最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

平成中村座小倉城公演 観劇

2019-11-20 | 福岡
小倉城天守閣再建60周年と、博多座20周年の特別企画として開催されている、平成中村座小倉城公演を観てきました。


江戸の芝居小屋のような趣のある「平成中村座」が九州初上陸です。
なかなか入手できない人気のチケットを友人が取ってくれました。
演目は、昼の部「神霊矢口渡」「お祭り」「恋飛脚大和往来 封印切」です。


開幕してからは写真撮影禁止なので、ここからの写真は、10月27日に行われた「お練り」のときに撮ったものです。
みなさんの凜とした表情を間近で見ることができました。


出発前の挨拶を終えて、人力車に移動です。
中村獅童さんは目力がありますね。
「恋飛脚大和往来 封印切」での勘九郎さんとの長丁場のやりとりは見応えがありました。


中村勘九郎さん。お練りのときの挨拶も、「封印切」の演技も「お祭り」の踊りもさすがでした。


坂東彌十郎さんの、ふくふくしいお顔。
「神霊矢口渡」の、強欲で身勝手な渡し守頓兵衛役もすごく好きでした。


お練りで、出演者が勢揃いする小倉井筒屋前に移動すると、こんなに人が集まっていました。


ぴりっと締まった坂東彌十郎さんの挨拶。


中村七之助さんは、晴天だったにもかかわらず、「お足もとが悪いなか……」と言って、その場を和ませていました。
「神霊矢口渡」のお舟も、「封印切」の梅川も、それは美しかったです。
片岡亀蔵さんの笑顔も素適ですね。


舞台は、ある場面で、背後の壁ががどんと開く大きな仕掛けがあります。
小倉城と周囲の紅葉が見えたときは感激しました。
通し狂言「小笠原騒動」は、小倉藩のお家騒動をもとにした芝居ですが、夜の部を見た友人が、どれほどすばらしかったかを興奮して話してくれました。
チケットは完売ですが、当日の立ち見席なら、並べばなんとかなるかもしれません。
ただ、かなり長時間並ばないと無理のようですが……。
平成中村座名物、20軒長屋の写真も撮ってきましたので、次回、紹介したいと思います。



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