新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月14日 その2 京都大学教授が吠えた

2024-12-14 15:27:19 | コラム
“石破茂は「玉木減税」を潰す気なのか”と:

本14日の昼前に、何気なくこのテレビ東京の「東京ホンマモン教室」という番組にチャンネルを合わせた。藤井聡京都大学教授は何時も何ものを批判も非難も怖れずにズバリと言われるので、今回も上記のような興味を持たせる題名に惹かれて聞き入っていた。

内容は将にこの通りで、藤井教授は「鈴木俊一政調会長と加藤勝信財務大臣が『プライマリーバランス(=財政的収支)を守っていく為には7~8兆円の財源を失うことは出来ない』と異口同音に言われたのは、石破首相の減税はしないとの強固な意思表示を示している事に他ならない」と、彼独特の聞き慣れた関西弁でまくし立てられた。即ち、減税せよと要求する玉木潰しだと言うのだ。

教授は更に「もしも何か減税をするのならば、他のところで増税して帳尻を合わせるだろうから、103万円の壁を引き上げても余り意味がない。また石破首相が令和7年の予算審議に入れると言っていることは、「譬え引き上げが決まっても、8年度からのことだから、実質的には減税はしないと言っているに等しい」と手厳しかった。

話はトランプ次期大統領の関税増税政策に飛ぶが、トランプ氏は関税増税分の増収を財源として景気振興策やお得意のジャブ(雇用と訳すのは誤り)増加策に充てる意図があるとも解釈しているので、103万円の壁を引き上げる為には強力な代替の財源が必要になるのだと私にも解る。石破内閣には変えるべき財源が確保できていない模様だ。

要するに「プライマリーバランスを守ると言う以上、減税はしない」のだそうで「玉木雄一郎氏には頑張って貰わねばならない」とも言われた。また、玉木氏が178円を譲る気はないと主張しているのに「123万円を提示させて頂きました、何処にグリーがあるのか見えない」と表明された宮沢洋一自民党税制調査会長の言動も皮肉っておられた。私が考えても「グリーンは178万円では」と見えるのだから。

藤井教授は「このまま何らの手を打たずにいれば、我が国はアジアでも経済小国に陥ってしまう。トランプ前大統領は500億ドルの財政出動をしてアメリカの景気を立て直し、バイデン大統領ですら追随した点を考えよ」ときついことまで言われた。聞いている方は、果たして教授の主張が適確か否かの判断など出来ないが、聞いている分には痛快で面白いのは間違いない。

このような批判と言うべきか、苦言とも聞こえるような提案が、建設的な意見具申なのか否かは、浅学非才の当方には解る訳もない。だが、石破首相の耳に届けば、何らかの形で政策に影響を与えるのかもしれない気もする。藤井教授は「プライマリーバランスを重要視して小さく纏まっていては、我が国の現在の衰退気味の流れが好転しない」と強調していたのだろ解釈した。

何故中国民は嫌いな国に来るのか?

2024-12-14 07:10:15 | コラム
12月13日には「日本語を話さない方が」と警告が発せられた:

つい先日、産経新聞が中国の対日感情の悪化の状況を下記のように報じていた。

“日本の民間非営利団体「言論NPO」と中国国際伝播(でんぱ)集団は2日、日中両国で実施した共同世論調査の結果を発表した。相手国への印象について「良くない」「どちらかといえば良くない」と答えた中国人は前年比24・8ポイント増の87・7%で、対日感情が急激に悪化した。”

という嫌日の状況で、日本が良いと思っている人は100人中に12人しかいないことになる。そういう状態では、13日の疑惑の南京事件の日には在中国の日本大使館から在留の同胞に「外出しても日本語で話さないように」との注意まで出ていたそうだ。中国の反日(嫌日?)教育の成果だろうかと思って受け止めた。

だが、ここ東京都新宿区百人町に住んでいると「一寸待ってくれ」と声を大にして言いたくなる。それは、これまでに何回も繰り返し指摘してきたことで、JRの新大久保駅と高田馬場駅の間を歩けば、何百人もの中国人の老若男女が何の屈託も心配事もない表情で楽しく語り合っている光景に会うかという事。新大久保駅の周辺には中国人にしか読めない看板を掲げる中国料理店が増えた。

こういう現象に対する私の率直且つ純情な疑問はといえば「87.7%もの国民が嫌っている怪しからん国に、何故これほど多くの若者を中心にした中国人が、単に短期間の旅行に来ているのではなく、住み着いているのか」という事。特に青年どもの表情にはまかり間違っても秘密警察に拘束されない安心感、日本国内では自由を謳歌できる状況を楽しんでいるようにしか見えない。

ここ新宿区には住民登録がある外国人が47,000~48,000人も住んでいて、その中でも中国人が最も多いのだ。繰り返して言うが「何故、嫌いだという人が圧倒的に多い国に、大挙して居住しに来るのか」なのだ。さらに念を押せば「嫌いな国の大学なのに、何故東京大学に大勢で留学するのか」も訊いてみたい気がする。

マスコミは世論調査の結果だけを如何にも大事のように報じるのではなく、楽しげに大久保通りを闊歩している連中に「Youは何しに嫌いな日本へ」と尋ねて、その理由を報道しないのかと思う。いや、私は好奇心に駆られてその訳を知りたくて堪らないのだ。