うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

演歌に学ぶ

2016年01月09日 | 日記

実家の父が、ある日突然、

マイク型カラオケマシーンを購入いたしました。

おはようございます。

 

私は生まれてこのかた、機械とは決して深いお付き合いはせぬと決めているのに、

父さんったら、そのマイクと説明書と曲名リストを私に託すのです。

「俺の歌う曲を、ダウンロードしてくれ」と。

ダウンロードってなんですか?

ダウンロードって下り坂の事ですか?(ダウンドーロ)

父 「・・・・・・」

やりますよ、やればいいんでしょ。

 

ということで、まずは

ダウンロードすべく曲名(父の持ち歌)を、確認してみた。

そして、この数々の曲名を前に、

脳が勝手に「脱正月ボケ 妄想式脳内トレーニング」をし出すのです。

 

まず、分類をする。

「酒」パターン

・ひとり酒 ・ほろり酒 ・コップ酒 ・悲しい酒 ・涙の酒

酒を飲むと、泣いちゃう系の人が多いのかな?

世知辛い世の中ですからね、程ほどにねって。

 

「男」パターン

・男の履歴 ・男の劇場 ・男の人生 ・男の背中 ・男の涙

う~ん、男の様々な思いを歌うのかな?

女なんかに俺の何が解るってんだ、みたいな事かな?

その現場には、あまり居合わせたくないですね。

 

そして気付く。

「横浜」と「小樽」がかなりシビアなせめぎ合いをしている事を。

「横浜 おまえだけ」に対して、小樽は「おれの小樽」。

「サヨナラ横浜」ときたら、「小樽で もう一度」。

この戦い、甲乙つけがたいですね。

 

そして、かなりイマジネーションを掻き立てられる、

秀逸な曲名がいくつかある訳です。

 

「地獄花」

壮絶さだけが、強烈に伝わってきますね。

 

「関東春雨傘」

ある特殊なチームのチーム名という事で、いいのでしょうかね。

この人達は、おそらく全員「地獄花」も歌えます。

 

「ひとりのクラブ」

このクラブは、おそらくホステスさんが沢山いらっしゃる方のクラブでしょうね。

ママに恋の相談でもしに来たのかな?

でも内心、いくら?そろそろ会計いくらになっちゃってんの?ってね、

気もそぞろでしょうね。

 

「逢えるじゃないか またあした」

そう!明日も逢うのに、泣くなよ~ってね、そういう歌でしょうかね。

交際3か月未満のカップルを題材にした歌でしょうか、多分ね。

もう少し経つと、相談しに、行っちゃうかもしれませんね。

ひとりで、クラブにね。

 

「夜のサングラス」

サビの歌詞は、{なんも見えねえ} でしょうかね、きっとね。

 で、結局クラブにひとりで入っちゃうのでしょうかね。

よく見えんからね。

 

「涙はおれがふく」

恐れ入ります。

 

「カサブランカ グッパイ」

お見舞いには、ユリの花は避けましょう、

と同じ道理を用いての、別れの合図なのかな?

そんな回りくどい事せずに、

口で言いなさいよって、ひとりでクラブ行った時に

ママにお説教されるのですかね。

 

こうして見てみると、

 

男と女の駆け引きは、酒をあおって涙して、

追って追われて、地獄花。

あったじゃないか、楽しい時も。

思い出、追いかけ夜の街。

ふらり立ち寄る、人情酒場、

ここでも咲きます、駆け引き舞い散る、男と女の乱れ舞い。

さぁ、歌っていただきましょう。

 

ということになるのですね。

 

さて、ダウンロードを・・・

うんこ~、母さん、まず説明書を読むのが、面倒なんだよ~。

母さんの愚痴を聞いておくれよ~。

 

 

う・ん・こー!

 

 

うんこ 「きいてますよ かーさん」

まったくさー。機械ってやつは、面倒な事言ってくるしね、

そんでね、こうでね、あーでね、そんでね・・・・

 

 

・・・・

男と女の契り雨、聞いてか聞かずか、あいあい傘。

さぁ、そろそろ歌っていただきましょう!

 

なんじゃ こりゃー

どれがどれやか、わからんやろー!!

これが、まさに「演歌の道」なのですね、父さん・・・