何してんでしょうね、私ったら。

ねっ、きくさん。

きく「むし、むしよ。」

うん、そうだよな、

むしだよな。

 

きく「徹底的に、むしよ」

うん、徹底的にむしだよな。

 

こんなの、無視しとこうな。

おじさん「おちゃま~、また張り付いて~」

 

おじさん「じゃね、ヒョーイしちゃうぞ~」

こんな男達、無視しとこうな。