宝塚花組TOPスター、真飛聖、退団公演。
ミュージカル・ロマン「愛のプレリュード」作・演出 鈴木圭
レビュー「ル・パラディ Le Paradis!-聖なる時間(とき)-」 作・演出 藤井大介
実は3月30日にS席の良席があると友人に誘われて行くつもりが、計画停電のあおりで、夜公演が2日キャンセルになり・・・。一度はあきらめて、翌日WEBで取ったB席で時間がなかったのでショーだけざっと観賞したのですが、その後、また違う方からお声をかけていただき、4月15日(金)13:30からの公演をSS席、5列目センターで観ることができました。
華形ひかるさんの関係のお席ゆえ、前に立たれることが多く、視線もふんだんにいただき、ハイ、軽くみつるくん落ちしたわたくしです^^;
お芝居は、不治の病を得た元捜査官フレディ・クラーク(真飛聖)がボディガ―ドとしての職を得てサンタモニカに帰郷したところから始まります。
成功した発明家ドイル氏(悠真りん)に雇われ、その娘キャシー(蘭乃はな)につく。束縛を嫌う鼻っ柱の強い彼女は最初ボディガードの監視を嫌うが、淡々といなす大人なフレディとは、定期的に訪問している孤児院での自然なふるまいなどから好感を持ち、だんだんと距離が縮まっていく。
一方、資産家の娘であるキャシーに近づく、不動産業で急激に成功し多くの部下(手下?)を有するジョセフ(壮一帆)は昔馴染みのフレディに出会うが、経歴を詐称していることもあり、フレディに冷たく当たる。
実は、ジョセフとフレディはともに正義感を持って捜査官の任務にあたる相棒通しだったが、フレディは負傷して戦線離脱。
ジョセフは孤軍奮闘するも組織内の腐敗に絶望し、転身。
はじめは、少女キャシーと影のある大人の男フレディの恋物語かと思わせておいて、その実、もと相棒通しの男の過剰な友情がどんどんとメインになっていくところがこの脚本のツボ。
キャシーを誘拐したジョセフを操る黒幕とその手下対、ジョセフ&仲間たちとフレディ混成チームの銃撃戦で、命を落とすジョセフがフレディの腕の中で死んでいく・・・ってヒロイン=ジョセフという混沌。
また、マウロ(華形ひかる)を筆頭とするマフィアスタイルの部下たちがジョセフを慕うことと言ったら・・・。
孤児院とフレディの関係が明らかになり(タイガーマスクのような感じ)、孤児院のことはわたしに任せて!と健気なキャシーを残して、また故郷を離れるフレディ~旅立ちの時、というさよなら仕様。
まともにストーリーを追っていると途中???と混乱してしまうこと必須の破綻はあれども、(大体いつ倒れて意識を失うかもしれない身体のフレディはボディガードなんてしたらダメでしょ!職業倫理上)、組子とガッチリ心を一つにした2番手とTOP娘役が、揃って、退団するTOPをお見送りする・・・ということが目的で、大人で、でも心が熱くって、情に厚くひたむきで誠実な真飛聖という男役のスタイルのひとつの到達点を見せるためには上手く機能していた、と思います。
淡いパウダーピンクや艶やかなスミレ色の3つ揃いがすんなり似合って大人の男に見える個性は、真飛さんだけのもの。
「愛と死のアラビア」・・・という壮絶な駄作(あ、言っちゃった)のTOPお披露目から、「大王四神記」「虞美人」「麗しのサブリナ」・・・思い起こせば、特に真飛さん目当て、というわけでもなく、偶然誘われてにせよ、彼女らしい誠実な舞台を常に(お披露目以外は・・それも脚本のせいだし)みせてくれたTOPさんだったなぁと寂しく思ったことでした。
レビュー「ル・パラディ!」は華やかに
黒とピンクを中心として甘く華やいだパリがテーマ。
お芝居仕立てだったり、一つのテーマに貫かれて・・・という感じではなく、「PARIS」から思い起こされる可愛くて、妖艶で、ちょっと粋な場面場面をタカラヅカらしい華やかさで散りばめてみました・・・という、軽く楽しめるショーです。
お芝居とは違って、退団予定の組子、中堅どころまでそれぞれに見せ場も作られていて、TOP以下4人位(蘭はなちゃん、壮君、みわっち、そして雪に行ってしまったまっつドマリ)を認識するのがやっとだったわたくしの花組メンバー個体認識度を大きくUPしてくれた作品です(笑)
よく花娘がかわいいと言われますが、確かに可愛いけれどそれぞれの個別認識が難しく・・・個性的な大人顔の花野じゅりあちゃんはわかりますが他はどうにも・・・だったのですが、今回、美女発見!
