今月一ヶ月テニスのコーチが変わった。
白内障の手術を受けられるコーチのピンチヒッター。背が高く、物腰も柔らかく・・・
私と同年代かな。若くはないが動けそうな感じ。
このコーチの特徴は非常に理論的であること。説明はわかりやすく、テニスの指導もすんなり気持ちと頭の両方に収まる。技術として手足が動くこと以外はすべてがスムーズに進む。特にアメリカでテニスを始めて、ほとんど技術指導のないまま、それ~やってみて!!と、テニスが始まった私には目からウロコガボロボロと落ちていく感じがする。
実際、周りのテニスメイトがいうに、あなたが一番このコーチになって上達したよ・・・だって。つまりその前まで、同メイトたちは、私のテニスが???と、思っていたに違いないのだが、口に出さなかったようだ。まあ、出せないよなあ。
私も自分でも驚くくらい、ボレーが楽になってきた。ストロークも安定してきたらしい。
コーチの存在は大きい。その影響力ははかり知れない。
料金の安さもあって(2500円/月)いつも、誰かがずる休みしていたが、なんとこの一ヶ月は皆が皆勤賞。用事があっても、たとえ20分だけでも、参加するからね。
私もなるべくその曜日には予定を入れなかった。普通なら、いいよ~と、テニスがあることをわかっていても予定を入れていたが・・・。
そして、ブーメランが登場する。もしかして、私は学生達にとって、どっちのコーチなのだろうか・・・・と。
先週は始めて期末の慌しさを経験した。試験もつくり、採点し、コメントも書いて、成績表を作った。今までは、テストの度に、先生は気楽でいいなあ~生徒が苦しんでいるのを楽しんでいるのだろう~くらいに思っていた。
そうではなかった。テストを作る苦しさ、重圧、想像以上だった。採点もまた、気持ちは揺れるし、生徒の顔が浮かぶし・・・。
物事表裏一体。すべてのことがブーメランだと思う昨今であります。
また、他方、こんな貴重な経験をしている自分がいて、本当に森羅万象に感謝したい。帰国して半年で・・・ありがとうございます。
本当に素敵な一年になりました。