バレフェス秘蔵画像上映会の6月28日(日)、
実はお昼の部で東京宝塚劇場にて宙組公演
ミュージカル・ロマン「薔薇に降る雨」とロマンチック・レビュー「Amourそれは・・・」を
見ておりました。(その後大手町へ・・・)
この公演で、現TOPの2人が退団・・・。
TOPになって突然華やかな主役オーラをまとって目を見張らせた抜群の容姿を誇る(!)大和悠河ちゃんと黒木瞳に似ている・・と今回の公演を見た人から声が上がったダンサー陽月華ちゃん。
スラリとした小顔でバランスの良いプロポーションの2人は並んだときのバランスも良く、
何を着てもお似合い。 演技派、歌い手は2番手3番手にそれぞれ担う実力派を揃えて、
ひたすらに舞台中央で輝き続ける・・・というある意味古典的なスター性を発揮していた悠河ちゃんには
会社のヅカファン歴の長い同僚にも熱心なファンが多く、なんとなく愛着が湧いてきたところだっただけに
思いがけずに早い退団が惜しまれます。
今回のミュージカルの配役は以下の通り。
ミュージカルロマン
『薔薇に降る雨』
元軍人・調査会社社長 ジャスティン・バルザック : 大和 悠河
伯爵令嬢 イヴェット : 陽月 華
イヴェットの父 ジェローム : 寿 つかさ
イヴェットの母 カミーラ : 鈴奈 沙也
公爵夫人 : 彩苑 ゆき
ジャスティンのビジネスパートナー ヴィクトール男爵 : 蘭寿 とむ
コレット : 美風 舞良
ボディガード : 天羽 珠紀
イヴェットの婚約者 グザヴィエ : 悠未 ひろ
社員: 珠洲 春希
イヴェットの弟 フランシス : 北翔 海莉
警官 : 風莉 じん
ジャスティンの婚約者 ヘレン : 美羽 あさひ
エストール・ボヌー: 十輝 いりす
会計士 クリストフ : 七帆 ひかる
使用人: 大海 亜呼
秘書 モニーク : 華凜 もゆる
社員 : 美牧 冴京
ベロニカ : 花影 アリス
ボーイ(リチャード)ボディガード: 春風 弥里
警官 : 蓮水 ゆうや
アガサ : 愛花 ちさき
作・演出/正塚晴彦
ロマンチック・レビュー
『Amour それは・・・』
作・演出/岡田敬二
お芝居は、避暑地ニースでの出会いの場面から。
スポーツカーを自分でつくるのが夢、の車好きの青年と美少女。
お互いがだれかもわからずに、夏中デートを重ねる2人。
夏の終わり、彼女は別れを告げ、初めて別荘を訪ねた彼は門構えの立派さに驚きます。
社交界の夜会が開かれるホテルで強引に駆け落ちを提案する彼。
彼女は現れません。
7年後。
戦争が終わり、戦後の混乱時の尋ね人の捜索から調査会社を起こしたジャスティン。
男爵に共同経営を依頼。
2人して夜のクラブに赴くと、意に沿わぬ結婚を前に、
酔って乱れた”社交界の薔薇”イヴェットが弟にたしなめられています。
再会。
そして思いを遂げるジャスティン。
この場面、陰でセクシャルなダンスを踊る春風弥里、大海亜呼がキレイです。
翌朝、ホテルのロビーで「大丈夫?」と尋ねるジャスティン。
そのまま出社、男爵に会い(昨夜のその後の展開を察する男爵との掛け合いあり)
依頼人に会う、というロマンチックシーンからビジネスシーンに移行することも
先の台詞もちょっと宝塚舞台的には違和感が。
昨夜のタキシードから、グレイのネクタイ、ビジネススーツ白のワイシャツという基本のスーツ姿に
出社後着替えて男爵の前に登場しますが、このリアルビジネススーツ(置きスーツ?)が
妙に現実的でかつカッコいい・・・。
まぁ、これが正塚先生ならではの愛に溺れない男の美学なのかもしれませんし、
