意外ですね。
そう言われることって、あるよね。
おはようございます。
私は喫煙者なのですが、
以前、コンビニで煙草を注文したら、
レジのベテランお姉さんに、
「貴女、煙草を吸うの?意外ね。」と驚かれた。
そのベテランお姉さんは、
いつ見ても、目元は紫のアイシャドー、唇には深紅の紅を差し、
鮮やかな赤で彩られた爪は、なまめかしい女豹のようだった。
ヘアースタイルに至っては、金髪パンチパーマだ。
嘘みたいでしょう?
そんな人、実際にいるの?って思うでしょう?
いるんです。
いらっしゃるんです。
さらに正確に伝えると、
金髪パンチパーマのうなじ部分の髪だけは伸ばしていて、
細い三つ編みにされておられました。
年齢は、おそらく60歳前半といったところだろう。
想像を絶する修羅場を、3度はくぐって来ただろう。
流れ流れて、この町のコンビニで働いているが、
長い人生に何があったかを聞くなんて、野暮ってものだ。
そんな気配を漂わせるベテランお姉さんは、続けた。
「私なんて、昔っから普通の主婦だもんだから、
煙草の銘柄とか、全然分からないんだけどね。」と。
普通の・・・主婦?
私は、もはや言葉が出なかった。
けれど、ベテランお姉さんは、さらに続けたのだ。
「貴女は、見た目、煙草は似合わないけどねぇ。
意外なものですね。
でも、だったら、これは、どう?」
そう言って薦めてくれたのが、
映画ゴッドファーザーでしか目にしたことのない、
ガチの葉巻だった。
立て続く意外性と驚愕に、その時、私は、
「さすがに嘘だろう?!」と叫びそうになった。
そんな意外な私は、先日も、我ながら驚いたよね。
あらら、仲良しさんね。
おや?
そうなったか
いつの間に、そうなっちゃったの?
もう、母ちゃんびっくりよ。
ほんと、びっくりなんだから。
いつからなの?
ねえ?
これは、いつからなのだ?
こういう風に、しまいました。
確かに、自分で、こういう風に、しまった。
そういう記憶は、ある!