うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

よねとほくろの足並み

2019年06月09日 | よねとほくろ

ほくろ たれ蔵、

昨日初めて、自力で排尿する事に成功した。

よねさん、

昨日から、強制給餌をやめた。

 

おはようございます。

子猫は、自力で排泄できるようになると、

尻を刺激されても漏らさないようになる。

食事は、まだ哺乳瓶だが、

排泄に関しては、これからは、たれ蔵自身に任される事となるのだ。

まだヨチヨチ歩きの幼い子だって、生きていくためには

自分の足で歩いて行かねばならない。

がんばれよ、たれ。

 

たれさん?

あやに挑むのか?

やめておけ!

あやは、強いぞ~!!

 

ほくろ「ペチッ」

 

あや「ペチペチペチペチ!」

 

あや「ダッフンダー!」

ほらな、あやは強いだろ?

 

さっそく、逃げるんか?

 

コソコソ、歩いて?

 

途中、白いのに捕まって?

 

で?

ほくろ「うちろから、ペチちてやりゅ」

うん、バレてると思うぞ。

 

あや「ばぁーかめ~!」

 

ほくろ「・・・・・」

 

ほくろ「どちてだろ?」

どちてだろな~。

たれ蔵は、どんどん、一人で出来ることが増えていく。

 

いっぽう、

よねは、これまで最低限の栄養を与えるべく、

1年半の間、強制給餌をしていた。

理由は、なるべく最期まで、自分の足で

好きな所へ歩いて行ってほしかったからだ。

食欲を失い食べなくなれば、すぐに歩けなくなる。

無理にでも食べさせれば、歩くために体力は維持される。

私は、よねに食べる事を強いて、

その代わりに「好きなところへ歩いていける」尊厳を守ろうと試みてきた。

もちろん、その食べ物が消化できて排泄できることが条件だった。

 

そして、

昨日の朝、いつものように注入器をよねに向けた時、

今までに感じた事のない、強い拒絶の感情が伝わって来た。

だから私は、強制給餌を止めた。

よねが食べそうな物を買い込んで、皿に盛ってみる。

食べようが食べまいが、それも、よねに任せることにした。

 

よねさんや

珍しいところに居るな。

いいんだよ。

よねは、生きる事を諦めたわけではないのだと思う。

今も生きるという事に、今の体で向き合っている。

だから私は、よねを信じて、よねに全てを任せる事にした。

それが、今のよねにとって、尊厳を守る事になればと願いつつ。