華月由舞ちゃんです。
壮君が白いブラウス姿でセンターで歌うシーン、バックに二組の大人のダンサーカップルが・・・というところ。
上手はダンサーとして定評のある今回で退団の祐澄しゅんさまと紫のドレスのじゅりあちゃん。
そして下手が、今劇団一押しも納得のスタイルの良さに惚れ惚れ・・・の朝夏まなとくんとロイヤルブルーのドレスのゆまちゃん。いや~この二人、華のあるカップルだわ・・・
でも、この美貌のわりに、あまりTOP娘役候補として名前が挙がるのを聞かないなぁ、とお詳しい方に伺ったところ、お芝居スキルの方が今一つ・・・らしい;;残念。まぁ、ショースターとしては華やかで素敵でした。
一方、今回チェックするつもり満々だった、凰稀さんの相手役候補として最近良く目にするみりおんちゃんこと実咲凛音ちゃん。今回退団が惜しまれるめおさまこと、ノーブルを絵にかいたような真野すがたさんがメインのオペラ座のシーン(白いロココ調の衣装で、歌姫がひとくさり歌い上げる場面)、歌姫の左右を固めるバレリーヌ2人の片方、ということで探してみましたが、友人にかなめちゃんの相手役候補らしいけどどんな子?と聞いたときに間髪いれずに「地味!相手役ってありえないわ」と切られたのもさもありなん・・・。身長があって、上品な和風美人さんなのですが、探さないと見つからない・・・という時点でちょっとTOPはきついかな?あと、もう少し小顔でないとバランス的に難しいかも。うるさいですね^^;
この場面の次に用意された真逆のシーンでは、濃い女性陣(男役さん?)に囲まれて黒金のタカラヅカ衣装で上手から下手まで絶えずきざリ続けながら踊るみつる氏(華形ひかる)にがっつりつられました
とても華のあるスターさんですが、ただ一つ、身長があと5cmあれば、この衣装がスッと見えるんだろうな・・・とつい思ってしまったことは内緒です^^;
退団者で言うと、冒頭のみわっち(愛音羽麗)が薄紫の衣装で、娘役に囲まれて歌う場面、あまちゃき(天咲千華)が同じ薄紫のパラソルにドレスで愛らしく寄り添う娘さんで出ていましたが、ちょっとだけファニ―な笑顔がカワイイ・・・。
わかったところでさようなら、とは寂しいですね。
これから・・・のヒトで目を引いたのはやはり柚香光くん。
時の妖精・・・という、狂言回し的な全身(髪も)水色の、パックのような役を頂いて、台詞も歌もありませんが、軽やかなダンスと個性のあるはっきりとした目鼻立ちで存在感有り。
まだ研2?くらいの若手ゆえ、ロケットにも参加ですが、すぐにわかりました。
今後の役付きが楽しみです^^
印象的なのは、最後のデュエットダンスのお相手が、お芝居に引き続き、「ヒロインは俺だ」じゃないけど、まさかの壮さんだったこと。
軽やかな持ち味ながらも男らしい男役の壮さんですが、ボブヘアに黒と銀のロングドレスの細身の姿は、高飛車な姫キャラで真飛さんに手を取らせるあたり、意外にもしっくりとハマっていて、きれいでした^^;
ラストの黒燕尾は花組らしいタメとキメのメリハリがあって観ごたえあり。
わたくし、大階段の黒燕尾限定で好きになる人、というジャンルがあるのですが、今回は紫峰七海さんをチェック。
月なら星条海斗さん、宙では十輝いりすさん、ちょっと前の花で、遼河はるひさん。
身長が高くて派手ではないけど美形。上級生で男役としての身ごなし、タキシードや燕尾の着こなしが身についている年代の人にスッと目が行くのです^^
好きだったのは雨の街角。
急に降りだした雨を避けて軒下に駆けこむ少女(蘭乃はな)。すでにそこに佇んでいた赤いスーツのジゴロ風のまとぶん。
手にした黒い傘を彼女に差し出します。驚いて、遠慮してちょっと警戒して、拒む少女。
なら、勝手に持っていくがいいさ。雨の中にホイッと持ち手を上にして開いた傘を放ります。
ご自由に、と視線を外す彼に、微笑み、傘をさしかける少女。そこから始まるダンス。
リリカルな音楽と、雨のしずくと灰色の空から洩れる一筋の光が見えるような二人の間がなんともいえず、美しい場面。
実は、花組も好きだったのかしら(笑)?
