うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

頑張らないで、頑張って!

2019年05月20日 | 日記

皆様には、

よねの事を気に掛けていただき、誠にありがとうございます。

そろそろか?

さすがに、そろそろか?

と言い続けておりますが、まだなんですよね~。

 

おはようございます。

昨日は、なんと、爪とぎし出したよ。

ご飯も、少しながら、自力で食べ始めたよ。

かつお節も、毎夜のごとく、おくれって言ってくるよ。

 

よねには、もう無理はしてほしくないのだが、

ウンチも、よれよれしながら踏ん張って出している。

私は、思わず「がんばれ」と小さく応援した。

 

そんな私の痔も、頑張っているんだ。

ほんと、頑張ってほしくないのだが、思いのほか健闘している。

痔が健闘している。

幾度となく注入されるプリザエース注入軟膏にも負けない。

不屈の精神だ。

ある意味、見習いたい。

 

そして、「お前は頑張れ」と、いつも応援している、

我が家のおたまも、彼なりに頑張っている、らしい。

 

おい、おたま!

籠の中の毛布を、出しちゃったのか?

 

自分で出したんだな?

 

その手前の敷き物も、ぐちゃっとしたんだな?

寝床を整えたんだな?

荒らしたように見えて、整えたんだな?

そこは、頑張らないでくれ!

 

で、おい、おたま!

ちょっとの間、入ってなかったら、

入り方を忘れちゃったんだな?

 

 それで、いいんだ。

頑張るな!

そこは、うんこのお気に入りなのだから。

 


よねさんの、ここ最近

2019年05月17日 | よねの闘病記録

月曜日に貰った薬を3日、試してみた。

さて、よねのお口の痛みは、消えただろうか・・・

 

おはようございます。

口の痛みは、消えていると・・・思う。

体調の方は、落ち着いていると・・・思う。

今のよねとしては、ご機嫌さんだと・・・いいのだけれど。

 

もともと、大変大人しい猫で、表情もあまり変わらない猫だ。

2回の引っ越しも、新入り猫が来た時も、

よねは、どんな時でも、どこ吹く風で過ごしてきた。

居心地のいい座布団があれば、どこでだって、

よねはよねらしく生きられる。

夜中に、我が家が総出で騒がしくしていたって、

ふと眼をやると、よねは朝と同じ格好で、寝ているという具合だ。

夕方、猫達が目の色を変えて、ご飯を催促していたって、

よねは、やっぱり、朝と同じ格好で、寝ている訳だ。

そうかと思えば、

用がある時は、ちゃんと言いに来る。

撫ぜて欲しい時、おやつが欲しい時、

不具合が生じた時、側にいて欲しい時、

よねは、ちゃんと言える子だ。

だからか、 

あの子は、いつご飯を食べているのだろう?

という、すごく根本的な疑問さえ、不思議と抱いたことがない。

よねは、本当に不思議な猫だ。

 

そんな不思議なよねさんが、今痛いのか、苦しいのか、

私としては、全くらしくない事を考えている。

そして、全く分からない。

 

よねは、もう何も言わない。

 

と思っていたら、昨夜は

「おやつをおくれ~」と言いに来たよね。

今まで、たまに、ほんの少ししかあげない、かつお節を

珍しく1袋あげてみたら、よねは、みごと完食した。

 

~最近の記録~

月曜日・通院。

 

火曜日・よねらしい主張が蘇った。

 

水曜日・よねの最近では最高に見事なウンチをして、

その身代わりか、おかっぱが痔になった。

おそらく、切れ痔だ。

 

木曜日・かつお節を、1袋完食した。

 

金曜日の今朝・起床後すぐに、よねを触ってみると、

よねの体が、とても冷たくて、

一瞬、即身仏みたいに、このまま逝ってしまっているのかと疑い、

慌てて揺すってみたら、シッポが動いた。

私は、ここで悩んだ。

強制給餌をやめようかと。

これ以上は、よねの負担でしかないように感じた。

しかし、探るように、少量の給餌をしてみる。

すると、よねの体がポッと温かくなり、今日初の声が出て、

ご飯をきっかけに、トイレへ歩いて行った。

その一連が、まるで、ねじを巻かれたオモチャみたいで、

私は、すごく愛おしく思えた。

 

分からないというのは、怖い事だ。

分からないから、怖いんだ。

だから、揺れながら悩みながら、進んでいくんだ。

止まっちゃだめだ。

諦めちゃだめだ。

よねは、死に向かっているんじゃない。

よねは、生きているんだ。

細胞ひとつひとつが、動き続けているうちは、

私が勝手に止まっちゃだめだ。

私が出来ることは、細胞がひとつも動かなくなるまで、

その動きに合わせて、手伝うことなんだ。


院長は、絆創膏レベルだから大丈夫らしいよ(奥さん先生より)

