名前は変わらなくても、
呼び名というのは、変わってゆくものだ。
おはようございます。
あやは「あーちゃん」と呼んでいる。
おたまは「おちゃ」だ。
たれちゃんは、実は「ほくろ」と名付けたはずだ。
それがどういう訳か、たれ蔵という呼び名が産まれ、今では「たれちゃん」だ。
のん太は、「のんこ」と呼んでいるが、
時には「のんのんこちゃん」、さらに「のんのんの~んこ」、
もっと「のんの~ん・のんのん・のんこちゃん」と
無駄にのんの連呼が止まらなくなることがある。
そして、実家猫になったチャー坊は、
今、「チャボ助」と呼んでいる。
しかし、かずこに至っては、チャー坊を「チビ」と呼んでいる。
こうなると、もはや別名だ。
チャー坊は、そもそも野良時代に、いろんな名前を持っていた。
私の知っている限りでも、「半蔵」「ジャック」「茶太郎」の中、
私は「チャー坊」と呼び、人の思惑はせめぎ合っていた。
チャー坊は現在、インターフェロン注射から10日間、
元気な状態を保っている。
保護して以来、インターフェロン注射間隔の最長期間を更新中だ。
それまでは、1週間も保たずに体調を崩していた。
とはいえ、投薬は毎日欠かしていない。
消炎剤と抗生剤を飲んでいる。
それを飲まなければ、体のどこかで炎症を起こす状態だ。
炎症を抑えるために免疫をも下げる薬(抗生剤)と、
免疫を上げるための薬剤(インターフェロン)という、
相反する薬でバランスを保っている。
この10日間は、そのインターフェロンを入れずに保てている。
免疫を上げるためのサプリが効いているのか、
チャー坊の底力が凄まじいのか、そこは分からないが、
元気で過ごせているのは、何よりだ。
私は、チャー坊には思う存分、どこも燻る事無く、
命を燃やし切って欲しいと考えている。
長く生きなくてもいい。
ただただひたすら、静かな暮らしをなんて、考えていない。
特に、チャー坊は長らく野良で生きて来た猫だ。
しかも未去勢のゴリゴリの野良を、おそらく10年ほど経験してきた。
そんな猫が、突如、何も起こらない静かな環境に置かれたら、
さぞやストレスだろう。
もはや事件めいているといって言いほど、
癖の強い人間達が暮らす実家は、チャー坊にはピッタリかもしれない。
そう思えるようになってきた。
実家での暮らしは、外の暮らしとはまた違う類の、
刺激的な暮らしだろう?
チャー坊「あっ、ババァが起きてきた!」
なんだかんだ、かずこが気になったり
チャー坊「なんだ?ジジィがこっち見て爆笑してるけど、負けないぞ!」
変なポースのチャー坊を見て、
バカでかい声で大笑いしてるジジィのことは、
縄張り争いをしてるライバルとして認識してるみたいだし。
そのくせ、抱っこも覚えた模様だ。
チャー坊、大いに楽しんでいこうな!