うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

猫は、優しい猛獣

2021年10月16日 | 日記

この半生で、

もっとも多くの涙を排出したのは、

おそらく、うんことの闘病期間だっただろう。

 

おはようございます。

これでもかってくらい泣いた。

でも、不思議なもので、居なくなってもっとも辛かったのは、

実はきくが死んだ後だった。

あれを、ペットロスと呼ぶのかは分からないが、

とにかく精神が不安定になり、何かせねばと思い、

どういう訳か、婚活をしていた。

かなり、いかれていた。

婚活サイトに登録しただけでも、いかれていたが、

プロフィールに、1歳サバを読むという、いかれぶりだった。

そのくせ、『同居している男性が一人おります』っということは、はっきりと明記した。

まるで、子供が一人いますといったノリで、書いた。

かなり、いかれちゃっていた。

 

じゃあ、今は正常なのかと問われれば、

それは今では分からない。

過ぎてみないと分からないってことがあると思うのだ。

だって、きくの亡き後のいかれっぷりも、

その時には、普通に当たり前のように、いかれていたから。

とにかく、もがいていたんだ。

きくが居なくなった日から、酷くもがいていた。

 

今も、もがいている。

もがいて、いっそアラブの石油王に嫁げないか企んでいるわけでは無く、

きくみたいな婆さんとの日々に、もがいている。

でも、私はきくとの15年間のおかげで、

きくとの別れの経験のおかげで、

きくみたいな婆さんのことが、許せるようになっていた。

癖の強い手の掛かる婆さんが、きくみたいに愛おしくなるのだから、

やっぱり私は、今もいかれているのかもしれない。

 

たれ蔵「祖母ちゃん、また家出してきたの?」

かずこさんも、もがいているんだよ。

 

たれ蔵「大丈夫、僕がついてるよ」

猫は優しい猛獣だ。

 

そして、たれ蔵の被毛は、ポメラニアンの触り心地だ。

犬好きな私にも、優しい。