うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

三日月が、遠い夜

2019年05月09日 | よねの闘病記録

昨夜の三日月が、

まるで、私を笑っているようで、

見上げる私は、今の自分は、月から最も遠い存在のように感じた。

 

おはようございます。

あのね、二日酔いなんです。

いや、厳密に言えば、まだ酔ってるんです。多分。

でも、がんばって書くぞい!

 

火曜日は、よねの通院日だった。

連休明けの病院は、ごった返していた。

そして、よねは、また体重が減っていた。

よねの顔は、昔からまん丸で、満月みたいだったが、

月が欠けていくように、よねの顔も細くなっていっている。

「これは、仕方ないですよね」と院長に言いながら、

実は、強制給餌量を、昨日から増やした。

私は、あがきたいだけ、あがくが、月はどんどん離れていくのだ。

 

そういえば、

病院で、久しぶりに、イチゴちゃんのお父さんと再会した。

このブログの最初の記事は、迷子の柴犬の記事なのだが、

その時、協力してくれたのが、イチゴちゃんのお父さんだった。

小ぶりな柴犬と散歩していただけなのに、

迷子の柴犬を連れた私に、すっかり巻き込まれてしまった、気の毒な人だ。

その迷子の飼い主は見つけることが出来なかった。

そりゃ、当然だ。

あの子は、迷子ではなく、捨てられた犬だったからだ。

それは、私もイチゴちゃんのお父さんも、薄々感じていた。

お父さんは、

「イチゴちゃんもね、前の飼い主さんが要らないっていうから、

もらっちゃったんだよね~。

凄いの~。この子、咬むんだも~ん。

怖いんだから~。

迷子ちゃんは、大人しいシバだね~。

あぁぁ、イチゴちゃんと取り替えたいな~。」と何度も言っていた。

確かに、イチゴちゃんは、飼い主探しをしている最中、

ずっと私に唸っていた小さな猛犬だった。怖かった。

 

最近も、イチゴちゃんは絶好調らしい。

お父さんは、

「あと、数年すれば、落ち着いてくると思うのね。」と言いながら、

咬まれた左手を摩っていた。

「僕はいいんだけどさぁ、近所の人を咬んじゃってね。

さすがに、牙を、削ってもらおうかと思うの。」

と、呑気な口調で、話している。

 

イチゴちゃんは、以前の飼い主に、いじめられたことが、どうしても忘れられない。

もう叩かれたりしないけど、手が伸びてくると、咄嗟に口が出てしまう。

当時より、ふっくらして、顔も穏やかだ。

それでも、時々、咬んでしまう訳だ。

困ったことだが、お父さんの話を聞いていると、

そんな困ったところも、受け入れているのだと分かる。

お父さんは、受け入れながら、あがいているのだ。

 

よねさん?

君は、何もしなくていいぞ。

 

どんな君でも、いいんだ。

 

三日月になっても、

君にバレないように、あがくぞ。