英語だけではなく、日本語でもそうだが、一つの単語が複数の意味を持っている。patient、ちょっとこれにも驚いた。私が知っている意味は、患者。のみ。
当地では、ホームスクールというものがある。親が教師としての認可を取って、自宅で子供を教育するシステム。どこで、誰に、認可をもらうのか、どんな適正が必要かは、わらない。要は、あんまり深くその制度を知らない。
アメリカ人の友人と雑談をしていた時、ホームスクールの話になった。知的な友人に(なんせ、私に理解させるために、幾通りも英語表現を変えられるし、イディオムを単語に区切ってゆっくり喋ることも出来る)、やらないの?あなたは?と、聞いて見た。その時彼女が、私には patient が、無いから無理だ!と表現した。え???なんで、患者が必要なのか?混乱する私。他の表現はないかと、二人であれこれ努力をしたが、無理だった。家に帰って辞書を引いてみてわかった、忍耐強い(形容詞)忍耐(名詞)。そういう意味もあるんだ!
あんまり印象が深かったので、この言葉だけはしっかり覚えた。日本語だと語源とかあるけど、患者と忍耐力関係があるのかな???と、考えてみる。
話もどして、子供達を教えるのに忍耐力、まったくそうだ。必要だ。不可欠だ。と、私も考える。声を出す前に、踏みとどまる、忍耐力。待つことできる忍耐かな。私には・・・・・残念ながら、大きく欠如しているかもしれない。ころばぬずっと前から、杖を差し出す準備をしてしまう。準備万端。人の人生を先の先まで考えてあげる親切心(虚栄心でない事を祈りたい)を多く持つ。
でも、転ばない人間なんてないのだから、きちんと転んだ方がいいのだろう。その兼ね合いが難しい。いつ杖を出すか、どんな杖がいいのか・・・・
一歩下がって生徒のやる気をそがず と 話してくれた先生もいる。待てる人には、なんとも言えない力があるように感じる。