40%の支持率でも:
週刊新潮に医師の里見清一氏が連載しておられる「医の中の蛙」というコラムに興味深い記述を発見した。今週の見出しは「ポピュリズムという病」となっており、独特の視点でポピュリズムを語っておられた。
里見氏は「ポピュリズムが多数決を原則とする民主主義というシステムの致命的な欠陥とも思える」という点を指摘しておられた。その辺りを簡単に要約してしまえば「必ずしも過半数ではなく40%のくらいの支持層があれば政権を維持できる」と語っておられた。「それは最近の傾向としてポピュリストは全体の人気取り(例えばバラマキ)ではなく、自分の岩盤の支持層にのみ受けることをやるようである」と言っておられた。
その例として里見氏は「トランプ政権の専売特許ではなくジョンソン首相や韓国の大統領もそうだし、またトルコのエルドアン大統領はイスラム層の支持を固めるため博物館となっていたアヤソフィアをモスクに変更してしまった」と述べておられた。私は何度かトランプ大統領は屡々その岩盤の支持層とされるラストベルトの労働者階層やプーアホワイト以下の層に向けての強烈な発言が多いのだと指摘して来た。その支持層は40%を占めているのだ。
トランプ大統領がその支持層に語りかけられるときには、彼等にとって分かりやすいような言葉遣いであるのも印象的だ。私はそれをポピュリズムと言うかどうかまでは知らないが、少なくとも支持層には自分の主張を理解して貰わなければならないと意識しておられるのだろうと思っている。トランプ氏は明らかに言葉を使い分けておられる。それが証拠に、本日の指名受託演説の最初の方だけ聞けたが、明らかに格調高く支持層に語りかけておられるときは違っており、如何にもアメリカ合衆国の大統領らしさが十分に出ていた。
その里見氏の指摘にあった通りで、韓国の文在寅大統領は反日を標榜していれば、彼の支持層である進歩派(=左派)の支持を確保できるという方針で臨んでいるようだ。であるから、先頃の選挙でも与党の「共に民主党」が勝利したのだと思っている。しかし、文在寅大統領はそれだけでは飽き足らず「親日派の墓を暴く」という挙に出たようである。事がそこまでに至れば、最早ポピュリズムの域をを通り越して、単なる反日派の頭目でしかないと言いたくなる。誠に困った隣国の指導者ではないか。我が国にとってより大きな問題は、他の隣国には全体主義の指導者がいることだ。
週刊新潮に医師の里見清一氏が連載しておられる「医の中の蛙」というコラムに興味深い記述を発見した。今週の見出しは「ポピュリズムという病」となっており、独特の視点でポピュリズムを語っておられた。
里見氏は「ポピュリズムが多数決を原則とする民主主義というシステムの致命的な欠陥とも思える」という点を指摘しておられた。その辺りを簡単に要約してしまえば「必ずしも過半数ではなく40%のくらいの支持層があれば政権を維持できる」と語っておられた。「それは最近の傾向としてポピュリストは全体の人気取り(例えばバラマキ)ではなく、自分の岩盤の支持層にのみ受けることをやるようである」と言っておられた。
その例として里見氏は「トランプ政権の専売特許ではなくジョンソン首相や韓国の大統領もそうだし、またトルコのエルドアン大統領はイスラム層の支持を固めるため博物館となっていたアヤソフィアをモスクに変更してしまった」と述べておられた。私は何度かトランプ大統領は屡々その岩盤の支持層とされるラストベルトの労働者階層やプーアホワイト以下の層に向けての強烈な発言が多いのだと指摘して来た。その支持層は40%を占めているのだ。
トランプ大統領がその支持層に語りかけられるときには、彼等にとって分かりやすいような言葉遣いであるのも印象的だ。私はそれをポピュリズムと言うかどうかまでは知らないが、少なくとも支持層には自分の主張を理解して貰わなければならないと意識しておられるのだろうと思っている。トランプ氏は明らかに言葉を使い分けておられる。それが証拠に、本日の指名受託演説の最初の方だけ聞けたが、明らかに格調高く支持層に語りかけておられるときは違っており、如何にもアメリカ合衆国の大統領らしさが十分に出ていた。
その里見氏の指摘にあった通りで、韓国の文在寅大統領は反日を標榜していれば、彼の支持層である進歩派(=左派)の支持を確保できるという方針で臨んでいるようだ。であるから、先頃の選挙でも与党の「共に民主党」が勝利したのだと思っている。しかし、文在寅大統領はそれだけでは飽き足らず「親日派の墓を暴く」という挙に出たようである。事がそこまでに至れば、最早ポピュリズムの域をを通り越して、単なる反日派の頭目でしかないと言いたくなる。誠に困った隣国の指導者ではないか。我が国にとってより大きな問題は、他の隣国には全体主義の指導者がいることだ。