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RAPID モジュールの性能効果

2018年10月04日 | Weblog

 

RAPID MX5を2018年8月下旬から販売を開始いたしまして、記念SALEと企画した10%OFFが9月末で終了。

お陰様で予想を大きく超える販売結果となりました。

今月、緊急空輸をイタリア本社に依頼を掛けたところで、欠品の事態は避けられそうです。

ユーザー様に於いては、慌ててご購入されなくても、しばらくは供給は安定すると思います。

大変多くのお問合せ、ご購入、取り付け作業のご依頼を頂きまして、感謝であります。

有難うございます。

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ラピッドは、手軽な装着、必要にして十分な性能、(RAPIDの基本性能は純正ECUを超えるスペック)、お求め頂きやすい価格、多くのユーザー様の仕様に応える事ができる機能。

一言で言えば、FIT感だと思います。

フルコンは、純正ECUを取り外して、その代わりに取り付けをします。

中身は、経験豊かなプロメカが設備を駆使して作り上げるデーターに大きく依存します。

宝にもなるし、ゴミにもなりかねない。

フルコン単品価格も安くはありませんし、作業におけるセッティング費用もダイノを使って入念に行えば、当然ながら高額工賃となります。

しかし、ほとんどのユーザー様は、エアクリ、たこ足、スポキャタ、マフラー、他Fカム程度の優しいスペック。

だから、疑問には感じていたけど純正ECUのままでここまで来ました。

、、、 こんな感じ?

で、壊れない、みんなも同じ。。。だからそのまま。。。。これが現状。

この中途半端感を何とかしたい、っと昔から考えていたのですが、これを手軽に解消するディバイスがまさしく ”RAPID”なのです。

壊れない・・ホントですか?

峠や走行会で走った後にプラグを点検してみてください。 真っ白になっていません?

ぜんぜん燃料足りていません。。と直ぐに分かるはずです。

殆どの車両が燃調が合っていません。 主に薄く(リーン)にずれています。

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 前置きが長くなりまたが、じゃぁグラフで。

M2-1001

最下部のグラフがAF。青い線がノーマル。
ずーっと13後半から14辺り。 かなり薄いのです。

M2専用のピストン(圧縮UP)と専用のカム、そして専用のECU。
排気系も専用スペックです。

これが主だった1001スペック

低速のトルクが薄いです。 Rapidで低速域は改善されています。

 

 

 ↑

NA6・B6にMAHLE80.5mmのスペック。
排気量が上がって、当然燃料が足りません。

普通ならフルコン制御に切り替えか・・なのですがここはRAPIDで修正。
足りない燃調もしっかりアジャストです。

パワーも出ています。 

もうちょっと上がありますが、組んだばかりなんでやめときましょう。

 

 ↑

気になるNA8 M2-1028。

M2-1001同様に様々な28専用スペック仕様。

低速域がどうしても薄めです。 4500rpm辺りまでは薄さが目立ちますが、これはほぼ実用域の範囲で、大事な回転域。

 

 

 

 ↑

NB8-Sr2 (VVT)にF-カムを入れました。

そしてRAPIDで制御。

やっぱり、特に低速域の薄さが目立ちます。

全体的にトルクが一枚厚くなり、7000rpmからもう一声の余力を吐き出す感じです。

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ご理解に誤解が無い様にお願いしたい点は、

1)
パワーUPの為のディバイスではありません。

エンジン、あるいはそのパーツの性能を発揮させる為のもので、”適正化”を目的としたセッティングに使うのが本来の姿。

ターボの過給を上げる様な顕著なものではないのです。

だから、これ付けると”何馬力UP?”はお答えできないことになります。

2)
純正ECUの制御を基本としています。
アクセル開度x回転数のMAPを細かに枠付して、純正ECUデーターに対して+-をさせることでMAPを作ります。

(注) 今日現在ではMAP作製権限はMARUHAのみです。

フルコンで上手くセッティングが出ていない場合の”データーを外す”と言った事はありません。

今まで純正ECUのままで走られていたのですから、RAPIDでなにか壊れる・・と言った事態はほぼ考えられないのです。

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う~んん??  アレ??

この内容って、まさしく俺の愛車の話ですか??って事にお気づきになられると思います。

その通りで、RAPIDの有効性は、多くのロードスターNA/NBに対してご提案できる機能・性能なのです。

是非、ご検討をお願いいたします。


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