ねぇ、今なの?
今じゃなきゃ、いけないの?
おはようございます。
猫と暮らしていると、そんな思いに駆られる事が間々ある。
トイレに座った途端、
今撫ぜてくれと、やってくる猫。
踏ん張る事を諦める・・・
風呂に入ろうと、全裸になった途端、
カーペットの上に吐く猫。
全裸で、拭き掃除に全力を傾ける・・・
歯を磨きだした途端、
小競り合いを始める猫。
歯磨き粉を飲み干し、走る・・・
夕飯を作り出した途端、
遊べとわめく猫。
おどけながらの、夕飯作り・・・
完全に眠りに落ちた状態の私に、
ちょっと相談したいんだけどと、語りだす、おじさん。
やめて!
先日の歯科医も、そうだった。
歯のクリーニングには、数種の工程があるようだ。
歯石を取る。
汚れている部分を細かく磨く。
全体を磨く。
これを担当した歯科衛生士さんが、
その都度「口の中を濯いで下さい」と言って下さる。
言われた通りに濯いでいると、
歯科医が必ず、やってくる。
1、歯石を取り終える。
歯科医「おかっぱさ~ん、一週間前に来て欲しかったなぁ」
一週間前は、ここ、休みだったじゃん!と言ってやりたいという
思いと、多少の水を飲んでしまう。
2、汚れを取り終える。
歯科医「おかっぱさ~ん、ところで、気になる所とか、ある?」
今、しゃべりかけんなっ!と言ってやりたいという、
思いと、かなりの水を飲んでしまう。
3、全体を磨き終える。
歯科医「おかっぱさ~ん、歯ブラシあげる~。何色がいい?」
垂れ流すコツが掴めたぞ!っと言わんばかりに、
一滴残らず垂れ流しながら、思いを吐き出せた。
あぁぁ~、スッキリしたわ~。
よね・あや「相変わらず、下品ね」
よね「美しくないわね」
あや「ほんと、醜いわね」
よね「これ、ちょっとピンボケてるわね」
あや「ふっ、動いてもいないのにね」
よね・あや「ほんと、最低ね」
「今なの?」を、私から最も多く引き出すのは、
圧倒的に白黒コンビなのである・・・