我が国の新型コロナウイルス制圧対策は成果を挙げている:
正直に言って、これまでに西村康稔大臣と加藤勝信厚労相の新型コロナウイルス制圧対策を、「責任回避」だの何のと批判し続けて来たことを反省している。そういう理由の一つは、先日採り上げた我が国の感染者数や死者の数をアメリカの知り合いにも流しておいたところ「日本は我が国と比較すれば、遙かに立派にウイルスを制御しているではないか」との賞賛の言葉が返ってきていたことにある。事実、我が国の感染者は6万人台に入ったとは言え、アメリカの574万人と比較すれば100分の1に近く、死者数に至ってはアメリカは15万人で我が国は1,000人台である。
私もこれほど我が国とアメリカの間には実績に開きがあることは勿論承知していた。それだけに世論調査で安倍内閣のウイルス対策を評価しないというのが60%を超えていたのは不可思議な現象だと思って見ていた。しかしながら、西村康稔大臣と加藤勝信厚労相を何のかんのと言って批判し始めてしまったので、今更引っ込みがつかなくなっていたので、相変わらず責任回避だのお利口さんなどと悪口雑言を続けていたことには、本当に忸怩たるものがあるのだ。本音を言えば「大いに反省せねばなるまい」という所だ。
もう一つ反省しておけば、マスコミ論調にも乗せられたというよりも、勝手に自分の都合で乗っかってしまったのだと言う点がある。何故あのお二方を批判するようになったかを考えて見るに、あのウイルスに対峙する姿勢に「眦を決して事に当たる」とか「何としても自分が責任を持って制圧してみせる」というような断固たる決意の表明がなく、余りにも淡々と事務的にこなしておられる辺りにあるのかと思う。換言すれば「難局に当たっている」という悲壮感が出ていないように思えたからだ。何れにせよ、反省してお詫びせねばなるまいかと考えている。