最後、組長さんと真飛さんから異例のご挨拶。
震災後の状況を受けての真情を語り、募金のお願いを。
終演後はその日の御当番の生徒が、娘役はピンクのマーメイドドレス、男役は黒のタキシードのまま、2本の柱周りに6名ずつ、募金箱を手に立っていらっしゃいました。真飛さんも、総ラメの衣装から黒タキシードに着替えてご参加。
状況をみながら立ち位置を変えつつ、募金係りの生徒の傍らでお見送り。
ファンの入り出も制限され、何公演かは震災の影響をみてキャンセルとなり・・という異例の事態の退団公演。
ほっそりとした姿がますますお痩せになって、でも、自らの身を削ってでも、今自分の出来ることを・・という彼女らしい最後の姿として、この光景を心にしまっておきました
ミュージカル・ロマン「愛のプレリュード」作・演出 鈴木圭
レビュー「ル・パラディ Le Paradis!-聖なる時間(とき)-」 作・演出 藤井大介
実は3月30日にS席の良席があると友人に誘われて行くつもりが、計画停電のあおりで、夜公演が2日キャンセルになり・・・。一度はあきらめて、翌日WEBで取ったB席で時間がなかったのでショーだけざっと観賞したのですが、その後、また違う方からお声をかけていただき、4月15日(金)13:30からの公演をSS席、5列目センターで観ることができました。
華形ひかるさんの関係のお席ゆえ、前に立たれることが多く、視線もふんだんにいただき、ハイ、軽くみつるくん落ちしたわたくしです^^;
お芝居は、不治の病を得た元捜査官フレディ・クラーク(真飛聖)がボディガ―ドとしての職を得てサンタモニカに帰郷したところから始まります。
成功した発明家ドイル氏(悠真りん)に雇われ、その娘キャシー(蘭乃はな)につく。束縛を嫌う鼻っ柱の強い彼女は最初ボディガードの監視を嫌うが、淡々といなす大人なフレディとは、定期的に訪問している孤児院での自然なふるまいなどから好感を持ち、だんだんと距離が縮まっていく。
一方、資産家の娘であるキャシーに近づく、不動産業で急激に成功し多くの部下(手下?)を有するジョセフ(壮一帆)は昔馴染みのフレディに出会うが、経歴を詐称していることもあり、フレディに冷たく当たる。
実は、ジョセフとフレディはともに正義感を持って捜査官の任務にあたる相棒通しだったが、フレディは負傷して戦線離脱。
ジョセフは孤軍奮闘するも組織内の腐敗に絶望し、転身。
はじめは、少女キャシーと影のある大人の男フレディの恋物語かと思わせておいて、その実、もと相棒通しの男の過剰な友情がどんどんとメインになっていくところがこの脚本のツボ。
キャシーを誘拐したジョセフを操る黒幕とその手下対、ジョセフ&仲間たちとフレディ混成チームの銃撃戦で、命を落とすジョセフがフレディの腕の中で死んでいく・・・ってヒロイン=ジョセフという混沌。
また、マウロ(華形ひかる)を筆頭とするマフィアスタイルの部下たちがジョセフを慕うことと言ったら・・・。
孤児院とフレディの関係が明らかになり(タイガーマスクのような感じ)、孤児院のことはわたしに任せて!と健気なキャシーを残して、また故郷を離れるフレディ~旅立ちの時、というさよなら仕様。
まともにストーリーを追っていると途中???と混乱してしまうこと必須の破綻はあれども、(大体いつ倒れて意識を失うかもしれない身体のフレディはボディガードなんてしたらダメでしょ!職業倫理上)、組子とガッチリ心を一つにした2番手とTOP娘役が、揃って、退団するTOPをお見送りする・・・ということが目的で、大人で、でも心が熱くって、情に厚くひたむきで誠実な真飛聖という男役のスタイルのひとつの到達点を見せるためには上手く機能していた、と思います。
淡いパウダーピンクや艶やかなスミレ色の3つ揃いがすんなり似合って大人の男に見える個性は、真飛さんだけのもの。
「愛と死のアラビア」・・・という壮絶な駄作(あ、言っちゃった)のTOPお披露目から、「大王四神記」「虞美人」「麗しのサブリナ」・・・思い起こせば、特に真飛さん目当て、というわけでもなく、偶然誘われてにせよ、彼女らしい誠実な舞台を常に(お披露目以外は・・それも脚本のせいだし)みせてくれたTOPさんだったなぁと寂しく思ったことでした。
レビュー「ル・パラディ!」は華やかに
黒とピンクを中心として甘く華やいだパリがテーマ。
お芝居仕立てだったり、一つのテーマに貫かれて・・・という感じではなく、「PARIS」から思い起こされる可愛くて、妖艶で、ちょっと粋な場面場面をタカラヅカらしい華やかさで散りばめてみました・・・という、軽く楽しめるショーです。
お芝居とは違って、退団予定の組子、中堅どころまでそれぞれに見せ場も作られていて、TOP以下4人位(蘭はなちゃん、壮君、みわっち、そして雪に行ってしまったまっつドマリ)を認識するのがやっとだったわたくしの花組メンバー個体認識度を大きくUPしてくれた作品です(笑)
よく花娘がかわいいと言われますが、確かに可愛いけれどそれぞれの個別認識が難しく・・・個性的な大人顔の花野じゅりあちゃんはわかりますが他はどうにも・・・だったのですが、今回、美女発見!
