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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

バレフェスBプロ♪①

2006-08-13 01:11:53 | BALLET
10日にBプロに行って参りました。
今日は夜の6時から。終了は10時過ぎ。京都旅行から戻っての強行軍でしたが、前から5列目の好位置ですっかり堪能。

Aプロでは印象的なコンテンポラリー作品が多かったのですが、Bプロはクラシック、セミ・クラシック中心。Aプロと同じ演目を違うダンサーが演じたり、同じ演目でも違うシーンを選択していたり・・・で、新鮮な作品そのものに対する驚き、というよりは、味わいの違いを噛みしめる・・・という全体の印象も。

さて、まずは第一部。

★「ディアナとアクティオン」 ヴェイングセイ・ヴァルデスとロメル・フロメタ。

Aプロ「ドンキ」でトリを務めて、その驚異的なテクニックで多分本邦初公開のペアながら、話題をさらった2人がBプロではOpeningを飾ります。

狩の女神ディアナに森で出会った王の息子アクティオンが恋をする・・・というギリシャ神話の設定を借りたワガノワ振付の伸びやかな作品。
半裸にヒラヒラしたギリシャ風のミニマルな衣装で、男性の身体のたくましさと女性のたおやかさを強調するものの、演者によっては退屈なものになりがちな一幕。
テクニックを誇示する場面がドンキほど多くはないが、それだけに一層この2人の技術の確かさと踊りの質の高さを再確認。
フロメタの大きくジャンプしながら背を弓なりにそらす美しいシルエットを見ながら1997年のバレフェスでのカレーニョの同役を思い出したりして・・・。フロメタはその筋肉質の褐色の肉体美をベージュの短いトーガで余すところなく見せながら、一つ一つの動きの大きさと美しさに感心。
アクアブルーのジョセフィーヌ調の衣装のヴァルデスは、回転サポートはずしなど、並々ならぬテクニックをさりげなく挿入しながらも、パの正確さ、指先の繊細な表情、動きの滑らかさ、ポージングの美しさなど、テクニックだけでない実力を証明して見せてくれました。

観客は始めからもう、テンションを上げられてしまっています!





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