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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

宝塚星組「REON in BUDOKAN~REGEND~」日本武道館 初日

2014-11-23 08:02:04 | TAKARAZUKA
2014年11月22日(土)18:00~

初日に行って参りました!
大会場に黙々と進む宝塚ファンの波・・・仮装こそしていないもののこの雰囲気は10月の大運動会@大阪城ホール以来!心高鳴ります。
そう言えば お茶したグランドパレスホテルに向かうエレベーターで乗り合わせた3人娘さんたちが中国語を話していたのですがところどころ聴こえてくるワードが「NewWave」「そら」「りく」「りんきら」
・・・おぉ~昨日発表された宙組の次回公演振り分けの話題?
結構コアなファンではないですか!きっと星組台湾公演でファンになった方たちなのだわ・・・。
とちえさん率いる星組の台湾公演が花開き実を結ぶ様を実感し・・・

日本武道館にて

柚希礼音スーパー・リサイタル
『REON in BUDOKAN~LEGEND~』

トータルプロデュース/SAM(TRF)
構成・演出/石田 昌也

[解 説]
 アーティストなら誰もが憧れる、ショービジネス界、音楽シーンの最高峰にそびえる聖地、日本武道館。その日本武道館の舞台に、柚希礼音が登場します。トータルプロデュースに、東方神起のコンサートツアーを始め多数のアーティストの振付、コンサートプロデュースを手掛け、ダンスクリエーターとして幅広い活躍をするSAM氏を迎え、劇場では見られない、コンサートならではの映像や演出を駆使した圧巻のライブをお届けします。



■プログレオン(オープニング)

開演前からディズニーアニメのようなダークなお城の映像に稲妻が・・・・・
雰囲気が盛り上がります!
そこに登場のレオンくん!!

スクリーンには大きな羽根が!その前の柚希さんが一体化して見えて・・・
そこからのキレッキレのソロダンス。ッカッコいい!

メンバー登場。

お衣装が黒ベースでミニパニエドレスの娘役、タイトな黒革ジャンプスーツ?な男役で、今回VISUALでメンバー選んだ?振付がまたカッコ良くてテンション上がります。
ヘアスタイルも良い。マカゼさんが前髪ウェーブでの黒髪が新鮮。かつ色気が凄いことになっており、レオン君の前髪斜めストレートにラフに下ろした金髪といいしーらん(壱城あずさ)の赤毛のウェーブといい、ねねちゃんの金髪でボリューム出してざっとおろしたロングストレートといい期待高まるVISUALで。

観客参加型のライブということで、まずは所持率90%?の7色に色を変えられるペンライトを、ブロックごとにレオンくんの指定でステージ中心に西から赤、ピンク、黄、緑、青、紫、白に点け分けて。
武道館を埋め尽くす8500人弱のライトが虹色にともった光景はとてもキレイ!
そして今度は手拍子の指導が。^^
横に長いステージで、左右がちょっと見切れる武道館西、東ブロックの方に対しては両サイド端っこのジェンヌが出張でフォローしてくれる構成ですが、西担のしーらんがチャラって客席をキャーキャー言わせて、レオンくんが「ちょっと!壱城!」と^^;。その後もことある毎に「壱城!」が^^

■TRFメドレー♪

「masquerade」「BOY MEETS GIRL」「EZ DO DANCE」
ここで柚希さんが1階スタンドに。1階席騒然!
そしてステージではこの公演の2番手格、真風涼帆率いるダンスチームがガッツリ踊って。

■Let's Dance! "Aimer" Finale Ver.

参加型、その2.
前回のREONコンサートの後、観客参加のダンスパートが易しすぎたとのご意見があり・・・と、結構複雑?な振りを何度もレクチャーしてくださると言うありがたいコーナー。
実は、この振付と「明日へのエナジー」の3パートに分かれてのコーラスを事前に指導するレクチャー動画が配信されていたのですが、それを観て、どいちゃん(鶴美舞夕)が腰を回すのを観て、心折れ、最後のハート描いてフーと飛ばすところだけでいいや、と戦線離脱を決め込んでいたのですが・・・。
あまりのレオンくんの熱のこもったご指導に気が付いたら上半身で踊っていた・・・。
このTOPの牽引力があの大運動会の優勝を導いたのですね、と身を持って実感^^;
そして、ロミジュリのフィナーレナンバーは振付含めて、やはり名曲ですね。
アリーナのセンター付近にバウホール公演で分かれている「アルカサル」組がいたらしいのですが、もし自分が近くにいたら、踊るのそこそこでマオポコの踊りを注視してしまいそう!

