すっかり書きたいことが溜まってきてしまいました・・・
かなりUPにムラのあるブログで恐縮ですが、先日の映像についての一言コメントを・・・
◆『ロミオとジュリエット』 マーゴ・フォンティーン、イワン・ナジー
音楽:ベルリオーズ、振付:G.スキビン(第1回・1976年)
第1回はなんと伝説の人、マーゴ・フォンティーンも出演されていたのですね。
このロミジュリは見たことのないバージョンでした。
◆『ラ・バヤデール』 マリアーナ・チェルカスキー、フェルナンド・ブフォネス
音楽:ミンクス、振付:M.プティパ(第1回・1976年)
わたくしがバレフェスを見始めた頃にも「ディアナとアクティオン」などで神話の世界にでてきそうな
フォーンと見まごうたくましい太ももで力強い踊りを見せていたフェルナンド・ブフォネス。
初回からご登場とは拝見した頃はキャリアの終盤だったのでしょうか・・・。
こういう正統派でかつ力強いダンサーの系譜ってこの時代ならではかも。
◆『レダ』 マイヤ・プリセツカヤ、ジョルジュ・ドン
音楽: 日本の伝統音楽 振付:M.ベジャール(第2回・1979年)
なんというスターの共演!!レアな画像かもしれません。白鳥の羽を両腕につけたドンが
プリセツカヤを包み込むような仕草をするのが、高貴な野生の白鳥のよう・・・
AMPの男性群舞以前にも男性の白鳥、というイメージ自体はこういう作品に出ていたのですね。
プリセツカヤはその後「瀕死の白鳥」を何度も日本で踊ってくれましたが、この作品でも後姿で
腕を白鳥のように羽ばたかせる場面があり、美しく、印象的でした。
◆『パ・ド・カトル』 アリシア・アロンソ、カルラ・フラッチ、ギレーヌ・テスマー、エヴァ・エフドキモワ
音楽: ブーニ、振付:A.ドーリン(第2回・1979年)
スターの共演といえばこちら。いや競演、かしら?
ロマンチックチュチュに頭には花輪の4人の伝説のプリマが勢ぞろい、というだけでタメ息。
これぞ秘蔵映像でしょう、というインパクト大ですが、作品としては特にどうということもない
ものではあります(笑)
画像もこの時代ですので、ボンヤリとした白黒でどなたかも判別しがたいxxx
映像が残っているだけでもありがたい、という感じです。
今回の上映会は日経ホールの杮落としできっと機器などは最新のものを揃えて大画面で
という条件は揃っているのですがいかんせんオリジナルが古いので仕方ありません。
◆『ドン・キホーテ』 エカテリーナ・マクシーモワ、ウラジーミル・ワシーリエフ
音楽:ミンクス 振付:M.プティパ、A.ゴールスキー(第2回 ・1979年)
今年の4月28日にお亡くなりになったボリショイの名花。
イマドキのバレリーナのように手足がほっそりと長いタイプではないのですが、
存在感と踊りの切れはさすが。
◆『ボレロ』 ジョルジュ・ドン、東京バレエ団
音楽:ラヴェル 振付:M.ベジャール(第3回・1982年)
はぁ~。「愛と哀しみのボレロ」では何度も観たドンの『ボレロ』
改めてバレエ・ダンサーたちのパフォーマンスと並べて観ると、この人がいかに稀有な存在感を
もっていたかが身に沁みてわかります。
高貴でファナティックな野生動物のようなしなやかさと強靭さを秘めた肢体。
リズムを踊る東バのダンサーが今は黒のパンツに上半身は裸、というのがデフォルトなのですが
この当時は思い思いの白いシャツを着ているのがなんだか新鮮。
◆『海賊』 エヴァ・エフドキモワ、ペーター・シャウフス
音楽:ドリゴ、振付:M.プティパ(第3回・1982)
エフドキモワさんも今年の4月3日にガンでご逝去されていますね。
この映像を観ながらしみじみとしてしまいました・・・
