使徒・パウロの宣教の道
パウロの宣教旅行は、全部で三回。8300㎞(地球の1/4周)以上の旅でした。
第一回宣教旅行(白色線)
シリアのアンティオキアから地中海のキプロス島を通って、小アジアのアンティオキアに行き、地中海を通り、シリアのアンティオキアに戻っています。
2000km以上。
二回目の宣教旅行(水色線)
シリアのアンティオキアを出発して、小アジアの陸地を通って、イコニオム、トロアス、フィリピ、テサロニケ、コリント、エフェソス、地中海を渡って、エルサレム経由で、シリアのアンティオキアに戻っています。
一番長い距離で、3300km以上。
三回目の宣教旅行(赤色線)
二回目と同じ、シリアのアンティオキアから陸地周りで、ピシデアのアンティオキアを通り、エフェソスからトロアス、フィリピ、テサロニケ、コリントから同じ道を戻って、トロアスからは地中海方面に下り、キプロスを通ってエルサレムで終わっています。
3000㎞以上。
そして。
最後に(黄色線・ローマ移送)
3回の伝道旅行を行ったのち、エルサレムで捕縛され、裁判のためローマに送られた。
使徒パウロ
ローマ皇帝・ネロのとき、60年代後半にローマで殉教。
『今日の第一朗読 パウロの言葉』 死を覚悟したお別れの言葉です。
『神に対する悔い改めと、わたしたちの主イエスに対する信仰とを、
ユダヤ人にもギリシャ人にも力強く証ししてきたました。
わたしは、エルサレムに行きます。
そこで、どんなことがこの身に起こるか、何も分かりません。
しかし、自分の決められた道を走りとおし、
また、主イエスから頂いた、神の恵みの福音を力強く証しするという任務を果たすことができさえすれば、
この命すら決して惜しいとは思いません。
そして今、
あなたがたが皆もう二度とわたしの顔を見ることがないと分かっています。』
使徒言行録 20章17-27
パウロは、生涯、人々の間を、8300㎞(地球の1/4周)歩いて巡回して、御神を述べ伝え、
自分の決められた道を走りとおし、そして、その故に、
『福音を証しするためなら、この命すら決して惜しいとは思いません。』と言われた通り、
殉教の最期でした。
そして。
キリストも、パウロ同様に、人々の間を巡回して御国を述べ伝えました。
『今日の福音 イエスの言葉』 イエスも又、死を覚悟した最後の言葉です。
『父よ、時が来ました。
私は、行うようにとあなたが与えてくださった業を成し遂げて、
地上であなたの栄光を現しました。
人々に、わたしは御名を現しました。
わたしに与えてくださったものは皆、あなたからのものであることを、
今、彼らは知っています。
彼らは世に残りますが、わたしは身元に参ります。』 ヨハネ福音書 17章1-11
イエスも、生涯、人々の間を巡回して、御神を述べ伝え、
行うようにと神が与えてくださった業を成し遂げ、そして、それ故に、
『友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない』ヨハネ15-13と言われた通り、
人類のために十字架上で殉教の最期でした。
イエスとパウロは共に・・・
その生涯は、『なすべきことを成し遂げました』と、幸せな生涯でした。
人の生涯は・・・
終わりに、『なすべきことを成し遂げました』と言えたら、最高に幸せな人生でしょうね!
自分の成すべきことが見つけられたら、そして それを成し遂げるためなら、
地球の1/4を歩くことも、命を捧げることも、いとわなくなる。ということですね。
『真の幸せ』ということは、そういうことですね。
『熊本地震』の被害に遭われている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様は、生涯かけてやりとおそうとお考えの『大事』をお持ちですか?
今日の徒歩・10402歩。
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