うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

私の周りは、花盛り

2023年09月06日 | 日記

ランさん、おはよう。

今日も元気?

いいよ、いいよ。

咲かなくってもいいんだ。

無理しなくって、いいかんね。

 

皆さんも、おはようございます。

これは、会社で世話をしている胡蝶蘭との朝の会話だ。

いや、独り言だ・・・。

鉢の前で、ブツブツ言っているのだから、

傍から見れば、かなり恐ろしい事だろう。

それを8年ほど続けている中、胡蝶蘭は何度か花を咲かせてきた。

毎年ではない。

2~3年に一度、花を咲かせる。

今年は3鉢の中、2鉢の株が花を咲かせた。

けれど、6個の蕾のうち、咲いたのは3個だけだった。

 

はずが、

リベンジと言わんばかりに、ランさん、頑張りました。

咲いていた花が枯れ始めた頃、

ランさんには新たに蕾が育ち始めていた。

私は、変にプレッシャーを掛けたくないから、

「いいよ、いいよ。無理せんでもいいんだからね。」

と声を掛けていたけれど、

ついに開花した。

植物って、すごい!

この花達が終わったら、今年は水苔を替えてやろう。

 

そして、我が家にも鉢が届いた。

ワイルドストロベリーを育てるキットと、

猫と犬。

警備隊3号さんが届けてくれたんだぁ。

さすが、3号さんは毎度、センスがキラッキラに光ってる。

私なんかさ、以前、このハイセンスなお方に、

こけしの顔を送り付けたかんね。

これね、私とお揃いのこれ。

3号さん、ありがとうございます。

あたし、ストロベリーちゃんを大事に育てるかんね~。

 

〆は、あやの花も咲かせておこうかしらん

ピャーっとね。


最近のかずこさん

2023年09月04日 | カズコさんの事

最近のかずこさんは、

さらに面白くなってきている。

 

おはようございます。

味噌汁、ごはん、お茶を縦に並べて食べるかずこに、

「それは、食べやすい?」

と聞くと、

「どえらい、食べづらい。」

と言うかずこが、大変面白い。

 

最近よく、

「背中が痒い」

と訴えるかずこに、

私は毎晩、保湿クリームを塗ってやる。

昔から、

「わしは、もう早よ死にたい。」

と口癖のように言うくせに、ちょっと不安になるとすぐ病院へ行く人だった。

今でも、背中がちょっと痒いだけで病院へ行きたがる。

しかも、行き慣れた内科へ連れていけと言うのだけれど、

「わしは、生きれるだけ生きたい。」

と言うようになった。

どういう訳か、認知症になったおかげでなのか、

ようやく、発言と行動が一致するようになった。

 

「ほれ、クリーム塗ろうか?」

そう言うと、かずこは子供のように反射的に背中を向ける。

爪を切るよと言えば、その時も反射的に両手を揃えて差し出す。

まるで、母親に世話をされ慣れている子供のようだ。

そういう時の子供は、少し自慢げに見える。

だから私は、仕方ないから、

「おお、偉いな~かずこさんは。」

と褒めてやる。

「じゃ、背中捲るからね。」

そう声を掛けて、黒いTシャツを捲ると、肌ではなく、

また黒いTシャツが露わになった。

「いや母さん、何枚同じの着てんの?マトリョーシカか?!」

と言って笑うと、かずこは

「そうや。」

と、そこでも謎に自慢げだ。

かずこは、おそらくマトリョーシカが何かなんて知らない。

 

かずこには、あまりにも知らないことが多すぎる。

それは、昔からのことだ。

目の前の暮らしに必死だったせいかも知れない。

そう思うと、私はふと、父さんを恨めしく思う。

どうしてももっと、この人を守ってやらなかったんだと。

私は、母親に背中を擦ってもらったことも無ければ、

爪を切ってもらった記憶も無い。

目の前の暮らしに必死だった母親は、

私を見る余裕なんて無かったからだと、今の母親を見ているとそう気づく。

昔から、背中を擦って欲しかったのは、かずこ自身だった。

「わしは、ちゃんとしとる。」

と言って、ちゃんとしなくちゃっと頑張った。

「わしは、なんでも知っとる。」

と言って、訳の分からぬ世間から自分を守った。

きっと、そうだったのだろう。

 

今からだって、間に合うだろうか。

喫茶店で昼食を摂った後、

「かずこさん、サンドウィッチ美味しかったね。」

と、言うと、

「サンドウィッチ?わし食っとらん。」

と、全力で否定してくるが、間に合うだろうか。

この世には、案外楽しいこともあって、

すぐ側に、とっても美しい景色があるということを、

伝えられるだろうか。

 

「かずこさん、こっち見て!虹が出てるよ。」

かずこ「うわぁ、すごいな~。あの虹はどこから生えとるんや?」

ん?

生えてる?

虹って、生えるの?

こんな、瑞々しい子供みたいな質問の答えを、私は知らない。

そう感心していると、父さんは、

「水蒸気が、太陽に反射しとるんだ。

あっちの方で雨が降ってたということだ。」

と、きっぱり答える。

「父さん、あんたはロマンチックを知らんな!」

と、そんなことを言い合いながら、3人並んで見上げた虹は、

本当に美しかった。


耐える、この時期

2023年09月01日 | 日記

子供の頃の経験は、

深く深く刻み込まれている。

 

おはようございます。

9月がやって来た。

いつでもマイペースで穏やかだった、よね。

私は、よねを見るたび、羨ましかった。

「よねさんは、気楽に生きてるな~」ってとこが羨ましかったのだ。

よねにしたら、気楽じゃなかったのかもしれないが、

そう見える猫だった。

長い闘病期間においても、よねは気楽に見えた。

笑っちゃうくらい気楽に見えていたから、

私も闘病していることをうっかり忘れていた。

 

それに比べて、私はいまだに抜けない。

8月31日という地獄の日を必死で過ごし、

9月1日の朝は毎年、「もう死んでやろうか?!」と企んでいた。

何のことかと言えば、夏休みの宿題です。

6・3・3で12年。

私は自慢じゃないが、この12回やってきたチャンスを、

1度たりとも成功させたことが無いのだ。

宿題を前もって計画的に終わらせたことが1度もない。

毎回、地獄の31日に泣きながら徹夜でやっつけた。

もはや、地獄に馴れるということに成功した。

 

それでも今だに、9月が近づいてくると、無性に憂鬱になる。

夏休みのトラウマだ。

そんな恐ろしいトラウマを毎年、乗り越えている。

夏休みの宿題は、私にそういう我慢強さを与えてくれた。

ありがとう、夏休みの宿題。

 

なんですか?

感謝の矛先、ズレてますか?

 

ねえ、たれちゃん?

 

君も、それは・・・我慢してるのかい?

たれ蔵「母ちゃんが撫ぜてるから、ぼくは、ぼくは・・・」

 

なんか、我慢してるっぽい顔してない?

たれ蔵「ぼくは・・・ぼくは・・・」

なんか、ごめん。