その後婚約者へレンがお待ちです、という展開につながるのも「え、婚約者が?」と驚かされますが
身分違いを思い知らされたイヴェットの思い出は若き夏の日の夢として、
自分の人生はそれとは別に着々と進めている男性の、ある種リアリズムなのかもしれません。
この依頼人、会計士が相談してきた下請け会社の苦境から、伯爵家の没落と
裏で手を回していたイヴェットの婚約者、船舶会社経営の富豪グザヴィエの企みとの
つながりが露見。
図らずして、ジャスティンの調査会社の仕事により、伯爵家は破綻から救われ、
家を救うため、との自己犠牲的なイヴェットの婚約は解消されます。
ジャスティンと母一人子一人のヘレンは、夕食の後、その母から泊っていくの?と
聞かれるくらいの家族同然のお付き合い。
夢をかなえるためにアメリカに渡りたい、と結婚を申し込むジャスティン。
ヘレンは悩んで変化に対応できないであろう年老いた母との暮らしを選びます。
ここで、ヘレンとの婚約解消を、イヴェットとの再会と絡めないのは
変なメロドラマに陥らないためにも正解。
ただ、ヘレン役の美羽さんは落ち着いた感じの方なので、小顔でキラキラの華やかさを持つ
大和さんとの並びはちょっと不自然。お芝居はナチュラルで好感が持てましたが。
事業を男爵に任せて一人アメリカに向かうジャスティン。
港での男2人の見送りシーン。
うーん、正塚ワールド。
船の上には・・・・
で、ラストはハッピーエンドです。
着こなすのが難しそうなDiorのNewLookスタイルのふんわりミディ丈のスカートが
すらりとした陽月華ちゃんにはよく似合っていました。
2人が歌い上げて幕、ではなくふたりがともに歩いて袖にはけていくラストが
またナチュラル。
退団公演、という仰々しさがない小粋な感じ、50年代のフレンチミュージカルを意識した
パステル調の衣装・美術がこの2人にはお似合いな感じ。
ショーは、ザ・宝塚、という定番な感じで、正直印象には残りませんでしたが、
ラスト、大階段から黒タキシード隊がボレロに合わせて降りてくるナンバーはツボでした。
主役のお2人、とこの公演で退団された8人のジェンヌさんの今後のご活躍をお祈りします
実はお昼の部で東京宝塚劇場にて宙組公演
ミュージカル・ロマン「薔薇に降る雨」とロマンチック・レビュー「Amourそれは・・・」を
見ておりました。(その後大手町へ・・・)
この公演で、現TOPの2人が退団・・・。
TOPになって突然華やかな主役オーラをまとって目を見張らせた抜群の容姿を誇る(!)大和悠河ちゃんと黒木瞳に似ている・・と今回の公演を見た人から声が上がったダンサー陽月華ちゃん。
スラリとした小顔でバランスの良いプロポーションの2人は並んだときのバランスも良く、
何を着てもお似合い。 演技派、歌い手は2番手3番手にそれぞれ担う実力派を揃えて、
ひたすらに舞台中央で輝き続ける・・・というある意味古典的なスター性を発揮していた悠河ちゃんには
会社のヅカファン歴の長い同僚にも熱心なファンが多く、なんとなく愛着が湧いてきたところだっただけに
思いがけずに早い退団が惜しまれます。
今回のミュージカルの配役は以下の通り。
ミュージカルロマン
『薔薇に降る雨』
元軍人・調査会社社長 ジャスティン・バルザック : 大和 悠河
伯爵令嬢 イヴェット : 陽月 華
イヴェットの父 ジェローム : 寿 つかさ
イヴェットの母 カミーラ : 鈴奈 沙也
公爵夫人 : 彩苑 ゆき
ジャスティンのビジネスパートナー ヴィクトール男爵 : 蘭寿 とむ
コレット : 美風 舞良
ボディガード : 天羽 珠紀
