先日、
私は美術館へ行ってきたんです。
おはようございます。
美術館へ行ったのは、はっきりと2回目だと断言できる。
それくらい、足を踏み入れた事のない場所だからだ。
そこへ、さらに美術館とは一切無縁の人間を連れて行ってきた。
友人は、「ユトリロの絵を観にいかんかね?」という誘いにホイホイ乗って来た。
「ユトリロって、美味しいの?」と聞いてくるから、
「お願い、美術館ではふざけないで!」と釘を刺した。
行ってみれば、さすが人気画家の絵画展だけあって、
凄い人が並んでいた。
「ねえ、おかっぱちゃん?クリムト展って書いてあるけど?」
そう問いかける友人に、私は、
「うん、そうだよ。」と、さらっと答えたが、
実は、脇と顔面にどっと汗が噴き出していた。
整理しておくが、私が観たかったのは、クリムト展だ。
だから、行って正解だった。
わざわざ前売り券を買って待ちに待っていたくらいだ。
ただ、画家の名前を、ずっと覚え間違えていたって訳だ。
ずーーーっと、ユトリロさんと呼んでいた。
私は以前、きっと、どこかで誰かと、酒を酌み交しながら、
クリムトの絵の素晴らしさを、ユトリロユトリロ呼びながら
語ったこともあっただろう。
1度や2度では無かったかもしれない。
私は、前売りチケットを購入する時も、
クリムトと表記されたカタカナを、ユトリロと読む、
そういう脳を持っているのだろう。
あえて、こう言っておく。
なんて、自由な脳なのだ!
友人の疑問は解けないまま、絵画を堪能して、
彼岸花の咲く堤防を散歩して、
その間も「おかっぱちゃん?ユトリロってクリムトなの?」と聞く友人を、
放ったらかして、大いに楽しんだ休日であった。
さて、我が家ののん太は、何で遊んでるの?
あぁ、掃除機と戦ってるんだな?
のん「のんは、こんなの怖くないにゃ!」
のん「よ・・・余裕だにゃ!」
あぁぁ、バックしちゃってるじゃん
のん「違うにゃ。のんは、たれにぃを見に来ただけにゃ!」
のん「おい、たれにぃ!のんはあいつに余裕で勝ったにゃ!」
質の悪いチンピラみたいになってきた、のん太であった。