華月由舞ちゃんです。
壮君が白いブラウス姿でセンターで歌うシーン、バックに二組の大人のダンサーカップルが・・・というところ。
上手はダンサーとして定評のある今回で退団の祐澄しゅんさまと紫のドレスのじゅりあちゃん。
そして下手が、今劇団一押しも納得のスタイルの良さに惚れ惚れ・・・の朝夏まなとくんとロイヤルブルーのドレスのゆまちゃん。いや~この二人、華のあるカップルだわ・・・
でも、この美貌のわりに、あまりTOP娘役候補として名前が挙がるのを聞かないなぁ、とお詳しい方に伺ったところ、お芝居スキルの方が今一つ・・・らしい;;残念。まぁ、ショースターとしては華やかで素敵でした。
一方、今回チェックするつもり満々だった、凰稀さんの相手役候補として最近良く目にするみりおんちゃんこと実咲凛音ちゃん。今回退団が惜しまれるめおさまこと、ノーブルを絵にかいたような真野すがたさんがメインのオペラ座のシーン(白いロココ調の衣装で、歌姫がひとくさり歌い上げる場面)、歌姫の左右を固めるバレリーヌ2人の片方、ということで探してみましたが、友人にかなめちゃんの相手役候補らしいけどどんな子?と聞いたときに間髪いれずに「地味!相手役ってありえないわ」と切られたのもさもありなん・・・。身長があって、上品な和風美人さんなのですが、探さないと見つからない・・・という時点でちょっとTOPはきついかな?あと、もう少し小顔でないとバランス的に難しいかも。うるさいですね^^;
この場面の次に用意された真逆のシーンでは、濃い女性陣(男役さん?)に囲まれて黒金のタカラヅカ衣装で上手から下手まで絶えずきざリ続けながら踊るみつる氏(華形ひかる)にがっつりつられました
とても華のあるスターさんですが、ただ一つ、身長があと5cmあれば、この衣装がスッと見えるんだろうな・・・とつい思ってしまったことは内緒です^^;
退団者で言うと、冒頭のみわっち(愛音羽麗)が薄紫の衣装で、娘役に囲まれて歌う場面、あまちゃき(天咲千華)が同じ薄紫のパラソルにドレスで愛らしく寄り添う娘さんで出ていましたが、ちょっとだけファニ―な笑顔がカワイイ・・・。
わかったところでさようなら、とは寂しいですね。
これから・・・のヒトで目を引いたのはやはり柚香光くん。
時の妖精・・・という、狂言回し的な全身(髪も)水色の、パックのような役を頂いて、台詞も歌もありませんが、軽やかなダンスと個性のあるはっきりとした目鼻立ちで存在感有り。
まだ研2?くらいの若手ゆえ、ロケットにも参加ですが、すぐにわかりました。
今後の役付きが楽しみです^^
印象的なのは、最後のデュエットダンスのお相手が、お芝居に引き続き、「ヒロインは俺だ」じゃないけど、まさかの壮さんだったこと。
軽やかな持ち味ながらも男らしい男役の壮さんですが、ボブヘアに黒と銀のロングドレスの細身の姿は、高飛車な姫キャラで真飛さんに手を取らせるあたり、意外にもしっくりとハマっていて、きれいでした^^;
ラストの黒燕尾は花組らしいタメとキメのメリハリがあって観ごたえあり。
わたくし、大階段の黒燕尾限定で好きになる人、というジャンルがあるのですが、今回は紫峰七海さんをチェック。
月なら星条海斗さん、宙では十輝いりすさん、ちょっと前の花で、遼河はるひさん。
身長が高くて派手ではないけど美形。上級生で男役としての身ごなし、タキシードや燕尾の着こなしが身についている年代の人にスッと目が行くのです^^
好きだったのは雨の街角。
急に降りだした雨を避けて軒下に駆けこむ少女(蘭乃はな)。すでにそこに佇んでいた赤いスーツのジゴロ風のまとぶん。
手にした黒い傘を彼女に差し出します。驚いて、遠慮してちょっと警戒して、拒む少女。
なら、勝手に持っていくがいいさ。雨の中にホイッと持ち手を上にして開いた傘を放ります。
ご自由に、と視線を外す彼に、微笑み、傘をさしかける少女。そこから始まるダンス。
リリカルな音楽と、雨のしずくと灰色の空から洩れる一筋の光が見えるような二人の間がなんともいえず、美しい場面。
実は、花組も好きだったのかしら(笑)?