本当に優雅でとてもラインの美しいダンサーです。
こんなたおやかなダンサーは今はもう観られないのではないかしら・・・。
腕のムーブメントだけでロマンチックな空気を作り出すことのできるバレリーナ。
脚のラインの雄弁さも特筆すべきものがありました。
◆『ジゼル』 アリシア・アロンソ、ホルへ・エスキヴェル
音楽:アダン、振付:J.コラーリ、A.アロンソ(第3回・1982)
とても幻想的なジゼル。このあたりでちょっとわたくしの集中力がとぎれがちにxxx
◆『白鳥の湖』より ”黒鳥のパ・ド・ドゥ” ジョイス・クォーコ、ピーター・ブロイヤー
音楽:チャイコフスキー、振付:M.プティパ(第3回・1982)
黒鳥、での超絶技巧を様々なバージョンで見すぎてしまった目にも彼女の技術の高さは
しっかりと伝わって参ります・・・。観客は熱狂していましたね。
◆『オネーギン』 マリシア・ハイデ、リチャード・クラガン
音楽:チャイコフスキー、シュトルツ 振付:J.クランコ(第4回・1985年)
ハイデはとても演技力と目の表情に説得力があるので、タチアナ役にはピッタリ。
抜粋で場面が飛び飛びになるのがもどかしい。
これは全幕で観たいです。というかせめてバレフェスで抜粋で踊ったパートだけでも
細切れに編集して欲しくなかったかも・・・(;;)
◆『ドン・キホーテ』 モニク・ルディエール、パトリック・デュポン
音楽:ミンクス、振付:M.プティパ(第4回・1985年)
デュポンも映像では観ていて・・・
そのお茶目で陽性のパフォーマンスと恐ろしいほどの身体能力についても
知っているつもりではあったのですが・・・
いや、このパフォーマー振り、果てしなく加速を続けるピルエットは
もう、笑ってしまうしかないほどの凄まじさ。
会場で映像作品であるにも関わらず、思わず拍手が出ていました!
続きます
かなりUPにムラのあるブログで恐縮ですが、先日の映像についての一言コメントを・・・
◆『ロミオとジュリエット』 マーゴ・フォンティーン、イワン・ナジー
音楽:ベルリオーズ、振付:G.スキビン(第1回・1976年)
第1回はなんと伝説の人、マーゴ・フォンティーンも出演されていたのですね。
このロミジュリは見たことのないバージョンでした。
◆『ラ・バヤデール』 マリアーナ・チェルカスキー、フェルナンド・ブフォネス
音楽:ミンクス、振付:M.プティパ(第1回・1976年)
わたくしがバレフェスを見始めた頃にも「ディアナとアクティオン」などで神話の世界にでてきそうな
フォーンと見まごうたくましい太ももで力強い踊りを見せていたフェルナンド・ブフォネス。
初回からご登場とは拝見した頃はキャリアの終盤だったのでしょうか・・・。
こういう正統派でかつ力強いダンサーの系譜ってこの時代ならではかも。
◆『レダ』 マイヤ・プリセツカヤ、ジョルジュ・ドン
音楽: 日本の伝統音楽 振付:M.ベジャール(第2回・1979年)
なんというスターの共演!!レアな画像かもしれません。白鳥の羽を両腕につけたドンが
プリセツカヤを包み込むような仕草をするのが、高貴な野生の白鳥のよう・・・
AMPの男性群舞以前にも男性の白鳥、というイメージ自体はこういう作品に出ていたのですね。
プリセツカヤはその後「瀕死の白鳥」を何度も日本で踊ってくれましたが、この作品でも後姿で
腕を白鳥のように羽ばたかせる場面があり、美しく、印象的でした。
◆『パ・ド・カトル』 アリシア・アロンソ、カルラ・フラッチ、ギレーヌ・テスマー、エヴァ・エフドキモワ
音楽: ブーニ、振付:A.ドーリン(第2回・1979年)
スターの共演といえばこちら。いや競演、かしら?