イヴェットの婚約者 グザヴィエ : 悠未 ひろ
社員: 珠洲 春希
イヴェットの弟 フランシス : 北翔 海莉
警官 : 風莉 じん
ジャスティンの婚約者 ヘレン : 美羽 あさひ
エストール・ボヌー: 十輝 いりす
会計士 クリストフ : 七帆 ひかる
使用人: 大海 亜呼
秘書 モニーク : 華凜 もゆる
社員 : 美牧 冴京
ベロニカ : 花影 アリス
ボーイ(リチャード)ボディガード: 春風 弥里
警官 : 蓮水 ゆうや
アガサ : 愛花 ちさき
作・演出/正塚晴彦
ロマンチック・レビュー
『Amour それは・・・』
作・演出/岡田敬二
お芝居は、避暑地ニースでの出会いの場面から。
スポーツカーを自分でつくるのが夢、の車好きの青年と美少女。
お互いがだれかもわからずに、夏中デートを重ねる2人。
夏の終わり、彼女は別れを告げ、初めて別荘を訪ねた彼は門構えの立派さに驚きます。
社交界の夜会が開かれるホテルで強引に駆け落ちを提案する彼。
彼女は現れません。
7年後。
戦争が終わり、戦後の混乱時の尋ね人の捜索から調査会社を起こしたジャスティン。
男爵に共同経営を依頼。
2人して夜のクラブに赴くと、意に沿わぬ結婚を前に、
酔って乱れた”社交界の薔薇”イヴェットが弟にたしなめられています。
再会。
そして思いを遂げるジャスティン。
この場面、陰でセクシャルなダンスを踊る春風弥里、大海亜呼がキレイです。
翌朝、ホテルのロビーで「大丈夫?」と尋ねるジャスティン。
そのまま出社、男爵に会い(昨夜のその後の展開を察する男爵との掛け合いあり)
依頼人に会う、というロマンチックシーンからビジネスシーンに移行することも
先の台詞もちょっと宝塚舞台的には違和感が。
昨夜のタキシードから、グレイのネクタイ、ビジネススーツ白のワイシャツという基本のスーツ姿に
出社後着替えて男爵の前に登場しますが、このリアルビジネススーツ(置きスーツ?)が
妙に現実的でかつカッコいい・・・。
まぁ、これが正塚先生ならではの愛に溺れない男の美学なのかもしれませんし、
その後婚約者へレンがお待ちです、という展開につながるのも「え、婚約者が?」と驚かされますが
身分違いを思い知らされたイヴェットの思い出は若き夏の日の夢として、
自分の人生はそれとは別に着々と進めている男性の、ある種リアリズムなのかもしれません。
この依頼人、会計士が相談してきた下請け会社の苦境から、伯爵家の没落と
裏で手を回していたイヴェットの婚約者、船舶会社経営の富豪グザヴィエの企みとの
つながりが露見。
図らずして、ジャスティンの調査会社の仕事により、伯爵家は破綻から救われ、
家を救うため、との自己犠牲的なイヴェットの婚約は解消されます。
ジャスティンと母一人子一人のヘレンは、夕食の後、その母から泊っていくの?と
聞かれるくらいの家族同然のお付き合い。
夢をかなえるためにアメリカに渡りたい、と結婚を申し込むジャスティン。
ヘレンは悩んで変化に対応できないであろう年老いた母との暮らしを選びます。
ここで、ヘレンとの婚約解消を、イヴェットとの再会と絡めないのは
変なメロドラマに陥らないためにも正解。
ただ、ヘレン役の美羽さんは落ち着いた感じの方なので、小顔でキラキラの華やかさを持つ
大和さんとの並びはちょっと不自然。お芝居はナチュラルで好感が持てましたが。
事業を男爵に任せて一人アメリカに向かうジャスティン。
港での男2人の見送りシーン。
うーん、正塚ワールド。
船の上には・・・・
で、ラストはハッピーエンドです。