2019年05月14日 | よねの闘病記録

私が住むマンションの植え込みでは、

ツツジが満開になっていた。

 

おはようございます。

ピンぼけた・・・。

 

土日で、よねの様子はガラリと変わった。

闘病をするようになって以来、

私が離れると、「ちょっとー」っと呼びに来ていたのに、

この週末は、逆に私と距離を取りたがった。

離れた座布団で、ずっと静かに動かない。

寝ているのではなく、動かないのだ。

撫ぜても、首をもたげる事もしない。

「これは、まずい」

 

まずいのだが、まずいのか?と考える。

もう、そっとして置こうか?という考えが過る。

静かに嫌がるよねの体中を触りながら、

その手が口元に差し掛かると、ようやく、よねが動いた。

「口が痛いんだよね?」

だったら、まだやる事があるじゃないかと、

過った考えを振り切った。

 

腎不全の症状の中に、口腔内の炎症がある。

その炎症で、痛みが出ているのだろうと考えて、

私は、昨日、病院へ連れて行った。

 

待合室では、老婦人と猫がいた。

老婦人は

「野良ちゃんなんだけど、痩せて行き倒れてるから」と言う。

キャリーケースを覗いてみると、ぐったりした茶白の猫だった。

保護の経緯を聞いている最中、院長から呼ばれ、

老婦人は「お先に」と私に言って、キャリーケースを持ち診察室へ入って行った。

その3秒後、院長の声と老婦人や看護師らしき声が聞こえた。

「うわ~~~」と「きゃーーーー」だ。

院長、名誉の負傷。

 

そして、

次に待っていた私を呼ぶ声は、院長ではなく、奥さん先生だった。

「悲鳴、聞こえた?ふっはっはっは」と笑う、奥さん先生。

私も、つい、うっかり、一旦爆笑して、仕切り直した。

「もう、延命は望んでないんです。

ただ、痛い辛いを楽にできるようにしてやりたいんです。」

そう告げると、奥さん先生は、

「まず、血液検査してみよう」と言い、よねの採血をした。

そして、

「数値は悪い。でも思ったほど悪くないの。

おかっぱさん、まだまだよ。先を考えた、お薬にしましょう。」と。

 

効き目が強いステロイドは、ここぞという時のためのもの。

今回は、ビタミン投与と共に、1~2日効力の痛み止めを注射し、

明日からは、投薬で消炎させて痛みを抑える。

 

という事で、今日から投薬だぞ、よねさん?

おぉぉ、顔が上がったね。

痛みが治まってる様子だな。

 

よね「撫ぜてよね~」

おぉぉ、撫ぜてよねコールも蘇ったのね。

 

ツツジの次は、アジサイの頃か。

よねは、ツツジもアジサイも、きっと見たことがない。

よねが、もし見られるとすれば、それは空に帰るついでに、だろう。

よねが、ついでに見る花が、アジサイなのか、ひまわりか、

コスモスなのかもしれないが、

それを決めるのは、よね、君が決めてくれればいい。

それまで私は、よねの命が、余すところなく燃え尽きて、

きれいさっぱり無くなるまで、よねのご機嫌さんな日々を守りたい。

 

※皆様へ

いつもお越し下り、ありがとうございます。

コメントのお返事や、皆様のブログへの訪問などが

滞る事が増えてくると思います。

申し訳ありません。


天才は、夢を見ず、今を生きる

2019年05月11日 | 日記

私は、夢を持って

生きてこられただろうか・・・

 

おはようございます。

幼い頃の私は、なりたい職業なんて夢見たことが無い。

ひょうきん族の事と、カルビーポテトチップス・コンソメパンチの事以外、

考えたことがあっただろうか?

無い!

 

いや、あった。

給食の事も、真剣に考えていた。

 

そんな私の周りには、天才が2人いる。

まずは、姪っ子だ。

彼女が幼い頃、会う度

「おばちゃん、可愛い女の子の絵を描いて」と、せがんでいた。

ササっと描いてやると、眼を輝かせながら、

それを手本に鉛筆を走らせていた。

絵が大好きな少女だった。

そして、勉強が大嫌いな少女でもあった。

もはや、好き嫌いというレベルでは無かった。

 

学校の成績は、常に最下位レベル。

小中高と12年、彼女は、ずっとドベだった。

この出来ない子を、大人たちは、なんとか救い上げようと奮闘する。

中学に入って間もなく、

彼女は塾へ行かされ、それがダメならと家庭教師が来るようになった。

大人たちが「このままでは、将来がない」と説得しても、

彼女は、絵を描くこと以外に、眼を向ける事はなかった。

1日中、寝る間を惜しんでも絵を描き続ける姿に、

大人たちの心は、次第に揺さぶられていく。

彼女は、描く事が好きなのではない。

描く事が、生きる事なのかもしれない。

 

