2013年星組による、タカラヅカの海外ツアーが先日幕を閉じました。
国立中正文化中心 台北国家戯劇院公演、ということで、台北のオペラハウス級の一番の格のある劇場での公演であった・・・とのこと。
公演期間は4月6日(土)~4月14日(日)の9日間で、
日本からツアーで駆けつけたファンも大勢いましたが、地元の集客も良く、チケットは完売、台湾仕様の演目や歌も好評で、客席からは毎公演拍手と大歓声の盛りあがった公演であった・・・とか。
同じ内容を事前に中日劇場で上演していたので、観に行きたかったのですが果たせず、
17日14:30~六本木ヒルズシネマでのライブ・ビューイングにて観賞して参りました
ちなみに台湾での座席料金は SS席4,500台湾ドル、S席3,800台湾ドル、A席3,200台湾ドル、B席2,500台湾ドル、 C席1,800台湾ドル、D席1,200台湾ドルとのこと。
1ドル=3・28円ですから、1・3~5倍くらいの感覚でしょうか。
演目自体は3本立ての大劇場公演の2番目のお芝居を台湾で親しまれている物語に変更したほかは、和洋それぞれのショーは基本変わらず、ショーのフィナーレに台湾の歌を入れ、デュエットダンスのお衣装と振付を変更した・・というところ。
あとは、半分のメンバーが「南太平洋」組にまわったので、若干配役に変更が生じているのもチェックポイント。
舞踊ファンタジー
『宝塚ジャポニズム ~序破急~』
作・演出/植田紳爾
[解 説]
日本の芸能の原点、能楽の基礎の概念を取り入れ構成した日本物ショー。「和」の心、「祈り」の心、「抒」の心をテーマとし、華やかに、躍動的に、また幻想的に日本舞踊に乗せて表現します。
特別出演・・・(専科)松本悠里
真風くんポジはしーらん(壱城あずさ)が入っていました。
ミュージカル
『怪盗楚留香(そりゅうこう)外伝-花盗人(はなぬすびと)-』
古龍作「楚留香新傳」風雲時代出版社刊より
脚本・演出/小柳奈穂子
[解 説]
酒と女をこよなく愛し、冒険と正義のために盗みを働いては現場に香の匂いを留めて去る洒脱な怪盗、楚留香(そりゅうこう)。2007年にはF4のケン・チュウ主演でドラマ化され、“台湾のアルセーヌ・ルパン”とも言われる人気キャラクターの活躍を、宝塚歌劇ならではの華やかな演出でお届けします。
楚留香(そりゅうこう) 怪盗。粋人。 柚希 礼音
左明珠(さめいしゅ) 左家の娘。薛斌と密かに恋仲。勇ましい。 夢咲 ねね
*~*~*
花金弓(かきんきゅう) 薛斌の婚約者の母 万里 柚美
梁媽(りゃんま) 楚留香の部下 毬乃 ゆい
薛衣人(せついじん) 武芸で鳴らす薛家の当主。薛斌の父。 十輝 いりす
蘇蓉蓉(そようよう) 楚留香の部下 音花 ゆり
左軽候(さけいこう) 薛家と対立する左家の当主。左明珠の父。 鶴美 舞夕
薛斌(せつひん) 薛家の跡取り息子。優しい。左明珠とは恋仲。 紅 ゆずる
神鷹(しんよう) ルパン3世の銭形警部ポジ。 壱城 あずさ
杜殺(とさつ) 薛家の用心棒 海 隼人
葉盛蘭(ようせいらん) 歌舞伎の人気女形役者。小珠と密かに恋仲。 汐月 しゅう
李紅袖(りこうしゅう)? 音波 みのり
小珠(しょうじゅ)花金弓の娘。薛斌の婚約者。 優香 りこ
張簡斎(ちょうかんさい) 名医。 薛家に仕えていたが花家に移る。 瀬稀 ゆりと
施茵(しいん)? 夢妃 杏瑠
倚剣(いけん) 石繍雲の姉とともに薛斌に仕える。石姉妹とは幼馴染。 十碧 れいや
宋甜児(そうてんじ) 楚留香の部下。3枚目キャラ。 早乙女 わかば
大牛(たいぎゅう) 神鷹の部下 漣 レイラ
石繍雲(せきしゅううん)姉の敵討のため薛斌を狙い楚留香と出会う娘。 礼 真琴
白猫(しろねこ)神鷹の部下 紫藤 りゅう
優男ロミオとお転婆ジュリエットのたくらみを怪盗ルパンが解き明かし、ついでに姉の敵討と思いこんだお嬢さんに心惹かれつつも粋にすべての恋の絡み合った糸をほぐして大団円に持ち込む・・・というお話。
見どころその1は 勘違い敵討お嬢さんの礼真琴くんの娘役姿とアクロバティックな舞と歌声。
その2は 左明珠ねねちゃんが楚留香柚希さんと繰り広げるダイナミックな殺陣。
