マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

村上春樹ワールド・・・『ドライブ・マイ・カー』・・・『その先にあるものを、僕はまだ知らない』

2022-04-02 10:00:00 | 大学。大学院。本。コンサート。ラジオ。映画。
4月2日。土曜日。晴れ。

今日は、
孫娘と映画鑑賞です。

      『ドライブ・マイ・カー』
 
  村上春樹原作    『SAAB車』  
                    確か、村上春樹氏の愛用車もSAABだったのでは?

     『その先にあるものを、僕はまだ知らない』


   主人公の舞台俳優兼演出家は、
   寡黙な女ドライバーのと出会い、
   これまで目を向けることがなかったこと、に気づかされていく。 



      私は、正に『ハルキシト』、村上春樹氏の大ファンです。
      初めて春樹に出会った『ノルウエイの森』以来・・・
      読みあさるという感じで、どの分野の本も読みます。

         どの本も難解なのが好きなのです。
         私にとって難しいのが面白いのです。
         村上春樹に挑戦をするのです。それが面白いのです。


      ※紀行文も大好きです。
       『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』
          春樹の『ウイスキー巡礼』の道をそのままに、
          ウイスキー好きでもある私は、
          アイラ島を大雪の季節に、たどりました♡♡
      ※『辺境・近境』も大好きです。
        『村上春樹の青春クリニエル 故郷・西宮=神戸を歩く』
          阪神大震で傷を受けた私は、
          震災の傷が生々しく残る兵庫県内を
           ※春樹の文章と共に歩いた。
           ※私も常連の『ピノッキオ』では、
            春樹と共に?ピザを食べました。


映画:『ドライブ・マイ・カー』は、
中学三年になる孫娘には、
まだ難しすぎたようでした。
映画の途中で、
”あれは、どういうこと?”
と、何回も聞いてきました。


      村上春樹の文章は、
      平坦で(感情表現がなく)、メタファ-(たとえ)が多く、
       ※読む人の数だけ、その『解釈』があるのでしょう。
       ※一人の人でも、読む時の年齢によって、その『解釈』が違ってくるのでしょう。


      人は、
      若い頃には『見えないもの』が、年を重ねる毎に見えてくるようになる。
      若い頃には見えない『人の心』が、年を重ねて見えてくるのです。
      年を重ねる毎に、『この世のこと』が分かるようになってくるのです。


       今日の私も、
       以前に読んだ『女子高校生の空き巣』事件を
       『ドライブ・マイ・カー』の監督の『解釈』で読むことができました。
        『その先にあるものを、私は少し知ることができました』
       目に見えない何か空気のようなものを感じることができました。
       My『ハルキスト』に、深みを加えることができましした。
                 感謝!感謝!


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様は、映画がお好きですか? どんな映画がお好きですか?
私は、まず、映画の原作本を読み、次に、原作が映画化されてその映画を観て・・・
最後に、改めて三回目、”私ならこういう風に演出するでしょうに!” 等と考えながら、
読み返すのです。楽しいですね。   お元気で!


私は、東京の娘家族の引っ越しの手伝いが、すでに13日目になります。
あと二日ほどで手伝いを終えて神戸の家に戻るつもりです。
大好きな『毎日の聖書・典礼』の分かち合いを、皆様とブログ上でできないのが残念です。
また再開しました折りにはよろしくお願いいたします。    

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