■“愛と青春のReon's History”

もう・・・!!石田センセイGOOD JOB過ぎます!!
素晴らしかったですね。
柚希礼音6年間のTOP在任期間中のヒーロー全てに娘役含めてのメンバーが扮装してずらりと並び、真風くん扮するフォーリー軍曹のチェックを受けるというコーナーですが・・・。
ノバボサのお衣装のねねちゃんが「まさか初武道館での役がこれとは!」と笑いを取った他、あのフォーリーの「黒も白もユダヤも・・・」のセリフ通り、各主人公たちを恫喝して行って、列の最後には・・・
・・・「あたし、ちえちゃん
まさかのランドセル小学生まさこさん(十輝いりす)に無言で踵をかえす真風フォーリーに死ぬほど笑いましたxxx

■宝塚メドレー♪

での、今までの軌跡を振り返るターンに。
3面あるバックスクリーンのセンターに流れる過去の舞台映像の数々とその主題歌たち・・という泣かせる演出。
前半は凰稀かなめ氏が2番手で、ちえてる体制だったから、もう、2人の場面がいっぱい映って・・・。
綺麗だったな、楽しかったな、可愛かったな、ステキだったな・・・と思い出いっぱい蘇り・・・。

・「FATE CITY」
・「君はどこに」 TOP目前の2番手で黒い役を存在感たっぷりに演じきった柚希さん。そのターニングポイントの役の曲を”今の歌唱力で”(ここポイント)!
・「恋は元々アンフェア」 あぁ~これは8月末の凰稀さんのDSでも留依蒔世くんとデュエットしたのを聴いてこの曲いいなぁと思ったのが、ここでも!真風くんが凰稀さんのパートを担当するのが新鮮。凰稀さんはちょっと声が高めで甘いから、ちえさん(柚希)の低くてハスキーな声とのハモリが絶妙だったのですよね。あの中日公演は今想い出しても素晴らしかったなぁと・・・
・「希望の瞳」これはちえねねで。「太王四神記」懐かしい。。。
・「ソル・エ・マル」「カルナバル」

ここで、今度はなんと!2階席の通路をぐるりと西から東まで柚希さんご登場でハイタッチしながら走り抜けるという!上から降りてくる人をガードすべく、黒服のガードスタッフが配置についた時点でおぉっと思ったのですが、来た!目の前!大きな目のちえちゃん!
せっかくだから(笑)ハイタッチも。客席の歓声が凄いことに。
その間、1階スタンドでは真風くんとねねちゃんが・・・。
・「REON!」
コンサートといえば、のテーマソング。
武道館、ステージも客席も一体となって。

■Synchronized Virtual REON in "Romeo & Juliette"

最高潮に盛り上がったところで、今度はシリアスなステ―ジングの場面が挿入。
センターに登場したレオンくんが映像とシンクロして!
夢かうつつか、踊る柚希さんと映像で増幅した柚希さんたち?とのレイヤーに眩惑されて。
その両サイドを占めるのはしーらん(壱城あずさ)とどいちゃん(鶴美舞夕)。
切れ味鋭いエネルギッシュなダンスと映像のコラボは武道館ライブの醍醐味ですね^^

■熱視線

これが、ですね。星組3番手男役、真風涼帆の新たなる覚醒の時を目撃した思いが・・。
(第一の覚醒は「ジキルとハイド」の鎖をちぎって客席に駆け降りたゆりかチャン、でしたね)
ワイルドにバサッとおろした金髪を振り上げたねねちゃん(夢咲)が真風くんに絡んで攻めて誘惑して、それを受けてガッと行く真風氏・・・。柚希さん(172cm)以上に上背がある(175cm)真風くんとだと、スラリと長身のねねちゃんとのバランスの男女感が一層増して新鮮な並び。
この2人が舞台中央からアリーナに突き出した花道?ランウェイ?の先端まで絡みつつ進んで、その突端でいきなりいや、そこまでは・・・^^;の瞬間に盛大に焚かれるスモークの柱で隠される2人・・・からのレオンくんのご登場!