ロマンチックチュチュに頭には花輪の4人の伝説のプリマが勢ぞろい、というだけでタメ息。
これぞ秘蔵映像でしょう、というインパクト大ですが、作品としては特にどうということもない
ものではあります(笑)
画像もこの時代ですので、ボンヤリとした白黒でどなたかも判別しがたいxxx
映像が残っているだけでもありがたい、という感じです。
今回の上映会は日経ホールの杮落としできっと機器などは最新のものを揃えて大画面で
という条件は揃っているのですがいかんせんオリジナルが古いので仕方ありません。
◆『ドン・キホーテ』 エカテリーナ・マクシーモワ、ウラジーミル・ワシーリエフ
音楽:ミンクス 振付:M.プティパ、A.ゴールスキー(第2回 ・1979年)
今年の4月28日にお亡くなりになったボリショイの名花。
イマドキのバレリーナのように手足がほっそりと長いタイプではないのですが、
存在感と踊りの切れはさすが。
◆『ボレロ』 ジョルジュ・ドン、東京バレエ団
音楽:ラヴェル 振付:M.ベジャール(第3回・1982年)
はぁ~。「愛と哀しみのボレロ」では何度も観たドンの『ボレロ』
改めてバレエ・ダンサーたちのパフォーマンスと並べて観ると、この人がいかに稀有な存在感を
もっていたかが身に沁みてわかります。
高貴でファナティックな野生動物のようなしなやかさと強靭さを秘めた肢体。
リズムを踊る東バのダンサーが今は黒のパンツに上半身は裸、というのがデフォルトなのですが
この当時は思い思いの白いシャツを着ているのがなんだか新鮮。
◆『海賊』 エヴァ・エフドキモワ、ペーター・シャウフス
音楽:ドリゴ、振付:M.プティパ(第3回・1982)
エフドキモワさんも今年の4月3日にガンでご逝去されていますね。
この映像を観ながらしみじみとしてしまいました・・・
本当に優雅でとてもラインの美しいダンサーです。
こんなたおやかなダンサーは今はもう観られないのではないかしら・・・。
腕のムーブメントだけでロマンチックな空気を作り出すことのできるバレリーナ。
脚のラインの雄弁さも特筆すべきものがありました。
◆『ジゼル』 アリシア・アロンソ、ホルへ・エスキヴェル
音楽:アダン、振付:J.コラーリ、A.アロンソ(第3回・1982)
とても幻想的なジゼル。このあたりでちょっとわたくしの集中力がとぎれがちにxxx
◆『白鳥の湖』より ”黒鳥のパ・ド・ドゥ” ジョイス・クォーコ、ピーター・ブロイヤー
音楽:チャイコフスキー、振付:M.プティパ(第3回・1982)
黒鳥、での超絶技巧を様々なバージョンで見すぎてしまった目にも彼女の技術の高さは
しっかりと伝わって参ります・・・。観客は熱狂していましたね。
◆『オネーギン』 マリシア・ハイデ、リチャード・クラガン
音楽:チャイコフスキー、シュトルツ 振付:J.クランコ(第4回・1985年)
ハイデはとても演技力と目の表情に説得力があるので、タチアナ役にはピッタリ。
抜粋で場面が飛び飛びになるのがもどかしい。
これは全幕で観たいです。というかせめてバレフェスで抜粋で踊ったパートだけでも
細切れに編集して欲しくなかったかも・・・(;;)
◆『ドン・キホーテ』 モニク・ルディエール、パトリック・デュポン
音楽:ミンクス、振付:M.プティパ(第4回・1985年)
デュポンも映像では観ていて・・・
そのお茶目で陽性のパフォーマンスと恐ろしいほどの身体能力についても
知っているつもりではあったのですが・・・
いや、このパフォーマー振り、果てしなく加速を続けるピルエットは
もう、笑ってしまうしかないほどの凄まじさ。
会場で映像作品であるにも関わらず、思わず拍手が出ていました!
続きます