小学校では春の入学式。 そして
初冬の今日、私の教会で 『入門式』
司式司祭の言葉。
「キリスト教入門として、教会では講座を開いています。 その中から、5人の方とその紹介者を紹介します。」
教鞭生活を退職なさった方。 若い青年。 長い闘病生活だったお孫さんを亡くした祖母。
御主人様であり父親であった愛する人を先日見送った母娘さん。 5人。
「皆様は何をお望みですか?」
「キリストを学びたいです。」 「神を学びたいです。」 「キリストに従って生活をしたいです。」 等等。
「入門なさった皆様、信者のみなさんの信仰に支えられて、信仰を学んでいけますように。」
「信者の皆様、紹介しました皆様と共に学んでください。」 等等。
子供達は、小学校入学から、知識と知恵を増やすために、中学や高校へと進みます。
教会入門者は、信仰と知恵を増やして、『洗礼志願式』 そして 『洗礼』へと進むのです。
式の間。
『聖書の言葉』を二つ、私は思い出しました。
『実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。』
使徒パウロのローマの信徒への手紙 10章17節
信仰というのは、信じることから始まるのではなく、信じるためには、まず、『キリストの言葉』を聞く。
『聖書』を読み、信仰の仲間から『キリストの言葉』を聞くことから、信仰が始まるのです。
『神は、かって預言者たちによって、多くのかたちで先祖に語られたが、
この終わりの時代には、御子(キリスト)によってわたしたちに語られました。』
使徒パウロのヘブライ人への手紙 1章1&2節
『聖書』は、神と人間との歴史における出会いの物語と言えるかもしれません。
聖書を読み、そして、宣べ伝える人の言葉を聞いて、人は神を知るのです。神と出会うのです。
そして。
今日は11月20日。主日。 『王であるキリスト 祭日』
『三位一体の神』 御子・キリストと聖霊と御父
『今日の入祭唱』
『ほふられた神の子羊は、力、富、知恵、威力、誉れ、栄光、そして賛美を受けるにふさわしい方です。』
ヨハネの黙示録 5-12
他者の声を聞くことから、神への信頼が生まれ、信仰が始まる。 のだというのです。
皆様
御訪問に感謝申し上げます。
過ごしやすい暖かい日曜日でしたね。 皆様はいかがお過ごしでしたか?
お人の話を聞きながら・・・お人への信頼が生まれます。 いつも真実を話す者となりたいものですね。