最後、組長さんと真飛さんから異例のご挨拶。
震災後の状況を受けての真情を語り、募金のお願いを。
終演後はその日の御当番の生徒が、娘役はピンクのマーメイドドレス、男役は黒のタキシードのまま、2本の柱周りに6名ずつ、募金箱を手に立っていらっしゃいました。真飛さんも、総ラメの衣装から黒タキシードに着替えてご参加。
状況をみながら立ち位置を変えつつ、募金係りの生徒の傍らでお見送り。
ファンの入り出も制限され、何公演かは震災の影響をみてキャンセルとなり・・という異例の事態の退団公演。
ほっそりとした姿がますますお痩せになって、でも、自らの身を削ってでも、今自分の出来ることを・・という彼女らしい最後の姿として、この光景を心にしまっておきました
元捜査官でありながら、不動産で成功を収める器用な商才の持ち主ジョゼフに反応してしまいました。
でもまとぶん@フレディの腕の中で、(銃で撃たれて?)息を引き取るのですね・・・なんだか。。{ため息}
真飛さんは、トップになってから何度か見ているはずなのですが、2階席中心でお席がよくなかったこともあってのかしら・・、心に引っかからずに退団してしまいました。
美人さんですので、退団後はどんな姿で出ていらっしゃるのかちょっと楽しみです{リボン}
壮さんは、ミーマイのジャッキーが、華奢なスタイルのわりにあまりに男っぽかった印象があります。
(一部、映像で見ただけです)
退団公演のデュエットダンスのお相手なんて意外です。
新生花組のらんとむファントムはどうでしょうね~{キラリ}
鈴木圭オリジナル作品、というところで「あ~{ショック}」と思っていただけるかも(笑)
もうね、突っ込もうと思えばいくらでも・・・の???の連続なのですけど。
そして、それを美しい愛と友情の感動ストーリーとしてまとめあげるジェンヌの壮絶な努力、というのもヅカを観る楽しみかと(違)
わたくし的に一番どうかと思ったのは、「お金は汚いもの」「命と愛は尊いもの」という価値観。
はい、後者はそのとおりなのですけど、発明家の資産を巡っての抗争で命をおとしたえりたんを悼んでまとぶんが絞り出す台詞が「汚い金のためにジョセフの命がっ」{レフト}
で、反省した発明家が廃業宣言してしまうという;;
フレディ、君は資本主義社会の敵か!と突っ込みたくなるでしょぉ(笑)
真飛さんは、思い起こせばご縁があったみたいで、結構、観ることは観ていたみたいなの。
でも、そのたび、ゆーひさんとかまっつとか渋い脇役に注目していて・・。
改めて退団かと真剣に観たら、いい役者さんでした^^;(ごめんね、まとぶん)
えりたんの女装は、きっと普通のお芝居をしたら破綻したに違いなし、というのは容易に想像できます^^;(失礼!)が、今回は演出の妙で、高みに佇むツンとした美女を見上げて手を取り、包み込むように優しく抱きしめる・・・という感じのスローなダンスで、えりたんは何もしなくてもいい仕様になっておりましたのよ{YES}
というわけで、壮さんはスラリとしたフォルムの美しさだけで持たせてましたが、まとぶさんがシカと熱い視線で絡んでいたのでなんとなく成立していた場面です。
らんとむさん、TOPになられての画像を観る限り、すっきりとお美しい感じで、色々楽しみです^^
ファントムは作品との相性がどうかなぁと思わないでもありませんが、次回のショー「ル・ポァゾン」はうん、これはらんとむ率いる花男に似合うかも{ラブラブ}と期待出来そうです{キラリ}
なんだか、「好き{ドキドキ}」というより、「楽しい{ルンルン}」と思って観る組になりそうです(笑)