変な表現で恥ずかしいのだが、私は虹の根っこが気になっていた。といっても、随分前の話で、小学校とか、幼稚園の時代だと思う。
虹を見ると、虹の根っこ?麓は一体どうなっているのだろうと、思えて、見たくてしょうがなかった。車輪の小さな自転車を、虹の方向に合わせて、一生懸命、消える前にとペダルを踏んだ。でも、どんな方向に走っても、虹は正面に見えたような気がする。
長年の夢を果たせた。ナイヤガラの滝には美しい虹がかかっていた。それも、半円。きちんと、起点終点がある、半円。私は、滝の雄大さ、美しさもさることながら、虹の根っこを見た!感動で、胸が震えた。幼い頃の事を、突然思い出すのだから、後で考えると可笑しかった。
カナダ側から滝を見た後、国境を越えて、US側からも滝を見た。あっちも、こっちも見てみると、面白い。趣も、駐車料金も違う。
一回越えた国境を、ちょっと見てみたかったから・・・・とは、恐ろしくて言えなくて、そのまま遠回りと知りながら、自宅に向った。(実はカナダ側から帰る方がデトロイトには近い)
ヒューロン湖から入り、オンタリオ湖側を走り、エリー湖側からへと走ったことになる。本当に美しい眺めだった。ミシガン州~カナダ~ペンシルベニア州~オハイオ州~インディアナ州~ミシガン州と渡ったことになる。
証拠写真 中央仲良し三人 左から 筆者 息子 姪