自分の感受性くらい、
自分で守れ、ばかものよ。
『自分の感受性くらい』茨木のり子 より
おはようございます。
昨夜、私はおたまを叱った。
今、この家にいる猫で、叱れれるなんて、
おたまくらいしか、いない。
私は昔から猫達に「これは絶対ダメ」を一つに絞っている。
それ以外は、何をしても叱るということはしない。
その「これ」をしたから、私はおたまを叱った。
凄く叱った。
もはや、鬼のように叱った。
大人しいように見えるが、
おたまは、決して穏やかな猫ではない。
拘りが強い、不器用で神経質な猫だ。
どちらかというと、多頭飼いには向かいタイプというか、
多頭でいることに、ストレスを感じやすい猫だろう。
だからか、その性格が、時々、攻撃的な行動に繋がってしまう。
意地悪ではないし、我儘なわけでも無い。
戸惑ってしまう。
どう振舞えばいいのか戸惑った時、キレちゃうんだ。
我が家は多頭飼いだ。
『喧嘩は絶対許さない』
これが、我が家の唯一、絶対ダメなルールだ。
放っておいた方がいい場合もあるが、
一方的にキレるという行為は、叱るようにしている。
でも、昨夜の叱り方は我ながらまずい。
こういう時は、落ち着かせたほうがいい。
けれど、突然おたまにキレられて、
怖がるのん太を目にしたら、ついカッとなった。
烈火のごとく叱ったら、さらにヒートアップさせかねないのに。
おたまは、いい奴だ。
たれのんが来て以来、おたまは凄く頑張っているし、
凄く優しいとこもある。
頭も驚くくらい、良かったりする。
特に、記憶力は、私なんかより遥かに良い。
だからか、その後、
皆で遊ぶ時間になったら、
おたまは、珍しくジャラシに飛びついてきた。
おたまは、そういう子供じみた遊びはしないくせに、
私のジャラシに、子猫みたいにじゃれてきた。
ついさっきまで、叱られてムスッとしてたのに、
そんなこと忘れちゃったみたいに、私と遊んだ。
私は救われたような気持ちになって、凄く楽しかったが、
きっと、おたまはそれほど、楽しくなかったんだろう?
私に、付き合ってくれたんだろう?
お前は、本当に、いい奴だな。
ごめんな、おたま。
あや「おたまは、あたしに任せといて!」
あやに任せると、ぶっ飛ばしますやん。