着こなすのが難しそうなDiorのNewLookスタイルのふんわりミディ丈のスカートが
すらりとした陽月華ちゃんにはよく似合っていました。
2人が歌い上げて幕、ではなくふたりがともに歩いて袖にはけていくラストが
またナチュラル。
退団公演、という仰々しさがない小粋な感じ、50年代のフレンチミュージカルを意識した
パステル調の衣装・美術がこの2人にはお似合いな感じ。
ショーは、ザ・宝塚、という定番な感じで、正直印象には残りませんでしたが、
ラスト、大階段から黒タキシード隊がボレロに合わせて降りてくるナンバーはツボでした。
主役のお2人、とこの公演で退団された8人のジェンヌさんの今後のご活躍をお祈りします
前回の正塚先生の作品は雪組の中南米の革命物でした。大劇場の舞台向きではない演出で(主要な役が少なかった)私の周りでは評判が悪かったのですが、この宙組の公演では正塚先生は大いに反省をされたようで、場面のつなぎが賑やかに歌い踊る人達で華やかでしたね。
他の作品で、男(轟悠)が女のワンピースの背中のジッパーを下げようとすると、女が「いいわ、自分でするわ」という台詞があった時、轟ファンの友人が私の夫に詰め寄って「あんなことありますか???」と言い、夫が返答に困っていました。宝塚ファンの期待する恋愛像はお姫様抱っこをしてくれる王子様で、実際にそんな恋愛が自分に起きたら困ってしまうかもしれないけれど、あくまでおとぎの国の世界が展開されることを望んでいると思います。
今回の「薔薇に降る雨」はおとぎの国にところどころ現実世界が混じり違和感を覚えるのでしょう。婚約者を演じた美羽あさひは新人公演の主役も、また本公演でも主要な役をこなしてきた人ですが、華がもう0.5ポイント足りなかったのでしょうね。この公演で退団しました。
次のトップの大空祐飛の本公演のお披露目は「カサブランカ」です。相手役の野々すみ花はとてもお芝居の上手な人です。8月は博多座で「大江山花伝」をこの2人で上演していて、行きたいのですが事情が許さず残念です。
宮本さんもそう思われます!?
悠河ちゃんの退団、早すぎますよね~
彼女がTOPになって、しばらく宝塚から気持ちが離れていた往年のヅカファンの
友人が復帰(笑)していたのですが、がっかりしていましたxxx
わたくしのまわりでも、同様で、あと2~3作品は観られると思っていたのに・・
といった具合です。
前回の水さん主演の・・ですよね。
わたくしは結構好きでしたが、確かにあまりに少数精鋭で、
これでは組の若手が経験を積むことが出来ないから、
いかがなものなのかしら?と思っていました。
そうそう、男役の演技としてやはりどんな設定のお話であったとしても
女性の夢を体現した「王子」的な恋愛マナーが暗黙の了解となっているので
その規範(?)からはずれるとどうしても?マークが頭にポコポコ浮んでしまうのですわ{YES}
ジッパー発言へのご質問、ご友人のやるせないお気持ちが伝わって参りますが、
男性全体の代表者としてご質問を受けていらしたご主人さまはなんとも・・・
難しいお立場に(^^;)
美羽さんの演技はとてもナチュラルで、娘役特有の型にはまらない
等身大の女性を描いていて好感が持てました。
お上手な方だなぁとは思ったのですが、悠河ちゃんのキラキラに
馴染むタイプの芸風ではないので・・・{涙}
大空祐飛さんも個性があって素敵な方ですから
野々さんが実力も備えた方とは、期待できますね!
新生、宙も、楽しみです{ラブラブ}
・・・宮本さん、博多座公演まで、チェックされていたのですね{ラブ}{涙}
流石ですわ~