イギリスのライトウェイトスポーツカーの原点ともいえるスーパーセブン。
チャップマンが学生時代に設計したといわれるローターススーパーセブンがまさに”原点”だと思います。
ライトウェイトとは、走りに対する無駄な部分をなるべく排除した、走る原型的な車をいうのだと思うのです。
”軽い車”という単純なものではなく、走りに対する熱意が見えてきます。
私たち兄弟は、このイギリスのスポーツカーが大好きで、昔は互いにクラシックMINIをレストアしたり、エンジンチューニングを楽しんだ
り、イギリスにも渡って各所のショップにも行きました。
イギリス・コベントリーのポールマティーさんの処にも行ってスーパーセブンを購入し、日本に輸入もしました。
その車はまだ当社ユーザー様が大事に乗られています。
もう25年くらい前のずいぶん昔の話です。
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さて、最近1995年式のスーパーセブンが入庫しました。
エンジンからはオイル漏れがあちこちから発生。オイルパンも強かに打ち付けられていますので、一度エンジンを下してリフレッシュしま
しょうかとのご提案に快諾頂き、いざ作業です。
エンジンは上から抜き出します。
まぁ、うまいことスペースが取られていて、ギリギリですが抜けるようになっています。
ボコボコのオイルパン。
何度もヒットしています。 これはきついなぁ。
各部をリフレッシュして搭載。
今回はエンジンOHまでは行きませんので、仕事も早い。
しかし、これからまだまだ走れるコンディションに仕上げました。
OHVのエンジンは今の時代には見ることはまずありません。こうしたクラシックスポーツカーが楽しめるのはいつまで続けられるもので
しょうか?
今日はWEBERをOHして、ファイヤーの予定です。