うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

明日は、きくの2回目の命日だ

2019年10月14日 | きくの事

猫は濡れる事を嫌うというが、

不思議と、風呂場を好むものが多い気がする。

 

おはようございます。

湯船に浸かろうと思い立った時には、

すでに風呂場でまどろむ猫が退かせない。

そのおかげで、風呂場のドアは開け放ったまま、

猫が乗っている風呂のふたを、半分だけ開けて、

できた隙間から湯の中へ体を滑り込ませた。

すると今度は、無邪気な子猫らもやってきた。

 

何も知らない子猫らは、

風呂に浸かる私を、

まるで、一人だけ箱に入って遊んでいると思い込んでいるような、

恨めしそうな目でじっと見ている。

私はついに居心地が悪くなり、

風呂の湯を指ではじいて雫を飛ばして見せた。

 

1匹は、咄嗟に、雫に向かって手を出す仕草をした。

私は、目を丸くして待ち構える、その子猫に当たらぬよう、

もう一度、指ではじいて雫を飛ばした。

すると、様子を伺っていた、もう1匹が飛び出して、

きらきら光る雫を掴んだ。

子猫は掴んだ瞬間、今度は驚いた顔で私を見た。

そして、笑う私を、不思議そうに、じっと見ていた。

その瞳は、まるで空中を舞う水の雫のようだった。

 

きくも、雫で遊ぶのが好きな猫だった。

子猫らと、あの時のように遊んでみたら、

貴女の美しい瞳が、もう二度と私に向けられない事を、

今さら、思い知った気がした。

 

あっきくさんだ!

きくさんや。

窓から帰ってきてくれたんか?

 

その鍋敷きに乗って、帰ってきたんか?

 

きく「相変わらずお前ブサイクだしこの家は騒がしいから帰る」

えぇぇ?

もう帰っちゃうの~?