うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

夢の途中

2018年01月27日 | 日記

夢は、必ずしも、

叶う訳では、ない。

そして叶ったからといって、

それで終わりな訳では、ないのだ。

 

おはようございます。

腕のいい整体師だった男が、

今は家族を食わせるために、

どこかの工場で働いていると聞いた。

 

昔、歳は下だが、整体師としては先輩だった彼と、

1度、同じセミナーを受講した事があった。

講師の話を、たまにメモしながら聞いていると、

その横で、彼は一語一句漏らさずノートに書きなぐっていた。

講師の「えっとね~」という言葉も漏らさず文字にしていたから、

私が「ある意味、変態ですね」と声を掛けると、

彼は、「がっつり変態です」とギラギラしていたっけ。

この仕事が、本当に好きなんだなぁと思った事を覚えている。

 

その後、彼は家庭を持ち、

いざ整体院を開業しようと決めたはずだったが、

その夢は、いつしか途絶えたのだと知った。

残念そうな顔を見せる私に、彼は、

「奥さんがさ、安定収入持って来いって言うんだも~ん。

怖いんだから~」

と、笑いながら、ケロッと言い、

スマホの画面を見せてきた。

彼は「娘。こいつがさ、可愛くてね~」と目を細めた。

 

私も負けじと、

「うちもね、可愛い子がいるからさ。

食わせるために、今は事務員さんで働いてるよ」

と、言いながらガラケーの保存画像を確認すると、

どしょっぱなが、

「奥さんのウィッグを被ってみた、男」

だったもんね。

もう、何も言えない。

 

夢なんてものは、時に、あっさり棄ててしまい、

もう、空っぽになりたくても、

気付けば、また、新たな夢がそれを埋めている。

夢は、追い続けてゆくものだ。

決して、掴んだりは出来ない。

 

おい、おたま!

おたま「おら、今から座布団、もむぞ」

どうぞ、どうぞ。

 

もみもみ

 

もみもみ

 

はっ!

 

もーみもみ

 

もみもみもみもみ

お前の揉む時の顔ったら、なんだろう?

どんな夢を見ながら揉んでると、

そういう顔になるんだろう?