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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

宝塚雪組「伯爵令嬢」 日生劇場

2014-10-17 07:09:15 | TAKARAZUKA
2014年10月16日(木)18:30
早霧せいな、咲妃みゆ、雪組新TOPコンビお披露目作品「伯爵令嬢」を観に、日生劇場に行って参りました



ル・ミュージカル・ア・ラ・ベル・エポック『伯爵令嬢』-ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-

日生劇場公演
公演期間:10月11日(土)~10月31日(金)

■主演・・・早霧 せいな、咲妃 みゆ

ル・ミュージカル・ア・ラ・ベル・エポック
『伯爵令嬢』-ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-

~細川智栄子あんど芙~みん作「伯爵令嬢」(秋田書店刊)より~
脚本・演出/生田 大和

[解 説]
 19世紀末。エッフェル塔、パリ万国博覧会に代表されるベル・エポック華やかなりしフランスを舞台に、新聞王として世に勇名を馳せる公爵家の子息アラン、孤児院で育ち海難事故で記憶を失った少女コリンヌ、アランに復讐を企むフランソワ、かつてコリンヌと愛を誓い合った盲目のリシャール、狡猾な女スリのアンナなど、個性溢れる登場人物たちが織り成す愛の讃歌です。


前半一幕がちょうどわたくしが原作マンガ、全10巻中半分だけ予習したちょうどその部分が怒涛の展開で繰り広げられており、韓ドラさながらのおはなし運び。

やたらと水難事故が多く、階段から突き落とされて命を落とす人の数も風共の比ではないくらいで……☆
水に流す、というのは細川先生作品には欠かせない
場面なのでしょうが…

と、原作に起因する様々な問題点はさておいて
華やかで楽しく、ちぎちゃん(早霧せいな)はゴーインだけれど新聞社社長としての社会正義に燃えたり悩んだりでちぎちゃんの真っ直ぐな魅力はしっかり伝わる主役。
そして、お歌が悉くちぎちゃんキーに沿って作曲されているため、歌に難を感じない幸せ
みゆちゃん(咲妃みゆ)は「巡り愛は再び」のねね(夢咲ねね)ちゃん仕様の金髪ツインテールに青白ストライプのドレスが似合って、元気で可愛いコリンヌそのもの。
ともみん(夢乃聖夏)は派手な(久方振りの)2枚目。そう、このところコメディエンヌ枠に入って出られなくなるのではと心配していましたが、本来柚希さん似の2枚目なのですよ~^^;
翔(彩風翔)くんはVisualは実は原作のイメージとはちょっと違うのですが(もっと繊細で甘い感じを想像)爽やかで堂々とした人間性は登場人物中ピカ一の素敵なリシャールを好演。
きんぐ(蓮城まこと)の黒い役は最近魅力を増しているように思うのですが、今回も絶好調。
…そして、美しいおじいさま、金髪ロン毛が実は誰よりも似合う大(鳳翔大)ちゃんが、髭さえとれば別人さとばかり、バイトしまくりで、オープニングから各場面、あのきれいな子は!と見るともれなく大ちゃん、という雪組お約束あるある現象が。

しかし…わたくしが震撼したのは、親子設定とはいえ、美穂圭子お姉さまとデュエットする大ちゃんを見ようとは…
手に汗握りました

その美穂圭子お姉さまは、コリンヌ母として素晴らしいお歌を聴かせて下さり、その歌は、ちぎちゃん、とももみん、翔くんらのお歌になまった耳が瞬時に再生したくらい、全くの別物でございました。