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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

宝塚星組「ノバ・ボサ・ノバ」東京Cパターン

2011-07-03 08:11:44 | TAKARAZUKA
今日は星組千秋楽ですね!
最後の方は、大丈夫?体力持つ?と心配になるほど、微妙な調整が入っていたレオンくんでしたが、今日までこの熱い舞台を引っ張ってきた牽引力は本当に素晴らしいデス

役変わりのCパターン、6月25日(土)11:00、28日(火)18:30の2回観賞してわたくしの東京NOVA BOSSAは幕を閉じましたが、今日の2公演、無事に終わって欲しいと祈るような気持ちです。

そして、星組はバウと博多に解体。
博多の次は中日、とNOVA BOSSA旋風は続きますね。
わたくしは、今年は博多には参りませんが、中日の壱城あずさちゃんと美弥るりかちゃんのマールを観たいなぁと思っています。チケット難で、まだ、片方しか取れていませんが・・・^^;
真風くん主演のバウ「ランスロット」も気になりますが、さすがにこれは行けませんね。
そうこうするうちに金曜日からは怒涛の宙組月間も始まりますし!

夜、星組Cパターン、紅オ―ロ、夢乃マール、真風メール夫人の感想をUPしたいと思います

Cパターンに入ると、この公演を見るのもあと1回、最後?・・とカウントダウンに入り、ひとりで寂しくなっておりました(爆)
と同時に、何回か観ていると、流れがわかるので、同時進行で起こるあれやこれやをオペラでのUpと裸眼での俯瞰図を予測して切り替える技も(笑)

例えば中詰めで皆が次々にセンターをとっていく場面では基本、全体のめくるめく感を大切にしながら、ラービオスのせあらちゃんとボールソのみやるりちゃんがセンターをとるときには、オペラで2人に集中・・・とか^^
いや、ラービオス、オ―ロの恋人ですけど、いつも袖から出ては彼を引っ張って掃けさせるお役目で、結構じゃけんにされつつ必死、な感じで、せあらちゃんの美貌を(この公演で退団なので;;)堪能するにはこの場面がBESTなのですわ。

後、全体の流れが自分の中に入ると、冒頭の朝まだきの薄明かりの中、カップルがそれぞれにロマンチックだったり爽やかだったりする様子を見せながら砂浜に現れる・・・というシーンで、恋の始まりを予感させたり、最後、エストレ―ラが去って恋の季節が終わり、ブリーザも愛のもつれで命を落とす・・といった出来ごとのあと、ソールが中心になって命と自然の賛歌、再生の宴に入る、という構成の見事さもまた、この作品の深さであり、味であるのでは、と。

何回観ても発見がありますね

■紅オ―ロ

妖しい!撫でつけたオールバックにチラリとたらしたシケ2本。ウェーブ入り^^
女たらしっぷりにプロっぽさが漂っていて、真剣に相手の女性を想ってしまう・・・というより、ねねちゃんエストレ―ラにも、れみちゃんブリーザにも自信たっぷりに攻めていて、いつの間にか女心を絡め取ってしまう・・・。
華奢だけどアブナイ男っぽさ満開。
これはファンにはたまらないでしょうね~。
同期の遠慮なさからか、すがりつくせあらちゃんラービオスにたいして邪険なの^^;。冷たいわ!
でもそこがまたツボなのかも^^
お衣装はどれも似合っていました。
今回の役変わりとお芝居の役作りの可愛らしさで 人気も押し出しもグッと上がったことかと思います