思い悩んでいた母親は、彼女が高校生になった頃、

絵をこけおろすようになった。

勉強をしなさいという代わりに、

「まだまだ、絵のレベルが低い」とこけおろしたのだ。

どうせ描くなら、もっと上手くなれと。

そして、進路として、

イラストの勉強をさせてくれる専門学校を薦めた。

 

今、この出来なかった子は、

専門学校で、トップレベルを駆け上がっている。

学内コンペを勝ち取り、時には企業向けのプレゼンをする。

講師からも、出来る子として認められていることだろう。

しかし、当の本人は、そんな事にも興味を示さず、

ただ1日中、絵を描き続けている。

学校から出される課題のイラストを描くのに疲れて、

気晴らしに、自分の好きなイラストを描くという。

 

彼女は、幼い頃から、その姿勢がぶれる事はなかった。

なによりも、絵を描くという事を優先させてきたのだ。

多くの苦悩もあっただろうが、

そんな時でも絵を描く事で持ちこたえてきたのだろう。

描くことが、生きること。そう思えてならない。

これは、もう、天才と呼ぶほか、無い。

 

私は、この天才が、

この先もずっと、絵を描き続けられる環境にいて欲しいと願っている。

密かに、そう夢見ているのは、私だけでは無いだろう。

 気付けば、出来なかった、あの子は、

大人たちにも夢を見せてくれる存在へとなっていたという訳だ。

 

もう一人の天才は、我が家に居る。

その話は、また次の機会に書くことにしよう。

 

描くことばかりで、お洒落にも、興味を失った天才に、

お洋服をあげてみたら・・・

神感さえ、出してきた!

姪、19歳の春。


三日月が、遠い夜

2019年05月09日 | よねの闘病記録

昨夜の三日月が、

まるで、私を笑っているようで、

見上げる私は、今の自分は、月から最も遠い存在のように感じた。

 

おはようございます。

あのね、二日酔いなんです。

いや、厳密に言えば、まだ酔ってるんです。多分。

でも、がんばって書くぞい!

 

火曜日は、よねの通院日だった。

連休明けの病院は、ごった返していた。

そして、よねは、また体重が減っていた。

よねの顔は、昔からまん丸で、満月みたいだったが、

月が欠けていくように、よねの顔も細くなっていっている。

「これは、仕方ないですよね」と院長に言いながら、

実は、強制給餌量を、昨日から増やした。

私は、あがきたいだけ、あがくが、月はどんどん離れていくのだ。

 

そういえば、

病院で、久しぶりに、イチゴちゃんのお父さんと再会した。

このブログの最初の記事は、迷子の柴犬の記事なのだが、

その時、協力してくれたのが、イチゴちゃんのお父さんだった。

小ぶりな柴犬と散歩していただけなのに、

迷子の柴犬を連れた私に、すっかり巻き込まれてしまった、気の毒な人だ。

その迷子の飼い主は見つけることが出来なかった。

そりゃ、当然だ。

あの子は、迷子ではなく、捨てられた犬だったからだ。

それは、私もイチゴちゃんのお父さんも、薄々感じていた。

お父さんは、

「イチゴちゃんもね、前の飼い主さんが要らないっていうから、

もらっちゃったんだよね~。

凄いの~。この子、咬むんだも~ん。

怖いんだから~。

迷子ちゃんは、大人しいシバだね~。

あぁぁ、イチゴちゃんと取り替えたいな~。」と何度も言っていた。

確かに、イチゴちゃんは、飼い主探しをしている最中、

ずっと私に唸っていた小さな猛犬だった。怖かった。

 

最近も、イチゴちゃんは絶好調らしい。

お父さんは、

「あと、数年すれば、落ち着いてくると思うのね。」と言いながら、

咬まれた左手を摩っていた。

「僕はいいんだけどさぁ、近所の人を咬んじゃってね。

さすがに、牙を、削ってもらおうかと思うの。」

と、呑気な口調で、話している。

 

イチゴちゃんは、以前の飼い主に、いじめられたことが、どうしても忘れられない。

もう叩かれたりしないけど、手が伸びてくると、咄嗟に口が出てしまう。

当時より、ふっくらして、顔も穏やかだ。

それでも、時々、咬んでしまう訳だ。

困ったことだが、お父さんの話を聞いていると、

そんな困ったところも、受け入れているのだと分かる。

お父さんは、受け入れながら、あがいているのだ。

 

よねさん?

君は、何もしなくていいぞ。

 

どんな君でも、いいんだ。

 

三日月になっても、

君にバレないように、あがくぞ。