その3は 常に粋に、包容力を持って、快刀乱麻に2組のカップルの家の確執故の恋の障害を取り除き、なぞ解きをしつつも女性に優しい楚留香のカッコ良さ。
あとは、意外なコメディエンヌ振りを見せる早乙女わかばちゃんと期待通りの3枚目を演じる壱城さん。
意外と言えば、無骨な役の多い汐月しゅうくんがまさかの優男役者役でちらりと出たのには後で配役を知ってびっくり。誰だかわからなかったです^^;
3本立てで時間の制約が大きかったせいか、「あなたは対立するXX家から来た00の娘!」のような説明台詞が多かったのと、物語のKEYとなる礼真琴ちゃんの役の娘がやたらと察しが良く、相手が何も言っていないのに自分を思っているという前提でどんどん台詞をすすめるのが可笑しかったり・・・^^;
役者と役柄が合っていて楽しいお話しなので、是非2本立ての枠で再演してみていただきたい作品だなと思いました
グランド・レビュー
『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』
作・演出/藤井大介
[解 説]
Étoileとは、フランス語で“星”。夜空を染め上げる、悠久の美しい星の数々、その星たちが織り成し形作る星座の神話から受けたイメージをレビューで表現。美しく輝かしいキラ星たちが奏でる、美しくゴージャスなレビュー作品です。
これはほぼ大劇場公演を踏襲。
銀橋はないものの、20段の大階段が設置されて雰囲気は充分。
真風くんポジは鶴美さんや壱城さんで担当。
麻央侑希くん、礼真琴くん、十碧れいやくんの若手3人が黄色のお衣装で3カップルで歌い継ぐシーンは、2カップルに変更。礼君わかばちゃん、十碧れいやくん音羽みのりちゃんペアが新鮮。
最後は台湾の曲を歌い継ぎ、ここは観客の反応がとても良かった様子。
デュエットダンス、大劇場で赤いラメ衣装だったのが、紫のドレスと銀のタキシードに紫のフリルブラウスに代わっていて大人っぽくゴージャス感が増していました。
台湾での観客の熱狂ぶりとそれに応えてしっかりと魅力を放っている星組メンバーが頼もしく、この公演が文化交流として続くとよいな、と思ったことでした
国立中正文化中心 台北国家戯劇院公演、ということで、台北のオペラハウス級の一番の格のある劇場での公演であった・・・とのこと。
公演期間は4月6日(土)~4月14日(日)の9日間で、
日本からツアーで駆けつけたファンも大勢いましたが、地元の集客も良く、チケットは完売、台湾仕様の演目や歌も好評で、客席からは毎公演拍手と大歓声の盛りあがった公演であった・・・とか。
同じ内容を事前に中日劇場で上演していたので、観に行きたかったのですが果たせず、
17日14:30~六本木ヒルズシネマでのライブ・ビューイングにて観賞して参りました
ちなみに台湾での座席料金は SS席4,500台湾ドル、S席3,800台湾ドル、A席3,200台湾ドル、B席2,500台湾ドル、 C席1,800台湾ドル、D席1,200台湾ドルとのこと。
1ドル=3・28円ですから、1・3~5倍くらいの感覚でしょうか。
演目自体は3本立ての大劇場公演の2番目のお芝居を台湾で親しまれている物語に変更したほかは、和洋それぞれのショーは基本変わらず、ショーのフィナーレに台湾の歌を入れ、デュエットダンスのお衣装と振付を変更した・・というところ。
あとは、半分のメンバーが「南太平洋」組にまわったので、若干配役に変更が生じているのもチェックポイント。
舞踊ファンタジー
『宝塚ジャポニズム ~序破急~』
作・演出/植田紳爾
[解 説]
日本の芸能の原点、能楽の基礎の概念を取り入れ構成した日本物ショー。「和」の心、「祈り」の心、「抒」の心をテーマとし、華やかに、躍動的に、また幻想的に日本舞踊に乗せて表現します。
特別出演・・・(専科)松本悠里
真風くんポジはしーらん(壱城あずさ)が入っていました。
ミュージカル
『怪盗楚留香(そりゅうこう)外伝-花盗人(はなぬすびと)-』
古龍作「楚留香新傳」風雲時代出版社刊より
脚本・演出/小柳奈穂子
[解 説]