真風くんを忘れ去って今度はレオンくんを誘惑するねねちゃん、からの2人手を繋いで戻る本舞台。
誘惑のダンス、脚の間をすり抜けて絡んで・・でとても動きが激しいので、本舞台に戻ってからさりげなく、しゃがんだポーズの時に靴を履き直していた夢咲嬢でありました^^;
ねねちゃんもお人形のように可愛らしい・・・娘役さんでしたけれど、6年のちえねね時代を経て、大人の艶やかな女性に成長されましたよね

■明日へのエナジー

観客参加場面第3弾。
センターのお客さんは主旋律。西と南西ブロックが女声パート、東と南東は男声パート。
コロちゃん(音花ゆり)率いる娘役3名による歌唱指導が3回ほど、センターのメロディーは一回だけ。低音ベースでいきなり高音に飛ぶ難しい男声パートは念入りに4、5回、と練習時間が設けられた時に、あぁ、ここでもちえさんは本気なんだなと。^^;
わかりました、とまじめに女声パートを歌いました^^
3回皆勤した友人によると、最終回、観客からの提案で、オケのボリュームを落として、会場の声を響かせたら、複数回参加の観客の歌唱スキルが上がっていたせいか、本当に一体化してハーモニーが響いて格別の体験だったとかv
振付のときにも思ったのですが、あの男声パートを男役さんたちは基本歌いながら踊っていたりするわけですよね・・・。そこで、なぜか宙組男役スター、七海ひろき氏に心の中で謝るわたくし

■手紙~拝啓十五の君へ~
またまた、思い出コーナー。今度はオフです。赤ちゃんの写真から、音楽学校から、同期との組子とのスナップ写真が次々と・・・。
■君の好きなとこ」
武道館のお稽古場映像が。皆の笑顔。

そして、メンバー紹介。
二番手格にふさわしい成長ぶりを印象付けたマカゼくん(真風 涼帆)、宙組仕込みのスマートなカッコよさがあるのになぜか誰よりも緩く笑いを誘うまさこさん(十輝 いりす)、星組ダンサー筆頭、バトントワリング全国大会で武道館経験済、この日もバトン技を披露したどいちゃん(鶴美 舞夕)、スター軍団89期の星組代表しーらん(壱城 あずさ)、仙台ジェンヌで萩の月のCMでは顔のぺーちゃん(海 隼人)、美貌と歌ウマで場面場面を支える夏樹 れいちゃん、新公年代のスター軍団勢ぞろい95期の星組ネクストせおっち(瀬央 ゆりあ)、先の新公で礼真琴くんの役靴磨きの少年で、歌の上手さと本役以上の(こら)VISUALで記憶に残る綾 凰華ちゃんという男役ラインナップ
娘役も、遠目でもそのスタイルの良さでハッと目を惹くTOPスターねねちゃん(夢咲 ねね)、歌ウマお姉さま枠ながら華やかさもある容姿で活躍を続けるコロちゃん(音花 ゆり)、容姿の可愛さはやはり群を抜いており歌唱力も向上中!の96期期待の星 綺咲 愛里ちゃん、きれいどころに 愛水せれ奈嬢、五條 まりな嬢と、充実のメンバー

最後に、柚希礼音作詞、のファンへの感謝のメッセージソング
「For Good」が。
ほんとうにまじめで誠実で可愛らしいお嬢さんが、舞台でカリスマティックな力強く大らかな男役として花ひらいた6年間の軌跡をたっぷりと楽しめた2時間(予定では1時間半^^;)でした。

6年の歳月は、さすがにさよならショーだけではフォローできませんよね。
その任期の長さもさることながら、このような形で半年前から、少しずつお見送り体制に入っていくことのできるレオンくんファンはお幸せなことだなぁと思った武道館ライブ、でした