■夢乃マール

夢乃聖夏ちゃんらしい、誠実なマール。ブリーザとのカップルは本当にお似合いで、はずみで彼女を刺してしまった時の驚きと震え、そして事の次第を飲み込めてからの慟哭・・に至るお芝居も見事でした。
紅オ―ロとは体格が似ていることもあって、ブリーザをはさんでの三角関係ではあるのですが、男同士が、翻弄するオ―ロ、素で熱くぶつかるマールでガチな勝負。緊迫感が凄かった。
ブリーザを身も世もなく悼むマールを、シスターマーマが肩を抱いて立ち上がらせ、ピエロが遺体を運びさる流れで、シスターとマールにもそれぞれの心が見えました。
ともみん(夢乃聖夏)はお芝居に入り込んで、その役として生きるタイプなのかな?
解放のダンス、山を海を思う自由を実感する踊りのフォルムがやはりきれいで、この踊りが歌詞を忠実になぞっているのがはっきりとわかるのは3人の中では彼女1人でした(笑)

■真風メール夫人

最初は、真風にメール夫人だなんて!真風の無駄遣いにいも程がある!と勿体なさに憤りさえ感じていたわたくしですが(←落ち着け)他の二人とはまた違った役作りが興味深く。
バカンスを楽しむときには目いっぱい楽しむのですが、自分とジモティとの線引きがはっきりとしていて。
かわいい男の子(ボールソ=美弥るりか)をつかまえて翻弄するのはお約束ですが、ソールやオ―ロにいちいちトキメクこともなく、最後、エストレ―ラが走り去りながら落としたネックレスをソールから受け取るのも、もともとの持ち主だし当然、とエレガントにスッと受け取り、大体、ソールのことは眼中にない感じ。
エストレ―ラを迎えに来た時にはもう、上流階級のマダムに戻っていた雰囲気が、また一層2人の別れのやるせなさ、相いれない人生を思わせて、これはこれでありだな、と思いました。

■柚希礼音あってのノバボサ

初日もお風邪?と心配のやや鼻声、Cパターンの観劇時にもさすがにちょっとお疲れが出たのか、シナ―マンのVIVA~もあまり伸ばさず、中詰もオケともども全速力で駆け抜けて、調整入れてるな、と思いましたが・・・。
この長丁場、ソールとして歌は勿論、踊りの比重も高まった今回のバージョンでセンターを務める重責を負い、しかもブレなく演じきったレオンくん。
最初の登場時のまだ明けきらぬ早朝の浜辺で、目覚めると同時に夏の陽射しが照りつけ、夜明けが朝に変わる!という鮮やかさと彼女の存在感の強さで一気に全観客をノバボサの世界に引き込みましたね。
泥棒紳士として、カッコいいところを存分に見せつつ、最後、エストレーラとの別れの場面では小さな男の子のような幼い雰囲気を一瞬醸し出し、そこから一転、ラストのスパークに持ちこむ展開を、見事に見せてくれました。
大劇場の空間がお似合いの彼女ですが、これから9月まで博多座、中日劇場と演じ続けてどこまで極めてくれるのか、これからも目が離せません!



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (miwa)
2011-07-08 16:39:27
mariaちゃん

こんにちは。
中日のチケットは入手出来ましたか?
うっかりしてしまい、e+のプレオーダー期日を過ぎてしまいました。
ごめんなさい。。{ごめんなさい}

私、オトナになってからのタカラヅカ観劇は、
2003年のアメリカン・パイ(日本青年館)雪組公演からなのですが、
調べたら、かなめさんも出演されてました。
かしげさん、壮くん、かなめさんって、美しい並びよね。^^
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Unknown (maria)
2011-07-09 06:23:54
miwaちゃん、おはようございます{ラブ}

中日チケット、かなりキビシイ状況です・・・
今日が中日劇場の一般前売りの初日なので頑張ってTELでもしたいところなのですが、
会社なのでxxx

2003年・・・そうですか~^^
例の雪の組本、若手本、とてもとても興味深いです{ラブラブ}
ちょっと前の作品って今観るとこの人がこんな役を!とか、この人とこの人って同じ作品に出ていたんだ・・とか、驚くことが多いですよね{うさぎ}
今、友人からレオンくんとうめちゃんの伝説のダンス場面を堪能すべく「ハレルヤ・GOGO」をお借りしていますv

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