私は、恥ずかしいことに、自分が「災害時通訳ボランティア(英語)」に登録していることを思い出したのは、震災後二週間くらいたってからだった。
テレビのニュースを見ていた。海外の医療チームが宮城県に来てくれた という内容だった。英語でのやりとりがうまくいってないような・・・通訳がいればいいのに!!・・・そういえば、私は通訳に登録していた!と初めて思いだしたのだった。
震災後、自分たちの生活をどう確保するかに一生懸命で、ボランティアのことは吹っ飛んでいた。恥ずかしい・・今から何かできるだろうか・・と、考えてもみたが、ナス術をみつける努力をしなかった。
今日、生活に潤いを!と、お花を庭に植えていたら、携帯電話が鳴った。思いがけず通訳の要請だった。
英語はそんなに得意ではない。が、サバイバルイングリッシュでいいのであれば、なんとかなるだろう。(そう、信じたい)
米軍が提供してくれる入浴サービスに通訳がいなくて困っているらしい。私は二つ返事で了承した。場所は東松島町。片道、車で1時間以上かかるだろう。公共交通機関はなにもなく、自家用車で向かうことになるらしい。
学校も始まる。来週月曜から、授業が始まる。
さあ、始動だ。いつまでも、震災を理由にぼーっとしている訳にもいかない。