ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の桜の名所の龍岡城のサクラは葉ザクラになっています

2013年04月28日 | 旅行
 長野県佐久市の南側にある田口という山あいの入り口にある龍岡城(たつおかじょう)は、佐久市の桜の名所の一つです。龍岡城はJR小海線の臼田駅から東側に入った辺りにあります(旧臼田町です)。

 この龍岡城は通称“龍岡城五稜郭”と呼ばれ、函館市の五稜郭とともに日本に二つしかない五つの稜が星形に突き出た擬洋式城郭です。幕末時代に、洋学の建築知識を積極的に取り入れた結果だそうです。

 五角形を基本とした幾何学形状のお堀にソメイヨシノ(染井吉野)の並木が植えられており、満開の時は花がお堀に映えてきれいです。残念ながら、もう葉桜になっています。





 五角形を基本とするお堀ですが、その途中に軍事用の小さな凹凸が設けられています。



 この龍岡城は江戸時代幕末の慶応3年(1867年)に建てられました。三河奥殿藩の藩主だった松平乗謨(まつだいらのりかた))は、洋式築城での設計を幕府に届け出て許可を得たそうです。1864年(元治元年)に築城を開始し、完成前に明治維新を迎えてしまいます。

 この龍岡城は堀も狭く、砲台も西方に一基しか備えていないために実戦には耐えられないとみられているそうです。現在の城跡には佐久市立田口小学校が建っています。

 龍岡城の近くに新海三社神社(しんかいさんしゃじんじゃ)という神社があります。佐久地方開拓の祖神といわれる興波岐命(おきはぎのみこと)を祀る東本社などの三つの神社で構成されている神社です。巨木のスギ林(杉林)に囲まれています。

 東本社の背後に三重の塔が建っていて、そのすぐ近くに見事なシダレザクラの木があります。残念ながら、このシダレザクラの木も葉桜になっていました



 三重の塔の横に植えられたソメイヨシノの木も葉ザクラになっています。



 桜前線は長野県の東側にある佐久市を過ぎて北に向かっているようです。