酒と女をこよなく愛し、冒険と正義のために盗みを働いては現場に香の匂いを留めて去る洒脱な怪盗、楚留香(そりゅうこう)。2007年にはF4のケン・チュウ主演でドラマ化され、“台湾のアルセーヌ・ルパン”とも言われる人気キャラクターの活躍を、宝塚歌劇ならではの華やかな演出でお届けします。
楚留香(そりゅうこう) 怪盗。粋人。 柚希 礼音
左明珠(さめいしゅ) 左家の娘。薛斌と密かに恋仲。勇ましい。 夢咲 ねね
*~*~*
花金弓(かきんきゅう) 薛斌の婚約者の母 万里 柚美
梁媽(りゃんま) 楚留香の部下 毬乃 ゆい
薛衣人(せついじん) 武芸で鳴らす薛家の当主。薛斌の父。 十輝 いりす
蘇蓉蓉(そようよう) 楚留香の部下 音花 ゆり
左軽候(さけいこう) 薛家と対立する左家の当主。左明珠の父。 鶴美 舞夕
薛斌(せつひん) 薛家の跡取り息子。優しい。左明珠とは恋仲。 紅 ゆずる
神鷹(しんよう) ルパン3世の銭形警部ポジ。 壱城 あずさ
杜殺(とさつ) 薛家の用心棒 海 隼人
葉盛蘭(ようせいらん) 歌舞伎の人気女形役者。小珠と密かに恋仲。 汐月 しゅう
李紅袖(りこうしゅう)? 音波 みのり
小珠(しょうじゅ)花金弓の娘。薛斌の婚約者。 優香 りこ
張簡斎(ちょうかんさい) 名医。 薛家に仕えていたが花家に移る。 瀬稀 ゆりと
施茵(しいん)? 夢妃 杏瑠
倚剣(いけん) 石繍雲の姉とともに薛斌に仕える。石姉妹とは幼馴染。 十碧 れいや
宋甜児(そうてんじ) 楚留香の部下。3枚目キャラ。 早乙女 わかば
大牛(たいぎゅう) 神鷹の部下 漣 レイラ
石繍雲(せきしゅううん)姉の敵討のため薛斌を狙い楚留香と出会う娘。 礼 真琴
白猫(しろねこ)神鷹の部下 紫藤 りゅう
優男ロミオとお転婆ジュリエットのたくらみを怪盗ルパンが解き明かし、ついでに姉の敵討と思いこんだお嬢さんに心惹かれつつも粋にすべての恋の絡み合った糸をほぐして大団円に持ち込む・・・というお話。
見どころその1は 勘違い敵討お嬢さんの礼真琴くんの娘役姿とアクロバティックな舞と歌声。
その2は 左明珠ねねちゃんが楚留香柚希さんと繰り広げるダイナミックな殺陣。
その3は 常に粋に、包容力を持って、快刀乱麻に2組のカップルの家の確執故の恋の障害を取り除き、なぞ解きをしつつも女性に優しい楚留香のカッコ良さ。
あとは、意外なコメディエンヌ振りを見せる早乙女わかばちゃんと期待通りの3枚目を演じる壱城さん。
意外と言えば、無骨な役の多い汐月しゅうくんがまさかの優男役者役でちらりと出たのには後で配役を知ってびっくり。誰だかわからなかったです^^;
3本立てで時間の制約が大きかったせいか、「あなたは対立するXX家から来た00の娘!」のような説明台詞が多かったのと、物語のKEYとなる礼真琴ちゃんの役の娘がやたらと察しが良く、相手が何も言っていないのに自分を思っているという前提でどんどん台詞をすすめるのが可笑しかったり・・・^^;
役者と役柄が合っていて楽しいお話しなので、是非2本立ての枠で再演してみていただきたい作品だなと思いました
グランド・レビュー
『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』
作・演出/藤井大介
[解 説]
Étoileとは、フランス語で“星”。夜空を染め上げる、悠久の美しい星の数々、その星たちが織り成し形作る星座の神話から受けたイメージをレビューで表現。美しく輝かしいキラ星たちが奏でる、美しくゴージャスなレビュー作品です。
これはほぼ大劇場公演を踏襲。
銀橋はないものの、20段の大階段が設置されて雰囲気は充分。
真風くんポジは鶴美さんや壱城さんで担当。
麻央侑希くん、礼真琴くん、十碧れいやくんの若手3人が黄色のお衣装で3カップルで歌い継ぐシーンは、2カップルに変更。礼君わかばちゃん、十碧れいやくん音羽みのりちゃんペアが新鮮。
最後は台湾の曲を歌い継ぎ、ここは観客の反応がとても良かった様子。
デュエットダンス、大劇場で赤いラメ衣装だったのが、紫のドレスと銀のタキシードに紫のフリルブラウスに代わっていて大人っぽくゴージャス感が増していました。
台湾での観客の熱狂ぶりとそれに応えてしっかりと魅力を放っている星組メンバーが頼もしく、この公演が文化交流として続くとよいな、と思ったことでした