ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市桜区の桜草公園では、サクラソウの花が咲き始めています

2013年04月05日 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区の荒川沿いに広がる秋ケ瀬公園の一番下流側(南南東側)にある、桜草公園に行ってきました。このブログの3月20日編で、アマナの花が咲き始めていると、ご報告してから約2週間経っています。

 桜草公園では、背景にあるソメイヨシノの木々が満開になり、花びらを少し散らし始めています。



 この満開のソメイヨシノの花を求めて、先週は花見客で賑わったようです(向かって右側にある芝生部分で花見ができます)。

 桜草公園の草原部分は、緑色の葉が茂り、黄色みがかった小さな花を咲かせるノウルシが覆っています。



 ここでは地面一面を覆うほど勢いのあるノウルシですが、このノウルシも絶滅危惧種(レッドデータブックに記載)です。

 ノウルシが草原で茂る中で、ニホンサクラソウ(日本桜草)も負けじと葉を出し、濃いピンク色の花を咲かせ始めています。







 ノウルシが成長して背丈が大きくなり、ニホンサクラソウの葉や花が日陰になる前に、ニホンサクラソウは受精してタネをつける準備を済ませることになります。

 実は、ヨシまたはアシと呼ばれるイネ科ヨシ属の多年草も、ノウルシやサクラソウのすぐ近くで芽吹いています。このヨシまたはアシと呼ばれる多年草は、5月ごろには背丈が1メートル以上に伸び、草原を覆います。この多年草が草原を覆う前に、ノウルシやニホンサクラソウは受粉しタネをつけ、来春に備えることが重要になります。

 今年はサクラのソメイヨシノの満開が早かったように、ニホンサクラソウの開花も少し早いようです(ソメイヨシノの花と連動しているかどうかは自然科学面では分かりません)。

 例年だと4月10日過ぎにニホンサクラソウの花が見ごろになります。もうすぐ、可憐なニホンサクラソウが群生して花を咲かせているのを見るために、多くの方が桜草公園に来場します。桜草公園はニホンサクラソウの自生地として、国の天然記念物に指定されて保護されています。