昨日は、
成人の日だったんですね?
あぁぁ、出席するの、忘れちゃった!
おはようございます。
なんてな!!
あの頃は、もがいていた。
私は、腹の奥底にある、
言い知れぬ、己の狂気と戦っていた。
しかし、その狂気の正体が何なのか、
全貌をつかむ事が出来ず、
そのぼんやりとしか見えない狂気に、
私の全部が乗っ取られやしないか、いつも不安だった。
不安だったから、とっ捕まえてやりたかった。
「母さん、私の腹の奥には、
自分ではどうにもならない、恐ろしい自分がいる。
そいつが、どうしても、消えない。
どうしたら、そいつは消えるの?」
そう母に聞いてみると、母は静かに言った。
「それはよ、誰にでもあるんや。誰にでもや。
仏さんみたいな人にでも、あるんや。
消えはせんのや。心の鬼は、消えはせん。
だから、上手に、腹の底に隠しておくんやぞ。」と。
そんな母は、見るからに、恐ろしい、毒吐き鬼ババァだった。
だから、私は思ったんだ。
チョイチョイ、狂気を出しても、いいのかも。
それが、大人なのかもしれないなってね。
あら?
炬燵を愛し炬燵に愛されし、よねさん、どうしたの?
よね「ムカつく、すごいムカつく」
よねさん、あなたは、そんな事言う、キャラでないでしょ?
とっても、ふわ~っとした、可愛いお婆ちゃんキャラでしょ?
よね「これ、見て。マジ、ムカつく」
よね「ぶん殴って、いいっすか?」
いやいやいや、またぁ、よねさんったら。
あなた、たまに本当に、豹変するよね。
チョイチョイ、鬼と化すよね。
さすが、大人やね。
おたま、君も、もう立派な大人なんだぞ、本当は・・・。