そろそろ、出勤の時間だが、
私は、今日は出勤しない。
断じて、しないのだ。
おはようございます。
お陰様で、ほくろたれ蔵の去勢手術は、無事成功いたしました。
応援いただき、ありがとうございました。
とはいえ、私は術後の翌日は、仕事を休むと決めていた。
一応だ。
いや、べつに院長を信用していないわけではなく、万が一に備えてのことで、
心の片隅に、米粒大であろうと信用しきれない部分など、微塵も・・・
あっ、あった!
今回、たれ蔵は、抜糸無しの方法で、去勢してもらった。
かかりつけ医の院長は、毎度、抜糸有りを薦めてくれる。
「しっかり縫った方が、安心だもんね~」らしいのだが、
今回は、何が何でも抜糸無しでお願いした。
抜糸無しだと、舐めない子ならエリカラは必要ないのだ。
私は、今回、そこを一番重要視した。
その割に、いろんなエリカラ入手しているが、
どうにも舐めちゃうなら、付けるしかないから、いろいろ買っておいた。
また焦って散財したという事です。
で、当のたれ蔵は、さすが、たれ蔵だ。
全然舐めないので、エリカラ無しで普通に生活している。
糸が付いてないと、気にならないのだろう。
それでも、多頭飼いあるあるは、やはり発動した。
病院帰りの猫に、他猫が一斉にシャーする、あるあるだ。
ただでさえ、匂いが変わってしまった病院帰りの猫が、
これまた見事なエリザベスさんに変貌していると、
他の猫たちには、もう考える余裕がなくなってしまう。
そりゃもう、シャーシャーすごいわけです。
ウ~って唸っちゃう子も出てくるわけです。
そんな猫たち、見たくないわけです。
そして、最悪の場合、関係性が崩れてしまう。
今年は、猫の出入りが激しかった。
子猫も2か月おきに加入して、
我が家チームの関係性が、まだしっかり構築されていない状態だ。
そこにちょっとしたスパイスが加わると、一気にご破算になる予感がした。
ということで、
せめてエリカラ生活をしなくて済むようにお願いした。
それだけでも、かなり効果がある。
うんこさんは、エリカラあろうがなかろうが、
病院の匂いがプンプンしてたって、そもそも平気だが、
究極の内弁慶あやの反応は、かなり違う。
おたまの去勢の時は、エリカラ生活10日間、
あやは、いつまでも慣れることなく、ずっと遠巻きに唸っていたもんね。
おたまの匂いがすっかり戻ったところで、
その匂いさえ嗅ぎに行けないのだから、まったく距離が縮まらなかった。
あれは、人畜ともに、地獄の10日間だった。
しかし、今回は、まったくシャーもせず怖がらず、たれ蔵を迎え入れた。
猫の中にも、匂いより見た目を重視する子も、いるという事だろうか。
のん太は、まだまだ大人の事情など気付きもしないから、平気。
しかし、おたまは、そうはいかない。
めっぽう敏感で不器用な白い男は、たれ蔵の変化に適応できずにいる。
一晩経った現在も、まだシャーシャー言って、押し入れに籠りがちだ。
そこで、出番は、あやさんだ。
おたまにとって、あやは全ての指針になっている。
あやが、たれ蔵と接触するのを見て、おたまも、少しずつ安心してくれればいいなぁ。
あやさん?
お願いしますよ。
あや「ぎゅ~」
ん?
握りこぶし?
あや「むぎゅ~」
あやさん、握りこぶしで、やる気なんだな?
あや「へっぽこおたまを、ぶっ飛ばしてやるわ~」
いや、そういうやり方は、どうだろうか?