新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

またもや事実上の更迭とは情けない

2022-11-21 07:36:50 | コラム
岸田文雄内閣総理大臣の優柔不断を非難して済むことか:

またまた報道機関が世論調査をして、内閣支持率が下がったと嬉々として報じているではないか。

「だから言ったじゃないか」と言いたくもなる、実質的には私が言い続けた「野垂れ死に」である寺田稔総務大臣の辞任である。週刊文春の記事を読んだ瞬間に「速やかに対応しなければ、またもや岸田内閣の閣僚・寺田総務大臣の野垂れ死にの危険性が待っている」と感じたのが私だけではなかったと思いたいのだ。同時に、毎度のことだが、彼ら自身に満足な調査能力がなく、週刊文春の記事に基づいて内閣を責め立てる野党も極めてみっともない有様だと言いたい。

事がここまで来ると、岸田文雄という方の「危機管理能力」と「危機対応力」に、あらためて本格的に疑問を抱かざるを得ない。過去の実例からして週刊文春他の告発記事を根拠にしたマスコミの背後からの援護射撃に遭って実質的更迭である辞任に追い込まれた閣僚が何人いたかということだ。ご自身で任命された閣僚を庇い立てされたい心情は理解できないこともないが、それでは事の本質を見損なっているとお気付きではないのが、心底情けないのだ。

岸田総理には猛省以上の反省を促したい。「任命責任がどうの」と言って会見で謝れば済む問題ではないと思う。

寺田氏の後任はあの民主党政権の外務大臣だった松本剛明氏である。松本氏の家系と学歴を拝見すると、さぞかし立派な方だろうと思う。総理も松本氏も週刊文春の標的にならないように、今後の振る舞いには細心の注意を払って頂きたいものだ。勿論、所謂「身体検査」は万全だったのだろうな。こういう問題で、この国の内外に重要な課題が目白押しの時期に、国政を停滞させられるような事案の発生はもう避けて欲しい。直ぐ隣に手くすね引いて待っている国があるのだから。